子供の頃、住んでいた家の天井は、

かなりはっきりとした木目模様がついていて、

私は毎晩、布団の中からその木目を見上げては、

いろんなものに形を変えて遊ぶのが好きだった。


ある時、それは楽しそうに笑う人の顔に見えたり、

ある時は老いぼれた犬だったり、

またある時はメラメラと揺らめく炎だったり・・・。

イメージを膨らませれば、

それは飽きることない楽しい空想の世界だった。


不思議なことにすごく興味あった。

誰かをあっと驚かせたいと思ったから?


例えば超能力とか使えたらどんなにいいか・・・

練習していた。




開いたドアをハンドパワーでなんとかできない?





そんな子供だった。

でも、成長するに従って、気づき出す。

こんなことしていると皆に引かれるってことに。

お化けの話はまぁ受け入れられる。

だけど、不思議な話、例えば宙に浮かんだとか、

宇宙人に連れ去られたとか、体がワープしたとか

そんな話は「あの人大丈夫か?」的イメージを抱かせかねない。


興味はありながら、段々とこーゆー話は

人前で話してはいけないような気がしていたのだ。


ある日、アメーバブックス新社のアイドル・小林さんと

ランチをしていた時、小林さんが言った。





アメーバーブックス新社の編集長で、

作家の山川健一先生、通称ヤマケンがそんなことを言い出したって?





私が訝し気にしていると小林さんは言った。


「カータン、ヘミシンクって知ってますか?」


えっ? ハミング? 

何よ、ペッパーから急に柔軟剤の話になるわけ?






そう私が答えると・・・







そして、話始めた。

ヘミシンク。

ロバート・モンローさんが考え出した音響技術なんです。

彼はラジオ番組の制作会社を経営していたんですが、

体外離脱をするようになったんですね・・・。

あまりにも頻繁に対外離脱をするようになったんで、

彼はその研究をするようになったんですよ。


そして、ヘミシンクというものができたんです。

左右の耳に異なった周波数の音を流すとですね、

人の意識を意図的に変性意識へ導くってことがわかったんですね。

変性意識って、体外離脱や非日常的な意識のことで・・・

ようするに、体は眠っているのに、意識はハッキリししている状態に

なるんです。

寝ながらヘミシンクをするんですけど、

そのうちどこからか声が聞こえたり、映像が見えたりするので、

一瞬、夢かと間違えてしまうんですけど・・・

で、ヘミシンクを何度かしていると、やがて自分に必要なメッセージを

くれるガイドという存在に出会うらしいんです。


ヤマケンは最近、このヘミシンクを使っては、

あっちの世界でガイドである妖精やら

スパイダーマンみたいなものに会ってきては

いろんな話をしてくれるんですよ。

そのスパイダーマンが私のこと「あいつはコショウだ!」

なんて言ったって言われても・・・どう思います?

複雑ですよ・・・お前はコショウだってなんて・・・。


こんな話を聞くと、殆どの人が引いていくかもしれない。





でもね、子供の頃から、不思議な話が大好きな私、

24人のビリーミリガンなんて何回読んだかわからないし、

(momoさん、  ↑ご指摘ありがとう! 自分で笑った)

森の中にはコロボックルが絶対に住んでいると信じている私は、

何だかとても興味が沸いた。

それにね、なんか少しわかる気がしたのだ。

音と体外離脱・・・なんか関係があるかもしれない。





私はいつも耳に布団が被るように寝ている。

それはね、こんな中学の時の経験からだ。


中学生の時、ほんとに毎晩のように金縛りにあっていた。





金縛り常連だった私はある日、あることに気がついたのだ。

金縛りになる時は必ず耳からすごい音が聞こえてくるのだ。





その音と共に体が動かなくなる。

いろんな音を聞いた。

それは何か自然の効果音みたいなものだったり、

曲だったり様々だった。

その中で特に記憶に残っているのは、

サザンオールスターズの「いなせなロコモーション」。

あの前奏とサザンの歌声、

「私、ラジカセタイマー掛けていたっけ?」と

いうくらいハッキリとこの曲が聞こえてきたっけ・・・。





そんなことをしているうちに、次第に私は

金縛りから体を解き放つ技を身につけた。

すごい力を振り絞って、エイヤー!! と身を返すのだ。

徐々になんてやってても、金縛りから解放されない。


私は両親のいる寝室に向かった。

体は重くて、すごい抵抗にあっている感じ。

体が飛ばされそうなすごい風に向かって歩く感じと言ったらいい?





