先日、家族で大型ショッピングモールに行った時。

つい買い物に夢中になっていたら、

家族とはぐれてしまったの。



あたし・主婦の頭の中


キョロキョロ辺りを見渡していた私の目に

いきなり飛び込んできたもの!


息が止まるほど驚いたわ!


あたし・主婦の頭の中


あ、あれは!!!

客室乗務員時代、いじめに苛め抜かれたK先輩では?

買い物客で賑わう店内にK先輩の姿が!



あたし・主婦の頭の中


まさか、まさかよ。

風の噂でK先輩は、海外にいるって聞いていたわよ。

こんな郊外のショッピングモールに?

ありえない! ありえないわ!


恐る恐るも目を凝らしてよーく見た。


あたし・主婦の頭の中


あぁ・・・ち、違った・・・

似ていたけど、他人の空似・・・。

この時の私の気持ち、わかってくれる?


あたし・主婦の頭の中


そこに夫が現れて、私を見てこう言ったわ。


あたし・主婦の頭の中


私は説明したわ。

今、K先輩にそっくりな人がいて、体が震えたってことをね。


K先輩のことなら、夫もよく知ってる。

当時、彼氏だった夫には、

K先輩の恐ろしさをよく愚痴っていたから。


そしたらね、夫はあきれたようにこう言ったのよ。


あたし・主婦の頭の中

確かにその通りなのよ。

いまだにK先輩に過剰反応している自分に、

この私自身驚いているんだから!

情けないけど、震えたのよ。


K・・・

20年近く経った今でも

息が止まるほどの恐怖を与えてくれた先輩・・・。



あたし・主婦の頭の中


ハッキリ言うわ。

後にも先にも、こんなに人をいじめることに

生きがいを感じている人に、

私はお目にかかったことがない。


毎月、翌月のフライトスケジュールを見るのが怖かったわ。

真っ先にチェックしていたのは、

K先輩と一緒のフライトがあるかないか!


そうして、不運にも・・・
K先輩と一緒のフライトがついた者は、

同期から「今月の生け贄」と称され、

1ヶ月間、まるで腫れものに触るような扱いを受ける。


あたし・主婦の頭の中


「今月の生け贄」になった子は、

目に見えて衰えていったわ。


あたし・主婦の頭の中


来月も大丈夫だった! あぁ、またセーフ!

同期が次々、生け贄になっていく中、

何とか逃げていた私だったが、

つ、ついに、その日が来てしまった!!


あたし・主婦の頭の中


このスケジュールを見た時のショックったら!!


私はもう立派な大人になっていたけど、

大きな声で泣き出したい、そんな気持ちだった。


もちろん、呆然としている私を見て、

同期は惜しみない同情を私に送ってくれたわ。


でも、そんな同情の視線がかえって辛くってね。

思わず叫びそうになったほどよ。



あたし・主婦の頭の中


その日から、生きた屍のような数週間を過ごし、

いよいよ翌日にKといのフライトを控えた日・・・。


心配して声をかけてくれる姉の言葉だって、

上の空よ・・・。


あたし・主婦の頭の中


あぁ・・・

仮病を使ってキャンセルしちゃう?

でも、そんなことしたら、後でまたいじめられるがオチだわ。


私がキャンセルしないで、

フライトがキャンセルになる方法・・・

そうだわ!


あたし・主婦の頭の中


そうよ、嵐がくれば・・・

フライトは欠航になって、私はKと飛ばないで済む・・・。


あたし・主婦の頭の中


私の精神状態がどんなだったかわかってくれる?

でも、嵐乞いで踊ってみたところで

嵐なんてくるはずもなく・・・

とうとう、迎えてしまった夜!


同期の中には、Kとのフライトを控えた前夜、

猛烈な胃の痛みに襲われ、

救急車で運ばれたって子もいたけど・・・


あたし・主婦の頭の中


もーー!!

この時ばかりは、

健康に産んでくれた親を恨んだわよ~。


あたし・主婦の頭の中


*私は食べ過ぎで胃が痛くなることはあっても

 悩みから胃が痛くなったことがありません・・・涙


目を閉じれば、あのKの顔・・・。



あたし・主婦の頭の中


そうして、ついに当日の朝を迎えてしまった。


あたし・主婦の頭の中


かつてこんなにも出掛けるのが、

憂鬱だったことがあっただろうか・・・。


大嫌いだった学校のマラソン大会の朝だって、

この時より100倍は足どりが軽かったわ・・・。


あたし・主婦の頭の中


空港に向かうスカイライナーの中でも

わずかな希望を捨て切れない私だったわ。


あたし・主婦の頭の中


そうして、とうとう・・・


あたし・主婦の頭の中


成田のロッカールームから、Kのいじめは始まるんだ。


いつのなら、フライトを終えた同期とか、

誰かしらロッカールームにいるものだけど、

Kがいるロッカールームには、誰も近寄らない。


フライトを終えたら、

すぐに着替えて帰りたいところだけど、

Kがロッカールームにいる日は、

皆、空港のどこかで息をひそめて

Kがいなくなるのを時間を潰し待ってるのだ。


さぁ、ロッカールームも扉を開けたら、

飛び込むしかないのね!


あたし・主婦の頭の中

Kの生け贄鍋の中に!

煮て、焼いて・・・揚げられちゃう私の運命はいかに?


                 どんどんつづく~




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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

たまにね、もし今K先輩に会ったとしたら・・・と考えることがあって、そうしたら、私は面と向かって「先輩はこーゆーことを私たちにしたのですが、どうしてそんなことができたのですか?」と聞いてみたいと思ってたのですよ。きっと、苛めた方のK先輩は、それを聞いて自分のしたことを恥ずかしいと思うに違いない!なんて、ちょっとした復讐心で。

でも、今回、自分がまだK先輩のトラウマに完璧に縛られていることを知りました。だめだ、私、もしK先輩に会っても怖くて逃げてしまうんだわ。大の大人! 45歳の私がですよ。やっぱり、K先輩のした苛めってすごかったんだなって改めて実感。

ブログを始めたばかりの頃、K先輩のいじめネタは何回か書いて、コメントをたくさん頂いたのだけど、第二弾の本を出す時か?本に入れることになって、一度その記事を閉じることにしたのでした。で、結局、ページ数がオーバーして、K先輩ネタは入れないことになったのだけど、そのままずっと閉じたままにしていたんですね。もう、いいか、K先輩は!と。たまに昔からブログ読んで下さっている方から、「K先輩の苛めネタもう一度読もうと思ったのに、見あたりません~」と聞かれることもあったのですが。

でも、今回の1件で、やっぱりこの記事残しておこうと決めました。K先輩にされたいじめの記録だわ。ただ、読み返してみると、ホント絵が下手すぎて、そのまま公開するのは恥ずかしい。そこで、今回、絵を書き直して新たに書くことにしてみました。えっ? この絵より下手ってどんだけ下手なん? それを言う? お願いよ~どうかこれ以上、私を苛めないで~。苛めはK先輩だけで充分よ~。