あれは2週間前のこと。実に気持ちがいい朝だった。


あたし・主婦の頭の中


窓から降り注ぐ朝日を浴びて、伸びをしていた私は・・・


あたし・主婦の頭の中

なんだかベランダが大変なことになっていることに気がついたのだった。


あたし・主婦の頭の中


これは一体何なんだ!!


あたし・主婦の頭の中


急いでベランダに出てみると・・・

わかったわ!!

あたし・主婦の頭の中


これは紛れもない、あなたたちのフンなのね!


あたし・主婦の頭の中


私の怒鳴り声に鳥たちはサッと逃げていった。

私はすぐにデッキブラシを手にベランダを掃除したわ。


あたし・主婦の頭の中


もーーー! 朝から何でこんなことしなきゃいけないの!!


なんとかベランダの掃除も終わり。


あたし・主婦の頭の中


そして、部屋に入った10分後・・・私は見たの!


あたし・主婦の頭の中


またしても!!これよ!


あたし・主婦の頭の中

私の内なる怒り、想像してくれる?


あたし・主婦の頭の中


そして、また掃除をし、部屋に入ったのだけど、

お弁当を作っているとき、ふっと頭に浮かんできたのよ。


あたし・主婦の頭の中


またやつらがベランダでフン大放出祭りを

繰り広げているかもしれないわ!


そう思うと、いてもたってもいられなくなり、

私はベランダめがけて、走りだしたわ。


あたし・主婦の頭の中


急いでベランダの様子を見ると・・・


あたし・主婦の頭の中


でも、見上げれば、あいつぅ・・・

ちゃっかり屋根に止まっている。


あたし・主婦の頭の中


また大声を出して追い払う。


それからは・・・もう気が気じゃなくって・・・


あたし・主婦の頭の中


またキッチンからベランダまで猛ダッシュ。


あたし・主婦の頭の中


そんなことを繰り返している私は、

まるで反復横とびしているみたいよ。


あたし・主婦の頭の中


そんな私を起きてきた夫が見るなりこう言ったわ。


あたし・主婦の頭の中


どうしたのじゃないんだって!!

朝からベランダが

そりゃ大変なことになっているんだって!


あたし・主婦の頭の中


それを聞いた夫がベランダを見て言った。


あたし・主婦の頭の中


ってことは・・・ま、まさか!


もーーー!

私が夫に説明していたその隙にまた

フン大放出祭りしてたんかい?!


私はベランダに立ってよーく観察してみた。


すると、あることに気がついた。

やつらは近所の家のアンテナというアンテナに止まってた。


あたし・主婦の頭の中


そうだ、やつらはあーしてて、

私が部屋に入ると、待ってましたとばかりに

うちのアンテナにやってくる・・・ってわけなのね。


もーーー! もっと遠くに行ってよ!

皆揃って、引っ越してちょうだい!

活動エリアを変えるのよ! いい? 

私は大声を出して威嚇した。


あたし・主婦の頭の中


これを見て、賢い1羽が、

「あのババアは怖いから引っ越ししよう!」って

皆連れてどっかに行ってくれればいいわ。


ところが、やつらは私の声に慄き、飛び立つものの・・・


あたし・主婦の頭の中


一通り、空を周遊したら・・・あら?


あたし・主婦の頭の中


もーー!

フルーツバスケットしてんじゃないのよ!


めげずに何度もやってみたわ。でも、同じことの繰り返し。

私の声も枯れてしまったわ・・・。


仕方ない。私は音の出るものに引っ張り出し・・・


その一例↓
あたし・主婦の頭の中


ドンチャカ鳴らし、威嚇してみた。


あたし・主婦の頭の中


トライアングルじゃ、まったく反応なし?

じゃ、これね!


あたし・主婦の頭の中


あぁ~これもダメなの?


そんな私の様子を見ていた次女が来て


あたし・主婦の頭の中


と参戦してくれたのはいいんだけど・・・


あたし・主婦の頭の中


まったく効果ないと思うよ・・・。

だって・・・これじゃ・・・。


あたし・主婦の頭の中


そんなことをどれだけ続けていたかしら?


突然、長女がピシャリと言った。


「もー、うるさいよ!」


あたし・主婦の頭の中



「騒音おばさんと言われるよ!!」



えっ? 誰が騒音おばさんだって?



あたし・主婦の頭の中


その後も、私と鳥たちとの飽くなき戦いは続いた。

毎朝、ベランダはフンまみれ、

私は怒り狂いながらベランダを掃除し・・・


声や楽器を使って威嚇し、

でも、鳥たちは私をあざ笑うかのように、居続け・・・。


そんな日々を1週間過ごしたある日のこと。


「さぁ、今日もフンまみれのベランダ掃除から

私の1日は始まるのね!」

とカッカしながら

ベランダにやってきた私の目に入ったものは・・・。


あたし・主婦の頭の中


フンではなくて、真っ白に積もった雪だった。

外は雪が降っていた。

アンテナを見ると、いつもいるはずの鳥たちの姿は

そこにない。


あたし・主婦の頭の中


降りしきる雪を眺めていたら・・・

私の頭の中に浮かんできたの。

雪の中、肩を寄せ合って震える鳥たちの姿が・・・。


あたし・主婦の頭の中


こんな寒さの中、無事だろうか?


気がついたら、鳥笛を真似て、口笛を吹いて私。


あたし・主婦の頭の中


♪ピ~ピ~(どこにいるの?)♪

♪ピ~ピ~(私はここだよ~)♪


どんなに呼んでも、鳥たちは戻ってはこなかった・・・。

次の日もその次の日も・・・。


あの雪の日以来・・・

私はとっても寂しい朝を迎えているの。


あたし・主婦の頭の中



♪ピ~ピ~♪ ♪ピ~ピ~♪


鳥ちゃ~ん、皆、元気でいますか?
帰ってこいとは決して言いません。

でも、元気でいるか、それだけが気がかりなんです。





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もうすぐ卒園、卒業の季節ですね~。

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今朝、起きたらすごい筋肉痛でした。昨日の豆まきで張り切り過ぎたようです。夫の帰りが1年で一番待ち遠しい日。えっ?どうして?という方は過去記事 を見てね。