私は大人のファン
アイドルの熱愛発覚!!
よくワイドショーでやってるじゃない?
そんなのを見ても、私はまったく動じないわ。
熱狂的ファンは、騒いでいるけど・・・
↑昭和的発想?
私はね、こう思うの。
そう、私はもう大人だし、アイドルはアイドル、
私は、アイドルの活躍を陰ながら応援する大人のファンよ。
えっ?それが潤君だったとしても?
ええ!そうよ。
だって、私は大人だも~~ん!!
そう思っていた。今週のラッキーセブンを見るまでは・・・。
今週のラッキーセブン、
北品川ラッキー探偵社の潤君扮する時田駿太郎が、
あるお嬢様のボディガードをすることになったわけよ。
潤君が彼女のバイト先のカフェに行ったんだけど・・・。
あら?どうしたのかしら?
貧乏な牧野つくしには寛大だったのに、
お嬢様と聞いた途端、
私ったら、なんだかイライラしているみたい。
駿太郎は、いいえ、潤君ね、
そう潤君は何かいつもと違う雰囲気だった。
相手がお嬢様(フン!)と知って、
合わせたんだって!!
すぐに頭の中にこんな光景が浮かんできて・・・
あら? どうしたの? 大人の私が。
おかしいわね・・・早くも面白くない気分なのよ。
おまけに、潤君もなによ!
ちょっと潤君、頭コツンは余計じゃないの!!
その光景を見ていたバイト先の仲間は、
彼女にこう言ったわ。
ちょっとーーーー!なにが「えぇ、まぁ」なのよ!
正直に言いなさいよ!彼氏じゃないだろが!!
もう1度言うわ!
あら、いやだ!!私ったら・・・。
大人なのに、中学生の長女に注意される始末よ・・・。
「わかったわ! 静かに観るから」
と長女に謝ったものの、
その女(の子)が、こう言ったんだもの!!
大人しく観ていろですって? 冗談じゃないわ。
私は画面に向かって大きな声で言ってやったわ!
あんたね、そんなこと言うの
怒りで体が震えっぱなしよ。
それからね、バイトが終わって2人は外を歩いていたんだけど・・・
もーーー! イチイチイライラさせるわね!!
なんなの!その歩き方!!!
もっと潤君から離れて!! テキパキと歩きなさいよ!
運動会の入場行進覚えてないの?!!
またある時は、潤君がなぜ探偵になったのかって話になって、
潤君が、社長(松嶋菜々子)にスカウトされてって話すわけ。
彼女 「あんなキレイな人にスカウトされたら断れないよね~」
潤 「でしょ?」
彼女 「社長さんが駿太郎さんの人生変えたってわけか」
潤 「まぁね、そういうことかな?」
そしたら、なんなの!この女(の子)!!
は、はい?妬けちゃうって? でもって、すぐに
なにがウソだ! ウソなら言うな!!
わかってんだよ!
画面に向かい怒鳴りまくりよ!
そして、ある日は・・・
その子、探偵社にいきなり1人でやってくるのよ!
職場にいきなり押し掛けてくるってどうなのよ?
普通、電話くらい入れてから行くもんじゃないの???
わかってるわよ!
無邪気さを装って、大胆な行動!
これ、このタイプの女(の子)の得意とすることよ!
出たよ!!!出た!
手・作・り・のケーキ!!だってさ!!!
テーブルに並べられたケーキを見て・・・
口を挟まずにはいられないわね!
もう勘弁してよ! 手作りとかでアピるの!
ママだって、黙って観ていたわよ!
でも、この女(の子)が、
ママを黙らせておいてくれないのよ!
でね、その後、
探偵事務所を出て、家までさっさと帰ればいいのに、
この女(の子)、ちょっと寄り道なんて言って
潤君をデートに誘うのよ! 厚かましいわ~。
で、潤君も潤君でなんか楽しそうに買い物しているの!!
軽快なBGMも流れちゃって、心穏やかじゃないわね!(あっ、私がよ)
女(の子)が言ったわ。
「駿太郎さんの会社皆仲よさそうでいいな。
困った時に皆、助けてくれるんだろうな・・・
いいな・・・そーゆー人がいて・・・」
お決まりの上目づかいでね。
そしたら・・・もーーー潤君ったら!!
ホント! どこまで優しいのよ!!
ちゃんと仕事は仕事と割り切りなさいよ!
と毒ついていたら・・・えっ?
くぅーーーー!
あーいやだ!いやだ!早速調子に乗って甘えるわけ?
