中学生活最後の学年末試験中のこと。

翌日、保健の筆記テストがあるという長女。






さっきからテキスト片手に、ぶつくさ言ってる。

どうも、応急手当のやり方を覚えているようだ。






只今、時刻は深夜2時過ぎ。


毎度懲りずの一夜漬けも、

睡魔との戦いを避けられぬ時間を迎えていた。


「だから、前もってやっておけばよかったじゃん」

と言いかけて・・・母は思った。





こーゆーことは、頭で暗記するよりも、

体を使った方が覚えられるもんじゃない?


というわけで、やってみることにした。



『深夜2時 母と娘の応急手当劇場』



まずは、そうね・・・


ママは潤君とのデートに向かっているって設定で・・・

場所は? やっぱり

恵比寿ガ―デンプレイス時計広場かしら?






「オレ様潤君を怒らせてはいけないって、

ママは猛ダッシュで走っていたのね。でね・・・」


ところが、すぐに長女に怒られちゃったわ。





えっ? 試験までに時間がないって?

ごめん、ごめん。いつもの癖で・・・つい・・・


わかったわ!

手短にやるから!(←手短でもやるんか?)


息を切らしながら走っていたら、

突然! 胸が苦しくなって・・・





はい、やっと倒れました!!


さぁ、ぺーちゃん、ここからはしっかり!

人が目の前で倒れたら、どうするの?


①反応の確認






交通事故の場合は、体をゆすったり、

首を大きく動かさないようにする



②大声で叫び応援を呼ぶ





③119番通報してAEDを手配する


協力者がいない場合は、

まず自分で119番通報を行う。

小児、乳児の場合も同じ



④呼吸をみる





胸と腹部が動いてなければ、

呼吸が止まっていると判断。


⑤胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行う



長女が心臓マッサージを始めたのだけど・・・

なんか手を置く位置がおかしいくないか?






ちょっと! 失礼じゃない?

ママの乳頭は、もっともっと上だわよ!!


あっ、見栄張ってごめん、

気持ちもう少し上あたりかと・・・。


でもさ、それ、おかしくない?

乳頭と乳頭の間って・・・


じゃ、なに? おばあさんなんか・・・






胃の上押すことになったりしない?


そう言うと、長女、しばらくノートを眺め・・・






でしょ? ほら!!

乳頭と乳頭の間なんて、おかしいと思ったわ。

性別、年齢によって全然違うじゃん!



胸骨マッサージ


強く(成人は少なくとも5センチ、小児は胸の3分の1)

速く(少なくとも100回/分)

絶え間なく(中断を最小限にする)






⑥人工呼吸を行う



胸骨圧迫を30回つづけたら、気道を確保して、

人工呼吸を行う

人工呼吸と聞いて、思わず身構える私よ。


ところが・・・






人工呼吸、あっさりスル―?

形だけでも、一応しといたほうがいいんじゃない?


すると、長女は





長女には躊躇われ、飛ばされた人工呼吸だけど、

皆さんには、ここできちんと学んでもらいたいので書くわ。


(1)気道確保






(2)人工呼吸







⑦胸骨圧迫と人工呼吸の繰り返し





人工呼吸省略の場合は、ひたすら胸骨圧迫を



⑧AEDが到着したら、電源を入れ、電極パッドを装着


ところで、AEDなんか、ぺーちゃん使えるの?






そう言えば、聞いたことあるわ!


(1)電源を入れる


AEDの蓋を開け、電源ボタンを押す

蓋を開けると自動的に電源が入る機種もある


(2)電極パッドを貼る


ここで、ふっとある疑問が頭をよぎる。






長女は調べ始めた。そして・・・






ママ、あった!! これよ!これ

と見せてくれた画面が↓!






ママ、どうやら

毛でパッドが浮かないように貼ればいいんだって!


あっ、こっちは、毛を取るために、

一度パッドを貼りつけて、思い切り剥がしてから、

予備パッドを使用しろって!


疑問に思ったことは、その場で調べる!

ぺーちゃん、素晴らしいわ!

(普段、なかなかしないけど)


(3)心電図の解析


パッドを貼ると、自動的に心電図の解析が始まる



(4)電気ショックと心肺蘇生の再開


「電気ショックが必要です」のメッセ―ジが流れたら






傷病者に触れないことを確認して






「ショックは不要です」

のメッセージが流れたら、心肺蘇生を繰り返す


(5)心肺蘇生とAEDの手順の繰り返し


電気ショック→胸骨圧迫から心肺蘇生の再開

AEDは、2分おきに自動的に心電図を解析するので

その都度、メッセ―ジに従う  以上!






その頃、私は・・・






激しい睡魔と床暖のあたたかさから

完全に意識を失っていたのであった・・・。




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長女に付き合いながらやってみたわけですが、すごくためになりました。今、目の前で人が倒れても、私も役に立てそうな感じがします。でも、きっと実際に傷病者が目の前にいたら、焦ったり練習みたいにはいかないのだろうけど、でも、こうして定期的に練習しておくのは、決して無駄なことではないと思いました。

そして、この母と娘の講座のお陰か? 長女の一夜漬け、今回は成功の結果となりました。よかった。