長女のカナダホームステイ その帰国まで
三週間のホームステイを終え、
長女が無事カナダから帰国した。
実は、前回、
長女のホームステイをブログに書いた後、(これね )
いろいろあったのですよ~。
ズバリ、
母と娘の東京⇔バンクーバーの大バトル!!
何があったのかって?
それはですね…こんなことがあったんですよ!
当初、ほぼ毎日のようにカナダ⇔日本、
LINEで連絡を取り合っていた私たちだった。
娘のこんな嘆きにも、
「そんな簡単に英語が通じたら苦労せんわ!」
「英語のシャワー浴びてれば、そのうち、
わかるようになるって、石川遼も言ってるじゃんww」
なんて、私になり、喝を入れながら、
精一杯励ましていたつもりだっんだけど・・・。
1週間も過ぎたころか、
長女、ストレスと疲れも出始めたのか
出てくるのは、耐えられないとか、帰りたい!とか・・・
そんなマイナスのことばかり。
ほとほと、うんざりしてしまった。
長女からの泣きごとや愚痴に
そう送ったら、
「私はママとは違う!」と、ピシャリとはねのけられてしまった。
そんなやりとりの末、
ついに、LINE無料電話がかかってきた。
長女は、泣いていた。
意地悪かもしれないけど、
最終手段、私はこう言ったのだった。
って。
はい・・・電話は、いきなりガチャリと切られましたよ。
そして、その後、
「ママ、それ脅してんの?わけわかんない」
とLINEで攻撃してきた長女。
どうして、ママは私の気持ちがわかってくれない?
皆、周りの子、ホームシックになっているんだよ!
でも、他のお母さんは
「大丈夫、○○ならがんばれるわ」とか、
優しく励ましてくれているのに、ママはなによ!
なんで、親に泣きごと言っちゃいけないのよ!
長女はひどく怒り狂っていた。
確かにそうかもしれない。
娘がカナダで知り合った友達のお母さん方のように、
子供が「会いたい!帰りたい」と言ってきたら
私も、そんな優しい言葉をかけてあげるべきだった?
でもね、申し訳ないが、
私はそんな声をかけてあげる親ではないのだ。
長女には、厳しいようだけど、
例えどんな状況にいても、
前を向いて頑張って欲しいと思ったから。
娘に恨まれようと、その時、私は決めたのだ!
ここで再び獅子母は、子を谷へ突き落そうと。
繋がっているから、安心することもある。
でも、繋がっているゆえ、
自分の今置かれた環境に溶け込めず、
すがってしまうことだってある。
ここは、LINEを切るべきだ!
獅子母は送ったわ。
そうしたら、何と来た?
わかった!もういい!成田になんか迎えに来ないで!
1人で帰るから!絶対に来ないで!
長女が、私のLINEを見て、
ブチ切れているのは明確だった。
きっと、長女は辛い時、
甘えさせてもくれないこんな親の元に生まれたことを
今、心底恨んでいるか?
いいや、恨んでくれて大いに結構!
LINEが断たれたことで、現実を見つめ、
這い上がってくるって信じているから~~!
その間、
娘との連絡を絶ったことを知らない友人からは
そう聞かれると・・・
答えるのに窮する日々を過ごしながら、
獅子母は、何度か谷底を覗きこんだ。
あっ、これじゃ明子か?
私は、長女のFacebookをこっそり覗いていたのだよ。
そこにアップされる写真を通して、
長女の日常を垣間見た。
あら? 楽しんでんじゃないの!
なに? 青春してるじゃないの!
そして、こっそり、
写真に、「いいね!」を押してくる。
それは、陰ながら応援しているんだよって印。
ついに、帰国の日が近づいてきた頃・・・
長女からの2週間ぶりのLINEが届いた。
そこには1本の動画が貼られていた。
観ると、少し照れくさそうな長女の顔。
だって!
母は携帯に向かって突っ込むことを忘れなかった。
それから、長女は、少しバツが悪そうにこう言った。
日曜日・・・
やっぱり成田まで迎えに来て欲しいんだけど・・・。
もちろん!! 行くわ!
谷底に突き落とした我が子は、
成長して笑顔で這い上がってきましたよ~~。
そして、空港の外に出るなり、こう言ってのけてくれたわ。
その台詞に、ママは「いいね!」を押したい!
そして、帰りの車の中、
長女が話してくれたカナダ出発の日のこと。
留学斡旋会社の人が、ホームステイ先に、
迎えに来てくれたの。
ホストファミリーは、
マム(お母さん)と、4歳と5歳の女の子、
マミー(おばあさん)がいるフィリピン人家族
だったのだけど・・・。
通常なら、そこで、
ホストファミリーとは、さよならなんだ。
そして、空港で最後のお別れの時、
子供たちはどんどん口数が少なくなっかった。
マムもマミーも号泣だった。
もちろん、私も・・・。
私、「帰りたくない」って泣いたんだ。
そしたらね、
マミー(おばあちゃん)がこう言ってくれたんだよ。
私は、本当にステキな家族がカナダにできたって
嬉しかった。
なんて幸せなんだろうと思った。
本当に行ってよかった・・・。
そんな話を長女から聞き、
私は、カナダのステキな家族に心から感謝した。
異国の地で、異文化に触れ、
外国人の家族の中で過ごした3週間は、
15歳の娘にとって、
何ごとにも代えがたい貴重な経験。
これからの娘の人生、大きな糧になるはずだ。
めでたし! めでたし!
そう思っていたところに・・・
はい? 来年も行くって?
また母の節約の日々はつづくのか・・・?
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長女が向こうに行ってから、そんなこんなで、私も頭が痛い日々を過ごしていました。長女が滞在中、つけていた日記、私とケンカした日には「なんなの! 愚痴も言っちゃいけないの? マジ、うざい! わけわかんない! ママ嫌!」と私の悪口がびっしりとつづられていた。
コメント
コメント一覧 (1)
でも、このお話は泣いちゃいました。
娘も今度初めてのホームステイに行きます。
英語もあまり喋られないし、飛行機も初めてで大丈夫かな?と私の方が不安で。
私もカータンの様に獅子になります。
いいお話をありがとうございました。