潤君、放っておいていいわよ!!
なのに、優しい潤君は、応えてあげようと耳を傾ける。
そしたらさ、彼女、なんて言ったと思う?
勘弁してよ! キ――――――っ!!
潤君も笑わなくていいのに、クスリと笑ってさ、
「じゃ何か食べるか?」だって!
ここでも計算づくなのよ!彼女ったら!!
イチイチ腹が立つのよ、この女(の子)!!
お願いよ、潤君、
あなたはこんな計算づくの女(の子)に
騙されないでちょうだいよ!!
こーゆー女(の子)は、
大人しく見えて結構大胆で厚かましいんだから!
そしたら・・・やっぱり!!
出たよ! 出たわよ!可愛い顔して大胆発言!
わかっているなら言わないの!
潤君に代わって私が言ってあげるわ!
「そう、潤君は仕事! 仕事なのよ!」
なのに、えっ? 潤君?
・・・・・・・・・・・
信じてたのに!!潤君は他の男と違うって・・・。
潤君もやっぱりこんな女(の子)が
す・・・好きなのね・・・
じゅ・・・潤く・・・ん・・・
やっぱりあなたは他の男とは違う!!
ところが!!!!
はぁ?????
出たわ! 出た! ほら、言ったでしょ?
こーゆー女(の子)の方が大胆だって!!!
と言いかけて・・・
次の瞬間、画面を見た私はあまりの衝撃に気を失ったわ。
潤君に・・・キ・・・・キス・・・・
あ、あなた・・・・だ、大胆にもほ・・・程があるよ・・・カクッ
それからのことは覚えてないわ・・・。
もうこれ以上観ているのは辛すぎるもの・・・。
そんな時、ドラマを観続けていた長女が叫んだのよ。
もう何もママに言わないでいいから・・・
あの女(の子)に恋心を抱いた潤君?
そんな潤君なんて観たくないもの・・・。
えっ?
慌てて画面を観ると、探偵社に変装して侵入した犯人、
その正体があの女の子だったのよ。
探偵社に探りを入れたくて、潤君にボディガードを頼み
近づいたお嬢様でもなんでもない悪者だったってわけ。
いやだ、それならそうと始めから言ってよ~。
(って始めから言ったらドラマにならない?)
潤君がヘビのような目で女の子を睨んでたわ。
と、途端に物わかりのいい大人の私が、かえってきたわ。
あんなにジェラシー丸出しだったこともすっかり忘れ・・・。
そう言えば・・・
小栗旬君が入籍したというニュースが飛び込んできた時、
旬君ファンの友人から続々と私のところに
悲しみのメールが届いたの。
「ショックでショックで立ち直れない!」って。
だから、私は彼女たちにメールを送った。
「あなたのショックもすごくわかるけど・・・」
人ごとだから?
ううん、だって大人だもの。
アイドルの活躍を陰ながら応援する大人のファンでありたいじゃない?
そう頭ではわかっているんだけど・・・ね、
ドラマごときにあんなにカッカきちゃった私・・・
ごめん、
やっぱり大人のファンになるのは、自信がないわ・・・。
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●お知らせ●
アイドル小林、こちらで↓旅のコラム書いてます。
先日、彼女からもらったメールに、「カータン、文章書くのって大変です! 今まで原稿早くしてくださいとか言ってごめんなさい」と書いてありました。
旅しながら、これだけ書けるのはすごい! 写真もすごくキレイです。のん散歩、読み応えのありです!読んでね~
ピーさん泣かせてくれるよ、まったく・・・。彼女の旅にはいつもステキな出会いが待ってます。美人はいいわね!あっ、違った。彼女の人柄ですね~(これホント)
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あんまりにも感情移入し過ぎてドラマ観終わった後、どっと疲れました。男に好かれる女(女には嫌われる)の典型みたいな彼女に、潤君が騙されるんじゃないかと気が気じゃなくって!(大きなお世話)うちの夫は、まさにこーゆー女の子にキュンとくる愚かな男なので、ドラマが終わって帰ってきた時、ドラマのストーリーを教えながら、このタイプの女性のしたたかさを詳しく解説てやりました。そうしたらなんて言ったと思う?「その女の子の素直な気持ちとかも全部逆手にとってさ、意地悪いよねー。心配だよ、一緒にドラマ観ていたぺーちゃんが、あなたみたく性格悪くなるんじゃないかって!」だってさ!キ――――っ!ホント、男って・・・男って・・・フン!
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