長女の出産体験記(2)からのつづきです

そして、陣痛に苦しみながらの朝を迎えた。

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その前に私は看護師さんに
頼みたいことがあった。

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「浣腸を入れてください!」

なのに、看護師さんはそっけない返事。

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そこを強引に頼み込み、
2回目の浣腸をしてもらった。

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と思ったのに・・・
私はなんてヘタレなんだ!



あっけなく・・・噴火!



なんてことよ、
結局、昨日と同じだった・・・。

浣腸が済んだところで、
促進剤を投入した。

これで急激に、
陣痛レベルが跳ね上がった。

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昼過ぎに看護師さんが
ふんどしペロリンパをしたと思ったら

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でも、ここはなんとかして
移動しないと産めないようで・・・

私はいよいよファイナルステージ、
分娩室に移動することになった。

でも、陣痛の波は、すでに大波。
いつが移れる頃合いなのか
まったくつかめない。

そんな中で、わずかに
今だ!という隙を狙って分娩台へ。

その姿はまるで、力士のすり足?



こうして、どうにか土俵に、
いや、分娩台に上がった私。

そのとき、少しほっとした。
なぜならば

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そう思ったからだ。

ここで一気にいきんで
早く出産を終了させたい!

ところが、

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はい?
まだ産ませてくれないというのか?

この時、何が辛かったといえば、
人間って、痛みで苦しい時、

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少なくとも私は
今までそうやって痛みを柔やげてきた。

でも、お産は違った。

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この痛みと向き合わないければいけない
その辛さよ!

そして、再び頭をよぎるのは
あの男の顔。

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私は考えた。
鼻からスイカ?
ダメ、想像しづらいわ!

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そんなことを考えていたら、
少しだけ気分が紛れた。

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助産師さんの合図で私はいきんだ!

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下から骨つきカルビを切るような
ハサミの「チョキン!」って音が
聞こえたけど(会陰切開?)

そんな痛み、陣痛に比べたら
蚊に刺されたようなもんだった。

そして、

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元気な産声が分娩室に響き渡り、
娘が生まれたことを知ったのだ。

自分で産んでおきながら、
産声で生まれたことを
知ったってのも変だけど

ただただ無我夢中で
自分の下半身で
一体何が起こっているのか
もうわけがわからなくなっていたのだ。

助産師さんが、我が子を
私の胸元に連れてきてくれた。

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娘は可愛かった!
やっと会えたと感動した!

でも、あまりの痛さに
正直、可愛さに集中できない。

そのとき、頭の中に浮かんだのは
昔、聞いた象の出産の話。

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母象は赤ん坊を産み落とすと
余りの痛さに

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痛みの原因である子象を
踏みつけようとするのだという。

それを周りのメスたちが間に入り
母親から小象を守るのだという。

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そして、母象は、
痛みが治まると母性を取り戻し、
小象を可愛がることができるって。

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産んだ後、
しばらく分娩台で休んでいると
またお腹が痛くなった。

これは後で知ったが、
後産というもので、
胎盤が外に出てくる痛みだ。

そんなこと知らずにいたので
(母親学級で習ったのか?)

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こんなことを思うくらい、
大きなものがまた出てきたという感じ。
それも結構、痛いのだ。

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そう思ったとき、
遠くで助産師さんの声が聞こえた。

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でも・・・
脅かすわけじゃないけど、
出産後も痛みとの戦いだった。

ってことであと一回だけつづく


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私の叔母は42年前に双子を出産したのだけど、生まれてくるまで双子だとわからなかったそうで・・・。周りに「お腹が大きい」と言われたけど、まさか双子が生まれてくるとは!産んでびっくりだったという。その話を聞いたときは、そんなことがあったなんて!と思っていたけど、たぶん19年前の長女の出産体験記も、今の出産に比べたら、それくらい昔話になっているんだろうな〜。