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結婚して何が変わったかと、もし聞かれたなら、

私は「両親の死が怖くなくなった」と答えるだろう。

実際に、私が結婚して、そして思ったことだった。


それまでの私は、いい年の大人であったけれど、心のどこかで親が死んだらどうしようと考えては、しばし不安な気持ちになっていた。


一番身近で自分のことをわかってくれる存在である親がこの世から

いなくなってしまったら・・・

そう思うと、いつだってまだ幼い子供のような気持ちになって、言い知れない不安に襲われていた。


しかし、ある男性と知り合って(それは今の夫なのだけど)結婚をし、一緒に暮らし始めたときから、両親が死んだらどうしようという不安な気持ちが薄れていく自分に気がついた。


いや、今でも両親が死んだら・・・と考えると悲しい気持ちになるし、

できるだけ長生きして欲しいと願っている。

でも、いずれ順番から行ったら、親の方が先にこの世を去るのは避けられない事実で、またそれが私の親にとっての孝行になると受け止められるようになったのだ。


そして、私は子供を得た。子供を産んで何が変わったかと、もし聞かれたら、私は「自分が死ぬのが怖くなった」と答えるだろう。

いや、正確に言うと、この子達のために、なんとしてもできるだけ長く生きていたいと願うようになったのだ。


自分の死へ対する恐怖ではなく、子供たちのために、死にたくないという思いだ。子供たちと一緒に過ごす時間は私の人生にとって、とても大切なものだけど、それ以上に、子供たちの人生にとって、親の私と過ごす時間をできるだけたくさん与えてあげたいと。


さて、今回、アメブロさんのプレミアムネタで、1冊の本とめぐり合うことがきた。ランディ・パウシュさんが書いた「最後の授業」という本だ。


『最後の授業』公式サイト


『最後の授業』

彼は大学教授で、コンピューターサイエンス界の世界的権威と称される人物だ。

彼は、46歳で、愛する妻と、まだ幼い三人のお子さんがいる。

(6歳と3歳の息子とまだ1歳半の娘)

そして、彼は膵臓癌に侵され、医師から余命半年と宣告された。


アメリカでは、多くの大学で「最後の授業」が行われているそうだ。

それは、文字通りの死を迎えた教授の「最後の授業」という意味でなく、講義する人間が死を覚悟した気持ちで、自分にとって何が大切かを伝える意味があるそうだ。

「人生最後の機会としたら、どんな自分の知恵を、聴いている人に伝えたいか」のという意味だ。


しかし、実際パウシュ教授は、余命宣告を受け、皮肉にも文字通り

「最後の授業」を行うことになってしまったのだ。


彼の妻は、この彼の正真正銘の「最後の授業」を行うことに猛烈に反対した。講義をするために費やす時間を考えたら、家族のために限られた時間を一緒に過ごすべきだと。

妻として、子供たちの母親として、当たり前の言い分かもしれない。

しかし、彼は譲れなかった。

「自分にとって一番大切なことを、多くの人に感じてもらいたい」

と願ったからだ。

そして、もう1つ、それ以上に講義をどうしてもし遂げたい理由があった。残して逝かなければならないまだ幼い愛する子供たちに

この講義を「遺産」として残したいと思ったのだ。


大きくなったとき、子供たちがこの講義を見て、自分の父親がどう思い、どんな風に生きてきたかを感じ取ってもらいたい、それが彼の願いだった。


夢を叶えるために、自分がどう生きてきたのか

人生をどう生きるのか


彼は400人の観衆の前で講義をした。

この「最後の授業」には、その講義を聴いている観衆の向こうに、未来の彼の子供たちの姿が見える。

バーチャルリアリティの第一人者であるランディ・パウシュ教授が、子供の頃からの夢を1つずつ叶えてきた話、

それはまた三人の子供たちの父親として、こうやって君たちの父親は夢を叶えてきたんだよという遺言でもある。

彼らが大きくなったとき、この父の勇姿を見て、どう感じるだろう? 

父と過ごした生の記憶はやがて薄れ曖昧な記憶に変わる日が来るだろう。でも、この演壇にあがり、大勢の人の前で父が行った「最後の授業」は、いつまでも薄れることはなく、子供たちの心に生き続けるだろう。どんなときでも、父が残してくれた限りない愛情と、そして、メッセージを子供たちは感じることができるに違いない。


幼い子供を残し、この世を去らなければならない父・パウシュ教授の「最後の授業」、私も同じ親として、こみ上げてくるものを抑えることができなかった。



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とうとう古いパソコンが息絶えました。理由は寿命。駆使し続けたからね。でも、これが使えないと、古いスキャナーが使えないのです。JBAのときに頂いたパソコンは、この古いスキャナーを認識してくれません。なので、週末複合機を見に行こうと思ってます。古いパソコンは、たまに私の気が通じたとき、パッと蘇生してくれたりするので、週末まで根気よく気を送り続け、漫画がアップできたらいいなと思います。今日は朝から全然ダメです。

漫画がダメなら、今私の足元でスタンバイしている彼女の登場を・・・。猫かあさん、スタンバイお願いします~

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。