よく周りから聞かれることがある。

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そんな時、
私はいつもこう答える。

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今は家事や育児に協力的な夫だが、
それは次女が生まれた後のことで、
昔はほんと
非協力的な夫であり、父親だった。


今でも忘れない!!
↑今、キーボードをすごい力で叩いている
長女がまだ2歳くらいのときの休日。


私は疲れが溜まっていたか、
具合が悪かったのか・・・
その日、なかなか起きれなかった。


何度か起こされたんだけど

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そして、私が目を覚ますと

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机の上にメモ書きが残してあった。


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そのメモから、起きない私への
夫の怒りが伝わってきた。


私は、渋々夫の家に電話をかけた。
すると、お義母さんが出て・・・

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被害妄想かもしれないけど
お義母さんの「どうしたの?」には
「お腹空かせた子供と夫がいるのに、
どうしてあたなは寝ていたの?」
そんな風に聞こえて、
私の怒りは全部、夫へ向けられた。

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他にもある! まだまだある!!
(キーボードが壊れそう)

あの頃、夫は車で会社に通っていたのだが、

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今思い出しても、涙が出そうになる。

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夫の冷たさに涙が出るというより
当時の自分を思うと泣けてくる。

どうやって夫が変わったかと言うと
諦めずに夫に言い続けたからだ。


そういう話をすると、
夫はこの世の終わりのような
すごく嫌な顔をした。

それが面倒でつい我慢してきたけど
それじゃ、何も変わらないと思った。

娘の存在も大きかった。

私を娘に、
娘の夫を自分(夫)に置き換えると
説得力が増す作戦だ。

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このようにして
徐々にだけど夫は変わった。

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そう思うのだけど、

キレイさっぱり忘れることは難しい。

だから、私は自分の心の中に
深い深い穴を掘って、
その奥底に放り込んできた。

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これを私はマンホールと呼んでいる。

でも、たまに、
蓋がグラグラする時がある。

例えば、

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側から見たら、

些細なことかもしれないけど、
この些細なことで、
子供のことは全部私任せ、
そんな過去のことを思い出してしまうのだ。

蓋が開くと、
昔のやるせなかった思いが
次から次へと溢れ出して、
感情がコントロールできなくなることがある。

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そんな時は、どうするかっていうと
夫に正直に話すことにしている。
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責めるつもりはないんだけど

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夫の口から、昔の自分を否定してもらうと
落ち着く。


以前、すごく夫婦仲が良い友人に

このマンホールの話をしたことがある。

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彼女がその蓋を開け
昔話を語り始めた。


毎日、仕事仲間と飲んで帰ってくる夫、
乳飲み子と小さな子を
ひとりでお風呂に入れてた話や・・・

次から次へと・・・。

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どこから見ても、仲が良い夫婦なのに
彼女の心の中にも
そんなマンホールがあったなんて・・・。

もしかしたら、
誰もが
そんなマンホールを
心の中に持っているのかもしれないと思った。


って、前置きが長くなってしまったが、
『82年生まれ キム・ジヨン』の映画を
夫と観に行った。

行く前に、マンホールの蓋全開になって、

帰りは生き地獄になるかもしれないよと
伝えたにもかかわらず、
自分も見たいとついてきた。

『82年生まれ キム・ジヨン』
結婚・出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン。常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。そんな彼女を夫のデヒョンは心配するが、本人は「ちょっと疲れているだけ」と深刻には受け止めない。しかしデヒョンの悩みは深刻だった。妻は、最近まるで他人が乗り移ったような言動をとるのだ。ある日は夫の実家で自身の母親になり文句を言う。「正月くらいジヨンを私の元に帰してくださいよ」。ある日はすでに亡くなっている夫と共通の友人になり、夫にアドバイスをする。「体が楽になっても気持ちが焦る時期よ。お疲れ様って言ってあげて」。ある日は祖母になり母親に語りかける。「ジヨンは大丈夫。お前が強い娘に育てただろう」――その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず、ひとり精神科医に相談に行くが・・・。(オフィシャルサイトより)

もう号泣で、涙涙だった。
でも、不思議と
マンホールの蓋は開かなかった。

どうしてだろうと、考えたら
すっかり私はキム・ジヨンの母親の目線で
見ていたことに気づいた。

私が子育てしていた時より
子育てを取り巻く環境は変わったと思う。
でも、まだキムジヨンのように
子育てをしながら、
社会から切り離されたような孤独感や
やるせなさに悩んでいる女性も多いと思う。

私は大変な時期の子育ては
過ぎたからもう大丈夫ではない。

娘にはジヨンみたいな思いは
しないで欲しいし、
深いマンホールを抱えないで欲しい。
そのために、みんなが女性だけではなく男性も社会が考えていかないといけない問題だと思った。



私はマンホールの話が長過ぎて、
映画の感想を上手に語れなかったので
マリリンが上手に書いていたこちらを。




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先に小説を読んでいて、映画で夫役がコン・ユと知った時は、「コン・ユを2時間恨み続けるのか」と思ったが、そこは少し小説と違った。小説より、映画の方が希望が見えたし、夫が子育てに協力したくても、難しい社会も描かれていて、私はよかったと思う。ジヨンのお母さん役は、サイコだけど大丈夫の食堂で働く優しいお母さん役の人だった。このお母さんに自分を憑依させ、泣いた、泣いた! 夫の実家でジヨンは台所に立って忙しいんだけど、夫が「でもさ、もし座ってていいから!とお義母さんに言われても、ジヨンはそれはそれで落ち着かないんじゃないの?」と。嫁が台所に立つ呪縛。確かに自分に置き換えたら、そうかもしれないと思ったりして・・・。それなら、ジヨンの実家に行ったら、夫が台所に立って手伝うっていうのはどうだろうか? お互い、自分の実家に行ったら、羽を伸ばせる!それ良くない?