次女が習い事に行く時間になっても、

一向に部屋から出てこない。



あたし・主婦の頭の中



すると、部屋から顔を出して言った。



あたし・主婦の頭の中



いつものレッスンバッグ、 あれじゃダメなの?


しばらくして、部屋から出てきた次女が

得意げにこう言った。



あたし・主婦の頭の中


さすが女の子。

ついに次女も食い気より、おしゃれ!

そんなお年頃を迎えたわけね~。



あたし・主婦の頭の中


次女の手元を見た私は、凍りついたわ!



あたし・主婦の頭の中


次女がドヤ顔で差し出したバッグがこれ!!



あたし・主婦の頭の中



これが、その実写版!



あたし・主婦の頭の中


そ、それは・・・。

この間行ったぶどう狩りで・・・



あたし・主婦の頭の中


せっせとぶどうを集めたバッグ、

いや、カゴじゃないのーーーー!!


確かに、次女はこう言っていたわ。



あたし・主婦の頭の中



てっきり遊びに使うんだと思っていたけど・・・


まさか!!

こんな実用的な使い方をするためだったとは!!



バッグも決まり、意気揚々と玄関へ向かう次女に



あたし・主婦の頭の中



と制したのは、母である私。



あたし・主婦の頭の中


必死に止めに入る私に、次女も必死の抵抗に出たわ。



あたし・主婦の頭の中



その時、

私の頭の中で2つの考えが交差し始めた。



あたし・主婦の頭の中



もしかしたら、この子は・・・

凡人(私か?)には、理解できない鋭い感性の持ち主で・・・


将来、その類稀なる感性を活かし、

有名芸術家になるかもしれない・・・?



あたし・主婦の頭の中



有名芸術家になった次女は、

インタビューにこう答えるわ。


あたし・主婦の頭の中



そうよ!

ここでこの子の個性を潰してはいけないのよ!


あたし・主婦の頭の中


母は言ったわ!


あたし・主婦の頭の中


周りがなんて言っても、

我が子の才能を信じて伸ばしてあげる。

これ偉人の母に共通していることじゃない!


ところがよ!!


どうしたというの?

玄関を出た娘が言ったのよ。



あたし・主婦の頭の中


あみあみだし?って

そんなん最初からあみあみだし、

カゴっぽいって、まんまカゴだし!


早くも? いいえ 遅ればせながら?

このカゴのレッスンバッグが

おかしいってことに気づいたのか?


そう思って、がっかり(少しほっと?)している私に

次女は言ったわ。



あたし・主婦の頭の中


「夏になったら使うから、

絶対ぜぇーったいに捨てないでよ」


そういう娘に、


来年の夏まで持っていられる?

バッグじゃなく、その感性・・・。


心の中でそう思った母であります。




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~お知らせ~

今日、28日木曜日のあさイチ(8時15分~)の最初のコーナーに少し出ます。先日、自宅に来ていただき、撮影したのね。自宅だったら、そんなに緊張することもなく、いつもの感じで話せたのだけど、それがかえって怖い。