あれから4ヶ月・・・

ついに長女が重い腰を上げて、
バイトを始めた。

特に何も考えないで
時給だけ見て応募したらしい。

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その駅は、家からも大学からも
近いわけではない。

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特に何も考えず
決めたそうで・・・

その時点で甘いな〜とも思うけど、
まぁそれも経験。口出ししない。

さて、面接を受けに
初めてバイト先に行った長女。

帰ってくるなり、
こんなことを言い出した。

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聞くと、
駅から徒歩4分って書いてあったのに
歩いたらとても遠かったという。

ついては、

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何を甘いことほざいているんだ!
そう思ったけど、
そうしたいならどーぞ!

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そう言ったら、

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って!
なんで私がケチになるんだ!

さて、その後、バイトに採用され
晴れてバイト初日を迎えた。
長女、人生初のバイトだ。

ロッカールームから
早速、制服の写真が送られてきた。

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ユニフォーム姿なんて、
学校の制服以外見たことがないから
なかなか新鮮!

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なんて考えてたら、
あっという間に帰ってきた。
そう、初日のバイトはたった2時間。

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2時間で恐ろしいほど疲れている。

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聞けば・・・

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そりゃ、まずは練習でしょ!
と思ったけど・・・
想像してみて笑ってしまった。

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そして、長女はこう宣言した。

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バイトが決まった時は、

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そう言っていたのに・・・

でも、私にはその気持ちが
何となくわかる気がした。

私も初めてバイトをした時を
思い出すから。

バイト先で店長に怒られた時
すごくショックだったこと。

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それまでの人生、
親や学校の先生に
怒られたことはあっても、

他人に怒られる経験なんてなく、
ましてや、こんな父親くらいの年齢の人に!

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そう心の中で思ったもの。

働くということは
そういうことだとわかったのは、
もう少し後のことで・・・。

そうだ、あの日も、
私は店長に注意をされていた。

そんな時、
叔母がやってきたのだ。

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何も知らない叔母は私を見て、
嬉しそうに手を振った。

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怒られている姿を見られたくない
という気恥ずかしさもあったけど、
優しい叔母の顔を見たら

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堪えていたものが一気に
溢れ出しそうになって

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せっかく来てくれた叔母を
アイコンタクトでソッコー帰した経験が・・・。

私は言った。

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でも、いつか働いてる姿を
見てみたいわ!
想像するだけでニヤニヤしちゃう。

娘にサービスしてもらうって
どんな気分なんだろう?
でも、お楽しみは、
まだまだ当分先のようだ。



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前回の親の老いの話にコメントありがとうございます。みなさんのコメント読んでて、なんだか涙こぼれそうになりました。いろんな思いがありますよね・・・。でも、コメントで共有できて、よかったです。どうもありがとうございました。