先日、次女の学校の保護者会がありました。


教室に入ると、それぞれの子供の机の上に

サンタクロースがついた手作りのカードが置かれていました。






私はその時、理解しました。


あれは前日のこと。

学校から帰ってきた次女が言いました。






見られたくないなら、

自分の部屋でやればいいのに、

でも、私にだって経験があります。


見られなくないけど、

意識はこちらに向けて欲しい!という子供心。


楽しいことをやっているとき、

子供って何気にその存在をアピールするもの。


いや、大人にだって、そういうことってある。


試着室、大胆な服を着て・・・

思いのほか、






なんて時がそう。


試着室から出て・・・

外で待っている友人に見せる、そんなとき。





なんて一応言ってみるものの・・・






その言葉に、照れながらこう言うものです。






あら?例えが微妙にズレてるって?


まぁ、要するに、

言ってることとやってることが、全然違う!

そのことを私、言いたかったのよ~。

わかってくださる?


話は戻り、

チラっと、赤と黒の白の色紙が見えました。

季節柄、そのカラーは・・・もしかして?






見ないで! 秘密!と言いながらも、

「えっと~サンタさんは・・・」

なんて十分聞こえる独り言をつぶやいている次女。


大体、察しがつきました。

明日の保護者会で、

手作りのクリスマスカードをサプライズでプレゼントしてくれる?


ということは・・・

他の保護者の目にも触れる?


途端に口を挟みたくなる母です。





そう親切に(親の見栄で?)言ってもたものの・・・






あくまでも強気の次女!


そうよね~

確かに、次女の言ってることは正しいのよ。


でもさ・・・

小学1年生、家に持って帰った宿題でしょ?


きっと他の家庭でも

親が多少なりともアドバイスしているはずじゃない?






あぁ・・・悲しい親の見栄でしょうか?

次女にすべて任せていたら、

どんな独創的な作品に仕上がるのか怖い母なのでした。


と、その時です。






次女が、大胆に紙を切り始めたではありませんか!!

それはまるで、中国の影絵名人並みのスタイルで!


急いで口を挟む母であります。






「大丈夫!!」って

大丈夫じゃないやろーーーー!


でも・・・もうここで諦めました。


どんな作品になってもいいわ!

覚悟はできた!

そこまで言うなら、好きに作ったらいいわ~!


そんな気持ちで臨んだ保護者会。
教室のみんなの机の上には、

ヒゲを綿にしたり、光るテープを使ったり・・・

工夫を凝らしたステキな作品が置かれていました。






親が手伝ったかどうかは、わかりません。


でも、そのまま店頭に並んでも

おかしくないような素晴らしい作品が多かった中、


次女の作品はというと・・・







正直、自分でやったにしてもひどい!

小1なら、もう少し工夫を凝らしたものが作れたんじゃ?


なんて思ってしまったのは、親の欲目でしょうか?






私に見られたくないからといって、

速く作りすぎたんじゃない?


もっとじっくり作ってもよかったんじゃないの・・・?

いや、これが次女の実力か・・・?


先生がおっしゃいました。






「どうぞご覧ください。

そのカードには、子供たちのプレゼントが書かれています」


皆、手にとって読み始めました。






みんな、優しい顔をしていました。

きっと、子供たちの精一杯の気持ちが

カードに込められているのでしょう。


私は想像してみました。






とか・・・






読む前から胸が熱くなり、今にも涙が溢れてきそうです。


私は次女からのカードを手に取り、

胸いっぱいの気持ちでカードを開きました。






なに????






家に帰って、真っ先に向かった先は?

長女のところです!






私の怒りが理解できないといった長女は、

そのカードを手に取り、読み始めました。






大いに、反省してもらいたいもんだわね!!


と思いきや・・・


反省どころか、長女は次女を抱きしめて

嬉し涙を流しているではありませんか!!






ちょっと姉!!

そこ感動するところじゃなくて、

反省するところだから!!!






毎朝、毎朝、起こしてもまったく起きない。

妹が家を出る時間になって、

慌てて飛び起きてくる長女!!!


そんな姉を見て、

次女は「空飛ぶ羽」を思いついたのでしょう。





きっと今はそんな妹の優しさに涙した姉も、

妹にこんなことを書かせてしまった自分を反省し、

生活を改めてくれるはずです。


はずでした・・・?


あれから姉は、

毎朝起きてくるなり、言ってます。






ホント、懲りない長女!


それにしても、空飛ぶ羽、

誰か長女にプレゼントしてくれないかしら~!!





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次女の担任の先生は、長女が小3のとき、隣のクラスの先生だったのですよ。直接担任ではなかったものの、おそらく長女のことを覚えていらっしゃると・・・。だから、余計恥ずかしい。

こんな中学3年生になっているなんて、先生はどう思われたでしょう? きっとこう思っていらっしゃる? 親の育て方がいけなかったのね~って、それ私じゃん?