『ジャニーズ(妄想)列車』 からのつづきです。



IさんのジャニーズJr貸切車両の話を聞き、

1人妄想列車に飛び乗ってしまった私・・・。


あたし・主婦の頭の中


もちろん、その相手は・・・

       

            ガタンドトン~ガタンゴトン~


ロサンジェルスの友人からある日突然届いたメール。


「カータン!

1ヶ月前に出会った彼と結婚することになったの!

ウェディングパーティーは○月×日!

もし来られたら、私のウエディングドレス姿見に来て頂戴!」


彼女は20年来の大親友。

私は子供たちを実家に預け、

1人ロサンジェルスに向かうことになったの。


出発日当日、

子供たちを学校と幼稚園に送り出して・・・時計を見たら!!


あたし・主婦の頭の中


私は急いで空港に向かったわ。

息を切らしてチェックインカウンターに滑り込み、


あたし・主婦の頭の中


私がそう聞くと、グランドホステスの女性は・・・


あたし・主婦の頭の中


なんて言ったじゃない!!


あたし・主婦の頭の中


心の中でそうガッツポーズをした私だけど、

でもね、そんなの表情には出さなくてよ。


あたし・主婦の頭の中


ちょっぴり残念がってみたり・・・。

だって、なんか大喜びしたら、

「アップグレードしてやった!」みたいな顔されたら癪じゃない?


それに知ってる?

アップグレードしてもらいビジネスクラスに乗ったとしても・・・


あたし・主婦の頭の中


こんな態度をとるのは禁物よ。

謙虚に振舞っていないとカーテンの中、

意地悪な客室乗務員に何言われるかわからなくてよ。


あたし・主婦の頭の中
*あら?なにこれ↑私じゃない?


グランドホステスの女性は

コンピューターをカチカチ打ちながら・・・


あたし・主婦の頭の中


そう言ったと思うと・・・


あたし・主婦の頭の中


驚きの余りキーボードの手を止めた?

それから、ぶっきらぼうにボーディングパスを私に差し出したのよ。


あたし・主婦の頭の中


な、なんなのかしら? あの態度は?

私の席に何か問題でもあるの?

それにしても、感じ悪い人ね!失礼しちゃうわ。


機内に乗り・・・


あたし・主婦の頭の中


座席に座ろうとして、ふっと隣の席に目をやった私は・・・


あたし・主婦の頭の中


ま、まさか!!


あたし・主婦の頭の中


信じられないわ! 隣の席には憧れの・・・

もしかして、さっきのグランドホステスの女性、

潤君のファンだった?

だから、あんな態度を私にしたっていうのかしら?


あたし・主婦の頭の中


ううん、まさか潤君が隣の席に・・・なんて信じられない。

そうよ! 寝顔は潤君にそっくりでも、

目を開けたら・・・

潤君には似ても似つかないこんな顔・・・


あたし・主婦の頭の中


なんてことも十分にありうるわけで・・・。

喜ぶのはまだ早いわ。


と、その時!!


あたし・主婦の頭の中


いやだ、エコノミーの狭い座席ならわかるけど・・・



あたし・主婦の頭の中


も・・・もしこの彼が、

潤君だとしたら、今がチャンス?。

こんなにぐっすり眠っていたら、

少しくらい触っても気づかれないかしら?

と手を伸ばそうとした時だったわ。


あたし・主婦の頭の中


隣の男性が目を覚ました。



あたし・主婦の頭の中


や、やっぱり・・・

隣に座っている男性は・・・紛れもない潤君だった。


こーゆー場合、私はどう振る舞えばいいのかしら?

そうよ、ここはファンということを隠して、

大人の女を演じるべきかしら。


あたし・主婦の頭の中
*あら?なんか私、ほうれい線が消えちゃっている?


そう言うと潤君は・・・


あたし・主婦の頭の中


知ってるわ。

今、これから始まる全国ツアーを前に

あなたは演出を考えたりで、寝る暇もないってことは。

でも、そんなことは決して口にしないわ。


あたし・主婦の頭の中
*あら? なんか私、美しくなっちゃっている?


私は素知らぬ顔でそう聞いた。


その時の潤君の驚いた表情ったら!!


『えっ? この人は・・・

オレを知らないというのか?』



あたし・主婦の頭の中


潤君の目はそう語っていたわ。


『えっ?オレのことを知らないなんて・・・

そうか、現実を受け止められないだけなんだ』


「オレの仕事ですか?」 



あたし・主婦の頭の中


それに対して私はこう答えるわ。


あたし・主婦の頭の中
*あら? なんか私、どんどん綺麗になっていく?


『う、うそだろ? こう言えばわかってくれるか?』



あたし・主婦の頭の中


私はすごく驚いたようにこう言うの。


あたし・主婦の頭の中


『ま、まさかこの人は嵐を知らないというのか?』


潤君はしばらく私をじっと見ていた。


あたし・主婦の頭の中
 *なぜか頬を赤らめている?


『そうさ、オレのまわりにはいつだって、

目をハートにした嵐の松本潤であるオレを

好きなファンばかり・・・』


あたし・主婦の頭の中
*あら? なんかこれ私じゃない?


『でも、この人は違う。

オレを1人の普通の男と接してくれる人だ・・・。

この人になら相談できるかもしれない』


潤君はため息交じりに話し始めた。


あたし・主婦の頭の中


「今回のロサンジェルス行きも、

ラスベガスに行こうと思って・・・。

向こうのショ―を見学して参考にできたらなと・・・」


いやだ! 潤君。そんなの簡単よ!


あたし・主婦の頭の中


そう言いたいのをぐぐっと堪え、私は言った。


何万人というファンがあなたを見に来てくれる。

あなたにとっては大勢のファンかもしれないけど、

その1人1人があなただけを見つめているの・・・。

そして、あなたに自分のことを見て欲しいと願っている。

だから、あなたは


あたし・主婦の頭の中


あなたの目に自分の姿を映してもらえたら・・・

ファンの人たちはどんなに幸せか・・・

私はそう思うわ。



あたし・主婦の頭の中


そう言うと、潤君は1枚の紙を私の目の前に差し出した。


あたし・主婦の頭の中


『あら? もう私チケット取ったのよ!』

なんて死んでも言わないわ。

それどころかチケットを眺めながらこう言うわ。


「A・RA・SHI? 

ARASHIというのね?ステキな名前ね」


あたし・主婦の頭の中


その時、通りかかった客室乗務員が

私たちに話しかけてきたの。



あたし・主婦の頭の中


いやだ、何を言っているのよ、彼女ったら!

すかさず私は彼女にこう返したわ。


あたし・主婦の頭の中


すると潤君は私に聞いた。


あたし・主婦の頭の中


だから、私は答えたの。


あたし・主婦の頭の中



「ごめんなさいね、気分悪くしたでしょう?」


そう謝る私に、潤君は激しく頭を横に振って

まんざらでもないという顔をしてみせた。

まさか、これは私の目の錯覚よね?


                     つづく



あたし・主婦の頭の中

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お盆も終わり、夏休みも終盤。ここにきて、疲れがどっぷりたまっております。なかなか時間が取れず、ブログ更新もままならず、でも、一度妄想列車に飛び乗ったら、すごい暴走を始め、降りられなくなってしまいました。

夫には「よくこんな妄想が思いつくよね~」と感心されつつ、呆れられてしまいました。

次回はLA便で知り合ったステキな女性(私のことじゃん)がコンサート会場に現れるか・・・そして、その先2人はどうなるのか? 目が離せませんよ。と思っているのは私だけ・・・。