今年の夏、私は絶望感に打ちひしがれていた。



あたし・主婦の頭の中


失恋にも似た気分だった。

ずっと追いかけていた彼に

そっぽを向かれ、去って行かれたみたいな・・・。



あたし・主婦の頭の中



そんな落ち込んだ私の目に、飛び込んできたもの・・・



あたし・主婦の頭の中



初恋の彼の30周年コンサートの知らせだった。


あたし・主婦の頭の中

昔の楽しかった思い出が走馬灯のように駆け巡る。



あたし・主婦の頭の中
↑あくまで妄想の中での風景



人は恋に破れたとき、

元彼(今だけそう呼ばせて)に

会いたくなるもの・・・。(えっ、そうなのか?)


私はすぐに元彼のコンサートに申し込んだわ。


すると、ヨッちゃんは私を温かく迎えてくれた。



あたし・主婦の頭の中


1人で行く? でも、勇気がないわ・・・。

元彼のコンサートに、夫を誘うってどうなの?

少し躊躇ったけど、私は言ってみたわ。



あたし・主婦の頭の中


夫も私の初恋の彼のギターに興味があったみたい?

1つ返事で行ってくれることになったわ。


コンサートに行くと決まったら、おさらいよね?

早速、アマゾンで買っちゃった!


あたし・主婦の頭の中


すぐにCDをかけてみれば・・・


あたし・主婦の頭の中


なんて懐かしいのよ!

一瞬にして、タイムスリップ。


歌詞の『おまえ』に自分を重ねて、

うっとりして聴いていたあの頃に・・・。

 
あたし・主婦の頭の中



「ヨッちゃんの彼女になりたい!」

「ヨッちゃんと結婚したい!」

そう真剣に願い、いつか夢が叶うって信じていたあの頃。



あたし・主婦の頭の中


歌の練習と並行して、

YOUTUBEでも、ヨッちゃん動画を検索しまくり。

ヨッちゃんのギターに酔いしれたわ~。


あたし・主婦の頭の中


ついにそれだけじゃ満足できず、

これも買っちゃったわよ~~!



あたし・主婦の頭の中


中学生のとき、持っていたのよ!この本。

ボロボロになるまで読み込んでいたっけ・・・。


ヨッちゃんの失恋の話が載っているの。

1年上の先輩。

勇気を出して、電話で告白したヨッちゃんだけど、

冗談と思われ、流されてしまったって話。


それ読みながら、


あたし・主婦の頭の中

その先輩に勝手な嫉妬していたっけ・・・。


そうそう、本の最後にはこんなページ、あったわね~。


あたし・主婦の頭の中



「あなたはヨッちゃんのガールフレンドになれる

ーかもしれないゾーッ!」


この「しれないゾーッ!」に、どれだけ胸が高鳴ったか!


あたし・主婦の頭の中


30年以上経った今、またやってみる。



あたし・主婦の頭の中


本読み返して、改めて思ったけど、

やっぱりヨッちゃん、カッコいいわ。


そんなある日のことだ。

友人のBちゃんがうちに来たときのことよ。

私はウキウキして言ったのよ。



あたし・主婦の頭の中


Bちゃんがそう言うから、CDを聴かせてあげたんだけど。


グッバイの歌声を聴いたBちゃんったら!!


あたし・主婦の頭の中


大興奮よ!

さっきまで「どんな曲歌っているの?」と言った人とは別人。

ノリノリで踊りだしたじゃないの!



あたし・主婦の頭の中


そして、CD1枚分エアーギター弾き終えて、こう言ったのよ。


あたし・主婦の頭の中


「お願い!カータンのダンナに頼んで!

私にそのチケット譲ってちょうだい!!」


熱いBちゃんのその想い、受け止めました!!


そうして、行くことになったのだ。

Bちゃんと2人でザ・グッバイのコンサート!


つづく~



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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

さっきコンサート終えて、ご飯食べて、帰ってきたんだけど、踊り疲れているはずなのに、興奮して眠れないのよ。ホントホント泣けちゃうくらい(実際泣いた)ザ・グッバイよかったの。明日があるから(明日は次女の授業参観)、寝なきゃ!と思うんだけど、ダメ! 私の体に入り込んだ高校生の私が寝かせてくれないのよ。鉄は熱いうちにじゃないけど、この感動が熱いうちにここまで一気に書いたわ。BGMは、もちろんザ・グッバイ。ヨッちゃん、サイコーよ~