この間の週末は、

長女の学校の学園祭だった。


学園祭もなかった不遇な学生時代を過ごした私は、

学園祭と聞いただけで、心が踊る。


学園祭、まさに青春!!


私は今年、

保護者のクラス委員をやっているので、

学園祭の手伝いをすることになっていたの。


私の担当は、外の売店の売り古。

タオルとかTシャツなどを売る係だった。



あたし・主婦の頭の中

娘がお世話になっている一保護者として

少しでも売り上げを伸ばし、

子供たちのための資金を稼ぐのよ!!


あたし・主婦の頭の中


接客業は、もともと嫌いじゃない。

なんたって、大きな声を出すのだって、

恥ずかしい年頃は過ぎたし、(って昔から平気だったけど)

セールストークもバッチシよ!



あたし・主婦の頭の中


私は保護者として、真面目に頑張っていたわけですよ!


早くも頭の中では、こんな妄想が・・・。



あたし・主婦の頭の中


在庫を管理する役員さんにそう言ったら、

役員さんは嬉しい悲鳴をあげるわ。



あたし・主婦の頭の中

クククッ・・・・
そんなことを想像して、

セールスにも、ますます力が入るってもんよ。


売店は、メインな通りに面したところに設置してある。

だから、学校にやってくる人たちの様子がよく見えるの。


来場者を見ながら・・・いろいろ思う。


あたし・主婦の頭の中


あら? あの女の子2人は、高校生かしら?


あたし・主婦の頭の中


はは~ん、あの子たちはきっと、

新しい出会いを探しにやってきたのね?

そうよ、学園祭は出会いの場でもあるもんね!


そんな2人の姿を見てたら、

自然と妄想列車が走り出して・・・


あたし・主婦の頭の中


すると、廊下を歩いてるところで、

潜水土木部の男の子が声をかけるんだわ。



あたし・主婦の頭の中


2人は、大して興味も示さないんだけど、

そこに、現れるのよ!

潜水土木部の部長・種市先輩が!


あたし・主婦の頭の中

*似ていないのは、わかってる・・・


種市先輩を見た女の子は?



あたし・主婦の頭の中

一目会ったその日から恋の花咲くこともある!


あたし・主婦の頭の中

若いっていいわ~ステキ~。


そんなことを想ってニヤニヤしていたらね・・・



あたし・主婦の頭の中


いけない!!

つい妄想に気をとられ、

売り古としての任務忘れちゃってた!!


すぐに気を取り直して・・・

売り古の仕事再開よ。


と、思ったのに。


あたし・主婦の頭の中


私の目に飛び込んできたのは!!


あたし・主婦の頭の中



この学校の男子、体格からいって高校生?と、

私服の女の子が並んで歩いているじゃない!

2人の距離間とその表情、

特に彼女の80年代困ったちゃんアイドル顔を見ていると、


あたし・主婦の頭の中



この学園祭をきっかけに急接近という感じかしら?


もーこんな初々しいカップルを見て、

妄想列車走らせるな!って言う方が無理よ!


そうね、きっと、この間の塾の帰り。


あたし・主婦の頭の中


桐島(仮名)君は、勇気を振り絞って、

でも、さりげなく誘ってみたのんだわ。


この後、男子は自分のクラスに案内するはず。



あたし・主婦の頭の中


『彼女いない三兄弟』の桐島君が

女の子を連れて歩いていることに驚く

『彼女いない三兄弟』の他の2人!


すぐに探りを入れ始めるわ。


あたし・主婦の頭の中


桐島君は、思い切り照れながら、こう返すわ。


あたし・主婦の頭の中


この学園祭が終わったら、

この2人が付き合い始めるのは間違いないわ。


でも、ここでドラマは終わらないの。


その様子を遠くで見ている1つの影。


あたし・主婦の頭の中


ゆかり(あら?若き日の私?)よ。

ずっと桐島君のことが好きだった若ゆかり。


この学園祭の打ち上げの席で

桐島くんに告白しようと思っていたのに・・・!


なんてことよ! ゆかり!!


あたし・主婦の頭の中


そう・・・先輩として、教えてあげるわ。


必ずしも自分の描くシナリオ通りに進まないのが

恋というもの。

とんだ学園祭の想い出になっちゃったわね・・・。


と、その時よ!


あたし・主婦の頭の中

はっ!! いやだ、私ったら、

また、妄想の世界に入り込んで

売り古の仕事、そっちのけだったわ。


えっ?

少しでも売り上げ伸ばして、

子供たちのために資金を稼ぐって言ってたのは、

誰だっけって?


そうなの・・・でもね、学園祭・・・

青春がいっぱい!

妄想が止まらないのよ! 許してちょーーーだい。



あたし・主婦の頭の中

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とっくに通り過ぎた学生時代だけど、年頃の子どもがいると、もう一度学生時代に戻ったような気分になれるからありがたい!私なんか、娘の話を聞いて、胸キュンキュンよくさせているわ。でも、時には、娘の話を聞いて、『それ、そうじゃないよ!あまちゃんだよ!』と思ってしまうこともあるんだけど・・・そこはやっぱり大人なのよね。1日でいいから、娘と中身入れ替わって、学校に行ってみたいわ!

きっと先生受けもいい、物分かりのいい女子として、人気者になれるはず!でもね、お弁当後の授業、寝ないで受ける自信はなし・・・。