先日、母が電話でこんなことを話し始めた。


あたし・主婦の頭の中


「毎日、毎日・・・」


あたし・主婦の頭の中


「同じことを聞いてくるのよ!」


あたし・主婦の頭の中


「1日にそりゃ何度も何度も・・・」


あたし・主婦の頭の中


「もー!! しつこいわよ!」


あたし・主婦の頭の中


「そう言うと、しょぼ・・・んとして去っていくんだけど」


あたし・主婦の頭の中


「でも、数時間後には、また・・・」


それを聞いて私は少し心配になった。

大丈夫か? パパ・・・。

孫に会いたいだけならいいんだけど・・・。


そんな話を聞いた数日後のこと。

次女の幼稚園がインフルエンザで3日間の閉鎖になった。


どうしよう! 

次女が休みとなっても、すでに私の予定は詰まっていた。

困った私は、母に相談してみることにしたの。


あたし・主婦の頭の中


母は快く引き受けてくれた。


あたし・主婦の頭の中


そうして、次女を実家に預けることになったんだけど・・・。


あたし・主婦の頭の中


玄関まで走ってきた次女の手には・・・


あたし・主婦の頭の中


しっかりとアイロンビーズ(キット)が握られていた。


あたし・主婦の頭の中


アイロンビーズ・・・実はこれ、次女のマイブーム。

年末の大掃除の時に、

長女の部屋のクローゼットの中から出てきたんだけど、

それ以来、次女はアイロンビーズにはまっているのだ。


知ってる? アイロンビーズって?

こんなストローをカットしたようなカラフルなビーズを


あたし・主婦の頭の中


星とかハートの台の上に並べてのせていくの。


あたし・主婦の頭の中


それにアイロンを当てると、

熱で溶けてくっつき合って、かわいい小物ができるのよ。


長女が小さい時には、私もハマったわ~。


あたし・主婦の頭の中



でもね・・・

「懐かしいわね~」と久々に次女とやってみたらどう?

小さくて細かい作業に、目がシバシバしちゃってお手上げよ。


あたし・主婦の頭の中



以来、次女に「ママ~一緒にアイロンビーズやろうよ~」

と言われるのが、何より恐怖なアラフォー母だ。


アラフォーの私でもそうなのなら・・・

73歳の父は、どうなっちゃうわけ?


あたし・主婦の頭の中


だから、私は次女にこう言ったわよ。


あたし・主婦の頭の中



ところが、次女は・・・


あたし・主婦の頭の中


そう言ってアイロンビーズを離さない。

ホントにそれ、持っていくの?はぁ~。



実家に着くと、

玄関には熱烈大歓迎の父の姿。


あたし・主婦の頭の中


次女は持っていたアイロンビーズを見せながら言った。

「おじいちゃん!」


あたし・主婦の頭の中


それに父はガッツポーズで応えながら、

やる気満々、大はしゃぎで次女と手を繋いで去って行った。


あたし・主婦の頭の中


アイロンビーズが何かも知らずに・・・。

だ、大丈夫か?パパ・・・。



夕方、用事を終え、私が実家に迎えに行くと・・・


あたし・主婦の頭の中


次女が興奮して私に言った。


あたし・主婦の頭の中


そんな次女とは対照的に母は妙に冷めた声でこう言った。


あたし・主婦の頭の中


当の本人は、2人の間で何とも言えない表情をして・・・


あたし・主婦の頭の中


そうして話し始めた。

「竜ちゃんに教えてもらって、やってみたんだよ。

いや~細かくて大変だったけど、なんとかできてね」


あたし・主婦の頭の中


「そして、竜ちゃんに聞いたんだよ」


あたし・主婦の頭の中


「おぉ、なるほど!!」


あたし・主婦の頭の中



「アイロンのスイッチを入れて・・・

でも、その時、思ったんだよ」


あたし・主婦の頭の中


「いくら何でも私だってそのくらいは気づいたさ。

溶けたプラッチックがアイロンにドロドロに

張り付いたら大変だってね。だから・・・」


あたし・主婦の頭の中


「よし! これで完成だ!と、思ったら・・・」


あたし・主婦の頭の中


「その時、竜ちゃんが入ってきて・・・」


あたし・主婦の頭の中



「おじいちゃん、違うよ!と言われても後の祭りさ」


そう言って父は少し照れながら、私の目の前に作品を差し出した。


えっ?これがどうしていけないの?

犬でしょ? 上手く出来ているじゃないの。


あたし・主婦の頭の中


あぁ、しっぽの部分ね。

アイロンを当てすぎて、ちょっと潰れてしまっているけど、

でも、悪くないじゃないの。


あたし・主婦の頭の中


ところが、父はとても恥ずかしそうにこう言った。

「いや・・・その布をちょっと持ち上げて見てごらん」


あたし・主婦の頭の中



こ、これ!!

ハンカチにくっついているやんけ!!




あたし・主婦の頭の中


そうなのだ。

アイロンビーズに、直接アイロンをかけたらまずいと思った父は、

目の前にあったハンカチを上にかぶせ、アイロンをかけた。

本人はナイスアイディアと思ったかもしれないが、

そう・・・ハンカチを当てたって、アイロンビーズは熱で溶けるよ。

当て布代わりのハンカチに、びっしり張り付いて取れない犬。


次女は初めて見るこんな作品に興奮していた。


あたし・主婦の頭の中


そんな孫の喜ぶ姿を見て、まんざらでもないよーで、


あたし・主婦の頭の中


と言うけれど・・・このハンカチ、

「畳めない」「拭けない」「洗えない」で、

まったくない使えないじゃん!


*アイロンビーズは、

 専用の紙を当てて、アイロンをかけます。


追伸:

3日に渡り、次女と思う存分遊んだ父は、さすがに翌日は

「竜ちゃん、今日は遊びに来るのかな?」とは言わなかったそうです。

やっぱり疲れた?

でも、この3日間、父は次女に好かれたい一心から

「カトー・プリキュア」にいう名前に改名しました。

今では、次女の方が日に何度も

「カトー・プリキュア、今日、遊べるかな?」と言っています。





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インフルエンザが大流行しているそうですが、皆さんは大丈夫ですか?我が家は今のところ、皆元気に過ごしています。


そうだ、お知らせです。先日、アイドル小林から電話があり、「2月9日(水)のズームインスーパーでカータンの記事を使いたいと連絡が入りました。本人の取材とかはまったく必要なしで、単に記事だけ使いたいということです」と連絡がありました。何でもテーマは『自分撮り』とか・・・。12月2日の「40代必見!ミラクルな自分撮りの技」  が使われるみたい。きちゃったよ~?Bちゃんの考えた寝転び自分撮りのブームがついに?よかったら見てください。(って、ボツになっていたら、すいませ~ん)