あと数日で平成が終わる。

今日、ライブドアで
『激動の平成を語り尽くす』という
イベントをしたのだけど、

その中でも話した昭和最後の日のこと。
(平成の始まりでもある)

昭和最後の冬のはじめ、
彼に振られた私は
失恋のショックから自暴自棄になっていた。
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そんな私を見かねた母が
声をかけてくれたのだ。

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年末年始を両親の住む台湾で過ごし
それはとても良い気分転換になった。
現実逃避だ。

でも、日本に帰国する日が迫っていた。

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日本に帰国するその日の朝、
テレビで昭和天皇の崩御を知ったのだ。

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日本に向かう飛行機の中、
いろいろなことを考えてた。

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成田に着くと、
到着ゲートにはたくさんのマスコミが待ってた。

海外から帰ってきた日本人が
天皇崩御のニュースを知ってるか
マイクを向けるためだ。

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今でこそ世界のどこにいようが
ネットでニュースを知る時代だが、
当時はまだニュースにも
時差があったから。

成田からリムジンバスに乗り、
新宿へ向かった。

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リムジンバスが新宿に近づいていく。

街は煌びやかでイヤだ。
みんなが楽しそうに見えて
余計孤独になるもの・・・。

でも、新宿に降り立った私は
目の前に広がる光景に目を見張った。

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高層ビルの煌びやかな灯りも
大きな看板を照らすライトも
派手な店のネオンもそこにはなかった。

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街中が灯りを消し、悲しんでいた。

その時、思った。

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昭和の最後の日、

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新宿の街の灯りが消えたあの日の光景は、今でも頭の中にハッキリと残っている。天皇崩御に自分の死を重ねるなんて、おこがましいにもほどがある。今ならそう思うけど、若かった私は、あの光景を見て、死について、命の重みについて、考えたんですよね。