両親の寝室の前に行く前のリビング脇にある

本棚の前を必死に通り過ぎ・・・





やっと両親の寝室のドアに手を伸ばし・・・





開けようとした時、はっと体が軽くなる。

金縛りから完全に解き放たれたんだ・・・。

でも、そこで私は驚く。

あんなに必死な思いをして、両親の寝室に行ったのに、

気がついたのは、金縛りにあった自分のベッドの上なのだ。





そんなことが度々あって・・・。

私は混乱した。

両親の部屋に行った自分は、私の頭の中だけの

願望なのか・・・

でも、私は確かに本棚に飾られている置物や

本の背表紙をこの目で見ながら歩いていたのに・・・。

あれも想像に過ぎないのか・・・?


ある日、またいつものように大音響と共に

金縛りにあった私は考えた。

実際に自分が両親の寝室まで歩いて行っているのかを

確かめるべく、自分の毛布を持って行くことにしてみたのだ。





本棚には、見覚えのある本・・・

棚には時計に人形があり・・・

足には敷かれている絨毯の感触がきちんとある・・・。

そして手には毛布・・・。






両親の寝室のドアを開けようとした・・・





が、この日もやっぱりここで金縛りは解け、

そして金縛りになった場所である自分のベットの上に私はいた。






金縛りに遭い、そして、それに逆らうとすごく体力を消耗する。

私は、その日も、すっかり疲れて毛布のことなど考えず、

そのまま眠りに就いてしまった。


朝がきた。

母の声で起こされた。





母は私の毛布を差し出しながら、こう私に言ったのだ。





その時、私は確信したのだ。

ベッドにいる私も私、でも、金縛りの中、

両親の部屋に向かって歩いている私も確かに私なんだって・・・。

体外離脱・・・その言葉を知ったのは、それからずっと後のことだ。

でも、きっと私のあの体験は、

この体外離脱と言えるものなんじゃないかって・・・。


私は小林さんに言ったわ。





相変わらず横文字に弱い私だけど・・・。






ヤマケン先生はヘミシンクによって、妖精のセリ、

緑色のスパイダーマン、フクロウのミネルバ、僧侶が現れ、

彼らからいろんなメッセージをもらっているらしい。





ヘミシンクとそのガイドとの会話が書かれた本が

発売されたということで、早速読んでみた。

発売いきなりアマゾンランキング26位を記録されたところを見ると、

ヘミシンクって私が知らなかっただけで、

すでに皆さん興味があることだとわかった。

リアルファンタジア 2012年以降の世界/山川 健一
¥1,400
Amazon.co.jp

面白くてホントに一気に読めてしまう内容だ。

ヘミシンクについて、ヤマケン先生がわかりやすく説明してくれる。

でも、読んでいてすごく引き込まれたのは、

セリ、スパイダーマンやミネルバとのヤマケン先生との会話、

爽やかな青春小説、ファンタジー小説を思わせるような・・・

さすが永遠のロック少年という感じがしてすごく面白かった。

ちなみにコショウ小林の意味もそこに書いてあった。



さぁ、私もそのヘミシンクの世界へ行ってみよう!

ヘミシンク専用のCDを聞く。





きっと私のガイドは松潤似の妖精ジュンだったり、

博識あるハンサム猫だったり、

マッチョなスーパーマンだったりするんだ・・・。

(本当はヒーローもので一番好きなのは、スパイダーマンだけど、

ヤマケンに先を越された・・・)





ところが・・・

ヘミシンクを試みて1週間・・・未だガイドには会えない私・・・。


だって、いつでも気がつけば・・・






本当の眠りの世界に導かれてしまうのだから・・・。


ヘミシンク・・・

ねぇジュン、あなたはいつ現れるのかしら?



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前回の記事にもたくさんのコメントをどうもありがとうございました。たくさんの方がどうしてうつ伏せにならなかったんだとおっしゃいましたが、私・・・お尻のセルライトを見られるのが怖く…うつ伏せになると、見つめらるところは、ただ1つ。お尻に集中してしまうような気がして・・・。

では、今日も長い記事に最後までお付き合い下さり、ありがとう。