さようなら レディースルーム
2013年、正月休み。
私は家族の前で宣言した。
私の言葉を聞いた家族は・・・
我が家のレディースルーム、
男子禁制の寝室のこと。
2つある子供部屋の1つ(次女の部屋)に
シングルベッドを2つ並べて、
女3人+メス猫の寝室にしていたのだ。
ちなみに、レディースルーム誕生秘話(大袈裟?)に
ついて以前詳しく書いた記事はこちら 。
夫と長女は口々に言った。
次女はようやく状況を理解して
そう言ったけど、私はきっぱりとこう言ったわ。
そうじゃないとまた先延ばしになってしまうわ!
春には竜ちゃんだって、小学1年生よ!
勉強机だって、置かなきゃいけないし、
ベッドをそれぞれの部屋に置いて、
独立した子供部屋にする時がきたのよ。
私の強い口調に家族は何も言わなかった。
そりゃ・・・女同士、
ずっといつまでもこうして3人寝ていたいわ~。
でも、ここで決断しなきゃ!
これも子供の成長への大きな一歩なのよ!
今こそ、獅子になる時がきたんだわ!
そして・・・
レディースルームで寝る最後の夜を迎えたわ。
あぁ・・・思い出がよみがえってくるわ。
3月11日の震災後の余震が激しかった時、
女3人しっかり手を握り合って眠ったっけ・・・。
次女が寝た後、長女と時間を忘れて恋バナした日々・・・。
あぁ・・・楽しかったレディースルーム。
あぁ・・・今日で最後のレディースルーム。
さ・よ・う・な・ら・・・。次の日、IKEAに行って・・・。
そして、現状、荷物置き場となっていた
(一応)夫婦の寝室の私のベッドの上を
夫はせっせと片づけ、埃かぶった布団カバーを洗い・・・。
長女はベッドを部屋に入れるべく、大掃除し・・・
こうして、レディースルームは姿を消し、
独立した子供部屋2つが完成した。
あんな嫌がっていたのに、
部屋ができると、あら?
自分たちの部屋ができて大喜びの娘たちじゃない?
でも、問題は夜なのよね?
そう次女に聞いてみたけど、
拍子抜けするくらいあっけない返事。
断腸の思いで、谷底に突き落とした私なのに、
子供たちったら、喜んで親元離れて行っちゃった~?
自分から言い出したこととはいえ、
なんだか複雑な気分だわよ。
そうして、レディースルーム廃止後の初めての夜がやってきた・・・。
1人自分の部屋のベッドに入り・・・
そっけなくおやすみという次女。
実は私の方が子離れできていないことに気付いたりして。
あぁ・・・そうして・・・
私は向かわなかればならないんだ。
そう、あの騒音拷問ルームに。
部屋のドアを開ける前から、
外まで鳴り響くイビキの音。
あぁ、ついにこの騒音の中で眠るときがきたのね・・・。
と、ドアに手をかけたその時だった。
「ママーーーー!!」
あの声は!!
そう、次女の声よ。
急いで次女の部屋に行くと
夜中に目を覚ました次女は
やっぱり1人で寝るのが怖いと泣いていた。
「竜ーちゃーん!!」
やっぱり私ってば、子離れできない獅子なのよ・・・。
結局、今回、レディースルームを卒業したのは
長女だけ・・・。
私は次女の部屋で、夜の居候生活を送っている。
それにしても・・・
シングルベッドに2人と1匹はとってもつらい。
あぁ・・・レディースルームの心地よさが懐かしい。
ベッドと共に長女も戻ってこないかしら?
無理なら・・・せめて猫だけでも、
長女の部屋に移動してくれないだろうか?
重いよ、あなた!!
追記:
(一応)夫婦の寝室の私のベッドの上は、
あっという間にまた元の夫の荷物置き場になりました・・・。
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遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。お正月は如何お過ごしでしたか?我が家は、こんな感じで年始から大掃除となり、ガレージに山積みされたゴミと共に過ごしたお正月。ようやく昨日からそのゴミを徐々に出して・・・もうすぐスッキリな感じです。今回次女の部屋を作ったことで、リビングにあった次女のおもちゃ一式が次女の部屋へ。これだけでも、嬉しい!
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