金曜日の夜にみんなで

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ということで集まることになった。

ふっと頭に浮かんだのは、K美の顔。

K美は子供の頃、
ファンクラブに入ってて、
生まれて初めて
バレンタインにチョコをあげたのが
秀樹というエピソードの持ち主だ。

それも、よくあるファンクラブに
チョコを送ったという話ではない。

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秀樹は足が長くて、
カッコよくて、優しかった・・・

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ダメ元で三重に住んでるK美に声をかけてみた。

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なんという偶然!

みんなの仕事が終わる8時に、
カラオケ店で集合することになった。

その前に私は、
どうしても行きたい場所があった。

青山葬儀所、
そこで6時から秀樹のお通夜が行われる。

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6時少し過ぎに青山葬儀所に着くと
すでにファンの弔問の列は
広い墓地をぐるっと囲むほど
長い行列になっていた。

キャリーバッグを引いている人も
たくさんいた。

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秀樹ファンの情熱を感じた。
いや、ファンって
そういうものかもしれない。
でも、それはやっぱり
秀樹にそれだけの魅力があったからだ。

2時間ほど並び、
ようやく葬儀所の敷地内に入ると
建物の正面には
新御三家の大きなパネルが
飾られているのが見えた。

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場内には、秀樹の歌が流れている。

自然とみんな、秀樹の歌を口ずむ。


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子供の頃、何度も繰り返した曲。
みんな空で歌える曲ばかりだ。

そして、ようやく献花台の前に来た。
YMCAの星条旗をイメージした
赤と白、ブルーの花が並べられた祭壇。

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みんなハンカチで目を抑えていた。
私も自然と涙が溢れてくる。

秀樹にお礼を伝え、
葬儀所を後にすると
私はみんなの待つカラオケ店へ向かった。

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まずはK美から始めの言葉。

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そして、みんなで献杯して・・・

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私がお通夜でもらった
ポストカードをみんなに見てもらい・・・

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食事をする間に
私がもってきたDVDをみんなで見ることにした。

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ブロウアップヒデキ、
1975年20歳の秀樹が行った
「全国横断サマーフェスティバル」の記録映画だ。

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激しいパフォーマンス、派手な衣装、
魅力的な歌声・・・

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どれも常識を超えた演出、
これを40年以上も前にやってのけたとは!

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そして、DVDを見終わって
本人登場のカラオケでみんなで熱唱。

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最後は、ブルースカイブルー。

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みんなで歌った。
私はちょっと泣きそうだった。
でも、今日は泣かない。

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何度聴いても
ブルースカイブルーはいい曲だ。

だけど、今日はいつもと歌詞の意味が
違って聴こえる。

♪青空よ心を伝えてよ
悲しみは余りにも大きい・・・

堪えきれず涙が溢れてきた。

♪青空よ遠い人に伝えて
さよならと〜
 
秀樹、さようなら
そして、ありがとう!





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みんなで集まれてよかった。秀樹のDVDを見て、秀樹のカッコよさ再確認して、カラオケで歌って、どれだけ自分たちの体に歌詞が染み込んでいる思い知って・・・こうして、みんなで思い出を共有できるスターがいて、本当によかった。