自分再生への手術 入院編(1)その前夜

自分再生への手術 入院編(2)入院当日

からのつづきです



いよいよ手術当日の朝を迎えたわ。


看護師さんに、事前にこう伝えられていた。


あたし・主婦の頭の中


これを聞いた時、私がどんなにホッとしたか!

なぜって? 

そうよ! ずっと気がかりだったこと!


あたし・主婦の頭の中


この入院、

家に残してくる子供たちのことも、

もちろん、心配だったけど、

あまちゃん観れるか観れないかが、ずっと気がかりだったんだもん。


さて、あまちゃんの前に手術の準備ね。

病院から配布された超キツイ靴下をはいて

これね↓


あたし・主婦の頭の中



よし!! これで準備完了!

あとは、心ゆくまであまちゃんを観るだけね!


もうすぐ8時。

さぁ! テレビの前でスタンバイ!

と思ったその時よ!


あたし・主婦の頭の中


ドヤドヤと家族が病室に入ってきた。


来てくれたのね、ありがとう! 

だけど、ごめんね。


あたし・主婦の頭の中


そう断って、家族一緒に初あまちゃん・・・。



あたし・主婦の頭の中


だけどね・・・この日のあまちゃん、

年頃の娘と観るには不向きだったわ。


クドカン先生~

なんでこんな日に、軽くきわどいシーンなのかしら?



あたし・主婦の頭の中
*種市先輩です! 全然似てなくても種市先輩!!


親がいないアキのマンションで、

アキと種市先輩は2人きり・・・。


軽くきわどいのが、かえってよくない。

超ハードなラブシーンなら、他人事だけど、

入門的なシーン、

すごく参考になってしまいそうで、母はドキドキ。



手術前だったから?

いいえ、長女が横にいたからか、

この日のあまちゃん、

ほとんど記憶に残ってないわ!!!

(もう!せっかくいいシーンだったのに!)


8時45分。


あたし・主婦の頭の中


看護師さんが呼びに来て、私は病室を出た。


次女の出産の時には、確かストレッチャーに乗せられて

手術室に向かったけど、

今回、重篤でもなんでもない私は、


あたし・主婦の頭の中


スタスタ歩いて、エレベーターに乗り、手術室に向かったわ。


手術室のあるフロアーで、エレベーターのドアが開いたら、

遠く正面に、手術室の詰所?(なんていうの?)があって・・・

これまたなんていうの?

給食着のような服を着ている人が、たくさんいるのが見えた。


あたし・主婦の頭の中


そんな光景みていたら・・・


あたし・主婦の頭の中



いやだわ! 自分で決心したものの、

後戻りしたいような恐怖に襲われ、

足がすくんできたじゃないの!


ダメダメ!! 

そんな弱気でどうするのよ、私!


そうよ、手術と思うから怖いんだわ。


私は選ばれたの!

地球上にいる人間の中から、たった1人!

宇宙人にこれからいろいろ調べられる、

選ばれし貴重な人間なのよ!


あたし・主婦の頭の中


宇宙の技術は、

人間の何歩、何十歩も進んでいるから

どんなことされても、全然痛くもないの。


目を覚ましたら、また何事もなかったように

元の場所に戻されるのよ!


そんな妄想が浮かんだらね、

気分がすーーーっと楽になったわ。

むしろ、ワクワク?


あたし・主婦の頭の中


やっぱり妄想って素晴らしい!


詰所?の前で、家族に眼鏡を預けた。

ここで周りの風景が、ぼんやりしか見えなくなった。

ぼんやりしたまま、家族とお別れ。


あたし・主婦の頭の中



私を担当してくれるチームの(宇宙)人が

挨拶してくれる。


本人確認だとか、なんかいろいろ

せわしなくチェックしてくれているんだけど、

眼鏡がない私は、何をしているのかわからないわ。


あたし・主婦の頭の中


そして、歩いて手術室に入ったわ。

すごい光。

やっぱり円盤の中は、なんて近未来的なのかしら!


私は自ら手術台に上がった。


口に麻酔の管を付けられた。


あたし・主婦の頭の中



なんて思ったのも束の間・・・

すぐに、私は深い眠りに入ったらしい。



どれくらい経ったのかしら・・・?



私はとても気持ち良い、森の中を歩いていた。

気がつけば、誰かが遠くで私を呼でいるじゃない?


あたし・主婦の頭の中



あら? どんどん声が近付いてきた。


えっ?


あたし・主婦の頭の中


なに? 誰? ここはどこ?


そうだ・・・そうだったわ・・・。

あの約束・・・。


私は手術前の検診の時、

先生に、こうお願いしていたのだった。


あたし・主婦の頭の中


普段、血も怖いし、

テレビの手術シーンも目を背ける私だけど、

私は、摘出した自分の子宮をこの目で見たいと思ったのだ。



あたし・主婦の頭の中


すると、先生は


あたし・主婦の頭の中


「術後、すぐに検査に回すんですね。

なので、まだ麻酔で意識が朦朧としているかと思いますが・・・

わかりました! その時お声をかけましょうね」


「ありがとうございます!」


よかった!

これで私は自分の子宮に、きちんとお別れができるわ。

こんな感じに・・・。


あたし・主婦の頭の中

先生はあの約束を守ってくださったんだ。

今、目の前に私の・・・私の・・・。


でも、それは私が想像していたような

感動の対面では全然なかった。


どんなにきちんと見ようとしても、

麻酔で意識が朦朧としている・・・

まして、眼鏡だってかけてない。


ばんやり目に映ったのは、

ビニール袋に入れられた「赤い何か」というだけだった。



あたし・主婦の頭の中


でも、伝えなきゃ!

私は、その「赤いなにか」に向かって言ったわ。


さよなら・・・

そして、今までありがとう・・・


こうして、手術は無事終わった?


ってか・・・私はこの後のことをまったく覚えていないのよ。

どうやって手術室から帰って来たか、

いつ付添の家族が家に帰ったのか・・・

今、一所懸命思いだしているんだけど、

その日のことは、思い出せないの。


術後、一番最初に思い出せる記憶というのが・・・。


手術翌日の朝、8時・・・


あたし・主婦の頭の中



腰痛と腹痛に耐えながら、

テレビのリモコンを手に

NHKにチャンネル合わせたことなの。


あまちゃん・・・あまちゃん・・・


合わせたとこまでは、しっかり覚えてはいるんだけど、

残念ながら、オープニングの曲の途中で

再び深い眠りに入ってしまった私なの。あぁ・・・。



自分再生への手術 入院編(4) リハビリへつづく~


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退院して、今日で1週間が経ちました。早いわ! 不便なことは、まず歩くこと。普通に歩いているつもりでも、やっぱりお腹に力がかけられないから、少し膝を曲げて、腿に体重をかけて歩いている感じなの。普段の運動不足がたたって、太ももの疲労が著しいわ。そして、くしゃみも恐怖! 連続くしゃみなんかに、襲われた時には、身構えちゃうわ。でも、なんとか元気に過ごしてます!