父を連れての台湾旅行~①出発まで
3月21日から26日まで
父と家族5人で台湾旅行に行ってきました。
しばらく、その旅行記にお付き合いください。
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私の父は仕事の関係で、
台湾に20年間駐在していた。
日本に帰国してからも父は、
台湾と日本を行ったりきたりの生活をしており、
長い間、台湾は父にとって、とても身近な場所だった。
しかし、数年前、股関節を悪くしてから、
台湾は、かなり遠い場所になってしまった。
台湾に行かなくなって、もうどれくらい経ったか?
そして、この頃、
父はよくぶざけて、(それとも本気?)
こんなことをよく口にするようになった。

私は、こんなことを聞いて、
しんみりしてしまう娘ではない。
父も同情を買うために
言ってるわけではないのはわかっている。
だから、私はこう聞き返す。

父は言う。
えっ?そこ高級霊園って聞いたことがあるけど、
そんなところにお墓を建てろと?
ちょっと、考えてみてよ! そんなことしたら・・・

いつもはそう笑い飛ばしてきたのだけど、
ふっとベッドの中で考えてしまう夜もあった。
もし本当にそんな日が来たら・・・
私は台湾行きの飛行機の中で思うんだろうなぁ~。
私はそのことを、ずっと後悔しながら生きて行くのか?
そんなことは、ごめんだわ!
私は決心した!
それが今回の旅の始まりだった。
母にも声をかけたのだけど、
なぜか気が乗らない様子だったので、
今回は父だけを連れて行くことにした。
私は、娘たちに言った。
おじいちゃん好き、台湾好きの娘たちが
大喜びしたのは、言うまでもない。
でも、私はそのあとキッパリと言ったわ。
おじいちゃんの行きたいとこ、
おじいちゃんの食べたいもの、
足の悪いおじいちゃんのペースでゆっくり回ることになるよ。
それでもいい?
予定は5泊6日だ。
台湾旅行にしては、長い。
でもこれも、父とゆっくり回るために必要な時間だった。
台北に2泊→第二の都市高雄1泊→台北に戻り2泊して帰国、
これが今回の日程だ。
泊まる先は決まっていた。
台北も高雄も、父が建てたホテルに泊まろう!
なんて書くと、
まるでホテル王みたいに聞こえてしまう?
正確に言うと、父が建築に携わったホテル。
思い出す。
私が初めて台湾に行った小学校5年生の時、
父は、中山北路にある国賓大飯店の別館を建てていた。
家から近かったこともあり、
現場が休みの休日には、
現場横に建てられたプレハブの事務所に
よく遊びに行ったことを、昨日のことのように思い出す。
ホテルが出来た後、
レストランなど利用することはよくあったが、
家からすぐということもあり、泊まる機会はなかったのだ。
今回は家族で国賓大飯店に泊まろう!
チケットをとって、ホテルを取って・・・
あとは春休みを待つだけ!
いよいよ、旅行まであと1週間、
カウントダウンが始まった。
そんなある日のことだった。
母から電話がかかってきたのは!
えーーーー!!!
なんでも、階段の上り降りが多いところに住む
友人のところに遊びに行った帰り、
駅で足がまったく動かなくなり、
その場にいた方に手を借りて、
タクシーに乗って帰ってきたというのだ。
父は、すまなさそうに言った。
それじゃ、今回の旅の意味ないじゃん!
なに?
しかし、父はかなり弱気で・・・
今回の旅は、パパがいなければ意味がないのよ!
旅行当日どうなるかわからないというのなら!
家族にそのことを伝えると、
そうか、歩けないならその手もあったか!
なんて心強い夫なの!!
ところが、出発5日前、さらなる困難が!!
頼みの綱の夫・・・持病の腰痛が悪化。
*腰痛で九州旅行をキャンセルした時の話は↓
父の車椅子は私が押さなきゃよね?
だって、車椅子2台は私1人じゃ押せないもの!
そうして、行けるか行けないか
ハラハラしながら迎えた旅行当日。
どうにか無事、誰も車椅子に頼ることなく、
全員揃って空港に向かえたのだけど・・・。
足の悪い父、腰痛を抱えた夫・・・
添乗員、ポーターを一身に引き受けた私は・・・。
まだここは羽田空港。
これから5泊6日の旅はどうなるのだ~?
皆が楽しそうだから、まぁいいか!!!
つづく~
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台湾から帰ってきて、毎日買ってきたパイナップルケーキを食べながら、台湾での楽しかった日々を思い出している私です。今回、事前にキャンセルしないでよかったです。
しばらく台湾旅行記が続きますが、ダレないようになる早更新していきますので、しばらくの間。お付き合いください~
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