実家で、話好きの父に捕まると
帰るタイミングがつかめなくなる。

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しかし、その話が終わると、
間髪いれず、また次の話が始まるわけで・・・。

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父のおしゃべりは
とどまることを知らないのだ。

ゆっくり話を聞いてあげたい!
そんな思いはあるものの、
こちらもいろいろ忙しかったり
するわけなのよ。

姉といつも父の話の長さを嘆き合う。

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家にいるか、デイサービスに行くか、
父の日常はそんなことの繰り返しだ。

にもかかわらず、
あれだけ話のネタがあるっていうのも
ほんと感心してしまう。
とにかく話すのが好きなのよね。

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とりあえず、二階の部屋まで行って
事情を説明したんだけど

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そんなこと言われたら・・・

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そう思って、聞いてみたわけ。

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なのに、話し始めた話といったら

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それ、今言わなきゃいけない話?

今後のことも考えて、提案したの!

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要するに5レベルは、
『これを言わないで死んだら
絶対に後悔する』そのくらい重要な話ね。

姉は私にこう言った。

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後日、私は用があって実家に行った。

頼まれたものを届け、
すぐに帰らなければいけないそんな時。

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二階から聞こえてくる父の声。
ひとまず父のところに行って、事情を話した。

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念のため、姉に教えられた通り
話のレベルを聞いみたわ。

すると・・・

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4.5って!!!!
それはかなり重要な話じゃないの!

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私はメモを手に、
固唾を呑んで父の話を待った。

父が始めた話を聞いて、私は言葉を失ったわ。

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これが、父の4.5レベルの話なのか?

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話好きの父にとっては、
すべての話が5レベル?

話の重要性など関係なく
父にとってはどんな話も
「これを言わないまま死んだら
絶対に後悔する」ものらしい。




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今日も夕方、姉と実家に用があって行ったのだけど、待ってましたと言わんばかりに父が話す話す!今日は、姉とふたりだから、いつもより気が楽だった。これ、ひとりだったら、相槌もかなり大変!でもね・・・父と私は似てる。父を見ていると、将来の自分に姿に重なって、こ、怖い!どんな些細な日常もネタにして、しゃべり倒していそうだわよ。