前回の記事 で、髪の毛をセルフカットしてしまった

次女の話を書いたけど・・・そのつづきがあるの。


朝起きると・・・長女が次女に何かしつこく言っていた。


あたし・主婦の頭の中


何やってるのよ!


あたし・主婦の頭の中


すると、長女は悪びれた様子もなく、こう言ったの。


あたし・主婦の頭の中


そうよ! 余りにも一直線だった前髪。


あたし・主婦の頭の中


もう少し梳いてあげたら今っぽくなるかしらという母心から

梳きバサミでちょっと梳いてあげたのよ。


それが? どー見たって何だって言うのよ?


「ママ! どー見たって、この髪型!!

フランケンだよ!!」


えっ? フランケン?


あたし・主婦の頭の中


言われてみれば・・・

ホント、次女は小さなフランケンだった・・・。


前回のコメントで、

髪をセルフカットしてしまったお子様の多くが、

なぜか七五三の前だったり・・・大切なイベントの前に

そんな行動を起こしてしまったというものが多かったのだけど・・・、

七五三ほどでないにしろ、次女も例に漏れず!!

幼稚園で開かれる夕涼み会の直前だったの。

そうよ、浴衣を着るっていうのに!


フランケンに浴衣を着せてみたものの・・・


あたし・主婦の頭の中


やっぱり変だ!

この前髪がいけないんだと思い、

ムースでオールバックにして後ろで束ねてみたんだけど・・・

これじゃ・・・どー見たって、


「まだ大銀杏を結えない幕下力士?」


あたし・主婦の頭の中


急いで前髪をまた前に垂らした。

仕方ないわ。サイドはムースで固め、

強引に後ろで結わえ・・・


あたし・主婦の頭の中


みんなの視線が髪飾りに注がれるように、

ちょっと派手目な髪飾りを付けてあげることにした。


これなら、まぁ・・・よし!でしょう?


ところが、肝心の次女は、

浴衣を着せられたことが恥ずかしいらしく・・・

 
あたし・主婦の頭の中


そう言って嫌がっている。

どうも次女は、一人だけこんな格好で

幼稚園に行くのは、目立って、

注目されてイヤだと思っているようだった。


「大丈夫だよ。皆も浴衣着てくるって言っていたよ」

そう、何度も言い聞かせても、ブツブツ文句を言って・・・


あたし・主婦の頭の中


園バスのバス停まで行く足取りも重かった。憂いを帯びた後姿・・・。


ところが、園バスが着き、

窓から手を振るお友達の浴衣姿を見るや大喜び!

一目散にバスに向かって走り出してた。


あたし・主婦の頭の中

それを「いってらっしゃーい」と見送る私。

そう、次女は園バスに乗って、1人夕涼み会に行っちゃったわ~。


そう、夕涼み会も幼稚園によっていろいろあるのね?

長女の通っていた幼稚園の夕涼み会は、

親も参加して、大きなやぐらも組まれ、

おもちゃが当たるくじ引きや金魚すくいとか、

とうもろこしや焼きそばなんかの屋台も出て、

本格的な盆踊り大会といった感じのものだったの。


あたし・主婦の頭の中


そして、その売り上げは幼稚園に寄付されていた。

ついついいろいろ買っちゃって・・・


あたし・主婦の頭の中

そんな夕涼み会しか知らなかった私は、

次女が幼稚園から

『夕涼み会バスの時刻表』をもらってきた時、

子供だけ先にバスで行って、

親は後から追いかけるのねと思っていの。


でもね、夕涼み会のお知らせをよーく読んだから、

次女の幼稚園は、親は参加しない

子供だけの夕涼み会だということがわかったの。

いつもの降園時間にバスが迎えに来て、

夕涼み会が終わったら、またバスで送ってくれるという。


それにしても、親がお手伝いもしないで、

屋台とか出店、人手は足りるんだろうか?


えっ?

40円だけひも付きのお財布に入れて持たせてください?

4・・・40円!? 

今の時代、40円で一体何が買えるというんだ?


あたし・主婦の頭の中

なんて思っていた私。


夕方、バス停で次女を待っていると・・・。

バスから降りてきた次女は・・・


あたし・主婦の頭の中



兵児帯がなければ、浴衣を落としてきそうな乱れっぷり!

でも、その浴衣の乱れ具合で、

次女がどんなに夕涼み会が楽しかったか伝わってくるようだった。

手にはこんな紙袋をしっかりと握って・・・。


あたし・主婦の頭の中


たぶん、幼稚園で、夕涼み会に向けて、自分たちで作ったのだろう。


家に入ると、すぐに浴衣を脱いで・・・

そして、大切そうにその紙袋の中から取り出したもの。


あたし・主婦の頭の中


「これね! 自分のお金で買ったの!!」

大興奮で、1つ1つとても嬉しそうに見せてくれた。

飽きもせず、これらをどうやって手に出来たのか、

何度も何度も説明している。


そして、もらってきたラムネを食べながら・・・


あたし・主婦の頭の中


興奮しすぎて、話半分くらいしかわかってあげられなかったけど、

でも、どれだけ夕涼み会が楽しかったか、

それだけはこれでもか!と伝わってきた。


そんな次女の姿を見ていたらね・・・


あたし・主婦の頭の中


そうなのよ。

自分でもわからないんだけど・・・ 

ホントに涙が止まらなくなっちゃって・・・。


あたし・主婦の頭の中


「大したことない夕涼み会なのね~」

なんて送り出した自分が恥ずかしかったの。


子供って・・・

大人の私がとっくに忘れてしまった大切なことを

こうやって思い出させてくれるのよ・・・。


いつも制服を着ているお友達が浴衣や甚平を着ていること、

普段の幼稚園がちょっと違った雰囲気であること、
それに、いつも見ているバスからの風景も、

今日はちょっぴり日が傾いていて違って見える、

そんな些細なことでも、子供にとっては、

ワクワクドキドキの楽しい思い出になりうるってこと。


その日、次女はお菓子をいつもよりゆっくりと食べ、

シールをもったいぶりながら、私と長女にも分けてくれて・・・

お風呂でシャボン玉をして・・・

そして、スーパーボールを握り締めて


あたし・主婦の頭の中

あっという間に眠りについた。

その姿を見て、また涙にくれる母。

次女にステキな思い出をありがとうございました。


あたし・主婦の頭の中

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前回の記事にもたくさんのコメントをどうもありがとうございました。行事の前のまさかの惨事『セルフカット』を体験しているお子さんが多くてびっくりしました。子供って、晴れ舞台の直前にとんでもないことをしでかすものですね。長女も年少の初めての学芸会の前日、テレビの角にぶつかって、目の上ぱっくり切りました・・・。なんでこんな時に! と当時は思いましたが、その時のビデオを見るたび、目を腫らして、ガーゼをあてながらも、意に介さず嬉しそうに踊っている娘の姿に、思い出話が尽きません。次女のこの髪型もいい思い出になりそうです。

では、今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。