お姉ちゃんになった1日
ちょっとしたお手伝いをすることになり、
それからちょくちょく連絡を取り合うようになって、
仲良しになったhimecyan。
下の子とhimecyanのお子さん・いっくんの歳が近いこともあり、
我が家に遊びに来てくれることになった。
いっくんはご存知の方も多いと思うけど、
クオーターのイケメン君だ。
イケメン・いっくんとの対面を前に、母としては、
我が娘も、なんとか可愛く着飾らしてあげたいもの。
我が家にある(上の子のお下がりだけど、限りなく新品に近い)
可愛い系の服を手に、下の子に激しくアピール。
しかし・・・下の子ったら・・・
なんとも渋いメンズライクな服をチョイス。
カリスマ店員並みに強引に可愛い系を勧めるも、
本日の次女の気分はこれ? 一歩も譲らず!!
仕方ない・・・この服を着せ、
待ち合わせの駅までお迎えに。
おっ! 100メートル先に可愛いママが!
もしかして・・・himecyan?
himecyanおぼしきママの引くベビーカーの中には
端正な顔立ちのボーイが爆睡中。
あれは、いっくんに間違えない!!
まずは、himecyanに気づかれないように・・・
身なりを整え・・・
で、ここから遥か前方にいるhimecyanの元に
颯爽と小走りで駆けつける~~
わけには行かなくてよ!
だって、ロングディスタンス、作り顔が続かないわ!
himecyanに気がつかれないように・・・
直線ルートを避け、急遽、死角ルートに変更よ!
第一の★決め顔完成pointを過ぎたら、
第二の★キョロキョロpointにコマを進め・・・
そこで、初めてhimecyanを探し始めましたという演技に入る。
ほーら、これなら決め顔のまま、
himecyan親子にご対面よ!
↑これがあんたの決め顔かい! って?
やっぱりhimecyanだった。
himecyanはにこやかに挨拶してくれた。
えっと・・・こっちが下の子・竜です!
と紹介しようとしたら・・・
さっきまで手を繋いでいた次女がいつの間に
ここぞとばかりに私の太い太ももの陰に
隠れてモジモジしているじゃない!
今日は朝からテンション高く、大興奮であったにも関わらず。
私はあらかじめ次女にこう話しておいた。
「お姉ちゃん・・・?」
末っ子ゆえ、このお姉ちゃんという言葉は
まるで魔法の言葉のように・・・次女の気持ちを高ぶらせた。
それからは1分おきに
「リアルいっくん情報」を聞きたがった次女!
なのに・・・
意外や次女はシャイだった。
家に着いても、いっくんと一緒に遊ぼうともせずに
私の背中越しからいっくんを観察するばかり・・・。
この行動、どっかで見たことが・・・
そうだ、我が家のネコの警戒時の行動と同じである。
目の前に見慣れないものが現れると・・・
そう、あれは長女が縁日でもらってきた
ズーミンの電池で動くぬいぐるみ。
小刻みに動くズーミンが気になって、気になって・・・
仕方ないのに、勇気がなく。
遠くから警戒体勢=闘牛ポーズを繰り返すばかり・・・。
ちなみにこんな時に意地悪な飼い主(私?)が
パンと手を叩けば、どうなるか知ってる?
1メートルくらい飛び上がります!!
次女はさっきから初めて会ったいっくんが
気になって、気になって仕方ないのに・・・
一緒に遊ぼうと言い出す勇気がなく、
後ろから左から右からと遠巻きに眺めるばかり・・・。
そんな行動が終わったかと思うと、
突然、私のシャツの裾を引っ張りながらこう言った。
でも、視線はしっかりいっくんの方。
次女はこのところ、トイレで段々とおしっこを
するようになってきた。
しかし、私が促さないと自ら進んでトイレにはあんまり行かない・・・。
なのに、珍しく自分からトイレに行くと言い出して、
そして、トイレから戻ってくると・・・大きな声で言った。
もちろん、視線はいっくんだ。
どうやら、お姉ちゃんであるということを
いっくんにアピールしているらしかった。
しかし、その娘の言葉に反応してくれ、誉めてくれたのは
himecyanだけ・・・。
アピールしたいはずの彼は・・・
車のおもちゃに夢中。
すると、今度は何を始めた?
洗面所に行って、歯ブラシを持ってきて、
皆の前で歯を磨き出すではないか。
1人で歯磨きできることを猛烈にアピール。
でもね・・・
やっぱりそのことに反応してくれるのはhimecyanだけで・・・
その後も、次女のお姉ちゃんアピール作戦は
止まることを知らず!
「竜ちゃんって、本当にきれい好きなんですね~」
とhimecyanがそう言ってくれた時には
次女はすでに5回くらい歯を磨いていた・・・。
いっくんにはその作戦はまったく通じないと悟った次女は、
プレゼント作戦に乗り出した。
自分のおもちゃを次から次へといっくんに貸し・・・
気前の良いお姉ちゃんをアピールし始めた。
おぉ、そんな次女の努力の甲斐があって、
これならいっくんも大満足!
やっと仲良くなれた2人だった。仲良し画像
次女のお姉ちゃんぶりはかなりのもので、
トイレ、歯磨き、お節介、そして「ダメでしょ。いっくん」という
いつもの自分を棚に上げた小言etc・・・
私のいつも見ている次女とはどこか違った。
でもね、そんな楽しかった時間もすぐに過ぎて・・・
いっくんが帰る時間になってしまった。
玄関先でいっくんを見送る次女。寂しげだ。
玄関の扉を閉めると、
これまた1分おきに
「リアルいっくん情報」を聞きたがった次女。
よっぽど楽しかったんだね・・・。
また遊びに来てくれるといいね。
でも・・・
さっきまでのお姉ちゃんぶりはどこ?
いつのまに・・・?
そのオムツ、
タプンタプンになってはいないか?
↑この絵をクリックお願いします。ランキングに加算されます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
前回の記事にもたくさんのコメントをどうもありがとうございました。試験勉強・・・、はい、私、眉毛もすっかり綺麗になりました。普段は大嫌いなアイロン掛けも、今無性にやりたいのはなぜ?(はい、現実逃避です)でも、頑張ります。これで落ちたら、長女にいつも偉そうに勉強についての小言を言っている母の面子台無しです。さぁ、今夜は絶対に巻き込まれないわ!
それからhimecyanは妹さんと9つ年が離れているんだって。うちの娘たちが8歳。himecyanが子供の頃の話をしてくれたら、何だかすごくうちの長女の気持ちがわかりました・・・。そして、思わず涙。この話はまた今度書きますね。
では、今日の最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (1)
こ、子供とどうやって接したら…そわそわ。でした。
だけど、おうどん切って食べさせたり、口を拭ってあげたりしたら、何だか本当にお母さんになった気分で嬉しかった。
本当のお母さんは365日お休みなしだから大変だと思うけど、とても優しい気持ちになれたのよ。