自分再生への手術(1) その原因
私事ですが、21日の水曜日から10日間入院します。
あっ、急な入院じゃなくて、
長期にわたる計画的入院です。
ついに、手術を受けることになりました。
何のって?
そう言うと、同性の友人、知人は・・・
なんとも言えない表情になり、言葉を詰まらせてしまう。
リアクションに困ること言っちゃって、ごめんね!
だから、私はそんな彼女たちを前に、
決まってこう言うのだ。
子宮全摘出手術が、美容整形手術だって?
そうなの、内容は全然違うけど、
気分的な問題が同じということなのよ。
手術だもん、怖いな~という気持ちもある。
なんたって、私、痛いの嫌だし・・・。
でも、期待の方が大きい。
手術の先に待っているのは、
嫌で嫌でたまらなかった今までの自分との決別。
だから、私は今、ワクワクしている。
だって、本当に、ホ~ントに、
今まで辛い思いをしてきたから~。
私には子宮腺筋症という病気がある。
腺筋症は、子宮の筋肉になんらかの原因で
子宮内膜が入り込み、
子宮が腫大してしまう内膜症の一種なんだけど、
どんな症状が出るかというと・・・。
まずね、恥ずかしい話だけど、
(いや、実は声を大にして言いたい)
毎月、生理になると、
というくらいの出血がある。
どんだけ~かというと、
生理用ナプキンなんかじゃ、もう無理!
じゃ、なにでって?
オムツよ、オムツ!
それも10日~14日はつづく。(内オムツ着用は1週間くらい)
それだけ体内の血液を、
大放出している私は、超貧血。
何度、この光景を見たことか!
はい、よく道で倒れてました・・・。
これがね、もー恥ずかしいの何のって!
いやね、
私が中森明菜や工藤静香、満島ひかりみたいな
華奢な体型だったらいいの。
だけど、この体型でしょ?
倒れるたびに、思っていたわ。
貧血が似合わな過ぎる私が、
倒れるのはホントカッコ悪いったらない!
あとね、こんなこともよくあった。
急にすごい吐き気と下痢とあぶら汗に襲われる。
(ねぇ、何で貧血ってこうなるの?)
何度、外出先のトイレで
上か下のどっちかにしてくれよ~!と半泣きになりながら
と思ったことか・・・。
ここ数年は、激しい運動も医師から禁止されていた。
だって、自転車に乗るだけで、
血液の酸素不足が
心臓にまで負担をかけるようになっていたのだ。
こんなこともあった。
「あっ、貧血の症状キタ―――!!」と
思った瞬間。
目に映る風景がどんどんどん白黒になり・・・
やがて、照明のスイッチを切られたように、
真っ暗になり、何も見えなくなったこと。
もちろん、歩けなくなり、目の前の駅のベンチに転がる。
貧血のせいで、
今まで私・・・いろんなところで寝てきたわ。
駅前のベンチ、電車の中、スーパーの医務室、
びゅうプラザの椅子、レストランの入口の待合席、
居酒屋の座敷etc・・・。
そして、腺筋症の症状は、それだけじゃない。
激しい生理痛だ。
生理の間、5日間くらいは、
陣痛レベルの激痛なのだ。
陣痛経験者の私が言うんだから、ホントだって。
錠剤のボルタレンじゃ効かず、
座薬のボルタレンが手放せなかった。
生理痛の救世主は冷蔵庫の中の「ボルちゃん」。
そんなんで、生理中は、外出もままならないわけ。
だから、予定だって、決められない。
いつだって、
行けるか行けないかは、生理次第。
大袈裟じゃなく、月の半分は憂鬱な思いして・・・。
ふっと冷静に考えてみたら、
私の人生、腺筋症ですっごく損をしてるんじゃない?
そして、腺筋症による貧血で、
私がすごく嫌だったことがもう1つ。
『氷食症』
寝ても覚めても、狂うほど氷が食べたいという衝動!
ホント、氷中毒患者よ!
きっと今、これを読んで
「えっ?私もいつも氷ボリボリ食べているけど」
という方がいたら、もしかして貧血じゃない?
次回は、氷食症について、
私の経験談、書いてみたい。
『自分再生への手術』(2)へつづく~
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
長い間、腺筋症に苦しんできました。そして、ついに水曜日に手術です。2年前からリュープリンという生理を止める注射を月一で打ち、生理を半年止め、半年開けて・・・を繰り返してきました。(6ヶ月以上リュープリンを打つことはできず、骨粗鬆症になるため半年開けないといけないそう)止めている時は、鉄剤も飲み、生理もないので、貧血も改善され、氷も要らない。元気!元気で、マラソンとかもできるんだけど、また生理が始まると、一気に貧血になってしまうの繰り返し~。それにね、リュープリンの副作用がまた・・・しんどいったらない。一気に更年期症状に襲われるんですよ~。
もし私のように月の半分=人生の半分を生理に振り回されている方がいたら・・・参考になるかわかりませんが、いろいろと今回の手術までの経緯を追って書いてみようと思ってます。って、入院まであと3日。書き終えて入院できるか、不安だけど・・・。
コメント
コメント一覧 (2)
受けました。摘出後には、もっと早く摘出すれば。。と思う方が多いと聞きますが、
私も同様、何だか晴れ晴れした
気持ちになりました。
常に下腹部に感じる鈍痛から
解放されたから。
かーたんさんの場合
目の前の風景が白黒に見えたり
オムツで対処せねばならなかったり、
相当大変だったと思います。
そんなツラい出来事を
面白おかしくブログにしてしまう
かーたんさん、大好きデス。
これからも応援しています。
その後の体調は如何なのでしょう。
いつもタイムリーじゃなくてご免なさい。
私は昔から生理痛とは一切無縁でしたが、一昨年から激痛が。診断は内膜症でした。今でも痛み止めと子宮収縮抑制剤でなんとかだましだまし毎月乗りきっています。
私も尋常じゃない汗をかいて、嘔吐。そのまま運ばれるということがありました。