今となっては、誰に言っても信じてもらえないけど、

次女は1590グラムでこの世に生まれた。


そうして、

生まれてすぐにNICUに運ばれて、いろんな管を体につけられた。


あたし・主婦の頭の中

NICUで注射とか管とかされたベビーは、

そのトラウマから、手足とか触れられると、

ビクッと体が硬直するって聞いたことがあるんだけど・・・。


うちの子もそのせいなのか? いや、単なるビビり?


とにかく赤ん坊の時から、体を触られるのが大嫌いだった。

爪切りも大変だった。

あたし・主婦の頭の中


耳掃除もしかり・・・。


あたし・主婦の頭の中


2歳の時、あまりにも耳掃除をしてくれないので、

強引に耳鼻科に連れて行ったことがあった。


先生含め、4人かがりで押さえつけて、

取れた耳垢は・・・

耳の構造がそのまま耳垢になっていた

と言っても過言ではないほどの、それはすごい耳垢だった。


あたし・主婦の頭の中


『世界一立派な耳垢』として、

ギネスに申請しなかったのが悔やまれるほど・・・。


さて、そんな次女が先日、

幼稚園から持って帰ってきました。

何って? これよ、これ!


あたし・主婦の頭の中


そう、ぎょうちゅう検査のキット。


普通のお子さんなら、すんなりとやらせてくれるだろう

こんな簡単な検査も、我が家では一大事。


去年は、夫と力を合わせ、どうにか済ませた。


あたし・主婦の頭の中


あぁ・・・今年もこの時期がやってきたのね・・・。

憂鬱・・・。


あたし・主婦の頭の中


と言ってみたところで、ほーらね。


あたし・主婦の頭の中


激しく拒まれた。


あたし・主婦の頭の中


と思っていたら・・・。


「おかあさ~ん、おかあさ~ん、

ダメよ~力づくでやろうなんて~」


どこからか優しい声が聞こえてきたわ。


あたし・主婦の頭の中


なんだか聞き覚えのあるその声、特徴のあるその口調・・・?


あたし・主婦の頭の中


そう、目の前には、あの尾木ママこと

教育評論家の尾木直樹さんが立っていた。


あたし・主婦の頭の中


「もうお宅のお子さんも年中さんでしょ?

ちゃんと話して理解させないと~

きちんと話せば、きっと竜ちゃんだってわかってくれるわ~」


そうか・・・そうですね、尾木ママの言う通りだわ。

だから、私は言ったのよ。


あたし・主婦の頭の中


いつにない優しい口調に次女は、一応話を聞く態度をとったわ。


あたし・主婦の頭の中


そう説明すると・・・


あたし・主婦の頭の中


チャンス! 食らいついてくれたわ!


あたし・主婦の頭の中


竜ちゃんのお腹の中に、虫さんがいるとね、

その虫さんが竜ちゃんが食べたものを食べて・・・

どんどん大きくなっていくの。


あたし・主婦の頭の中


そして、大きい虫さんだとね~


あたし・主婦の頭の中


えっ? ほんと?


あたし・主婦の頭の中


そうなのよ~。

もし竜ちゃんのお腹の中に虫さんがいたらね、

その虫さんは


あたし・主婦の頭の中


「(尾木)ママ・・・それ痛い?」と次女。


あたし・主婦の頭の中


このセロテープを竜ちゃんの腕にちょっと貼ってみるわね。

それを剥がしま~す。どう?


あたし・主婦の頭の中


これよりも全然痛くないわよ~。心配しないで。

ねぇ、竜ちゃん~


あたし・主婦の頭の中


そう言うと・・・


あたし・主婦の頭の中


なんてこと!!

次女は自ら私の前にお尻を差し出してくれたじゃないの!!


あたし・主婦の頭の中



「竜ちゃん、偉いわ。はい、ペッタン!

ほーら、もう終わったわよ。

このペッタンは、明日の朝にもう1度やるからね~。

明日の朝もよろしくね~」


私は心の中で確信したわ。

尾木ママの言う通りね。

子供って、

ちゃんと大人が話せばわかってくれるものなのね~。


さて、その晩のこと、お風呂に入っている時だった。

次女の体を洗ってあげていると・・・

次女がこんなことを言ったじゃない。


あたし・主婦の頭の中


どういうことかしら? すると・・・


あたし・主婦の頭の中


お尻に卵がついているかもしれないから洗わないって?


あたし・主婦の頭の中


意味がわからなかった。

すると、次女は愛おしそうにお腹を抱え、

こう言った。


あたし・主婦の頭の中


え・・・・・・?

皆より大きいといいなって・・・

そんな虫、いない方がいいんだけど!!


あたし・主婦の頭の中

しっかりしてくださいね~

虫さんがお腹の中にいたら、

よくないんだってこと、

お母さん、言い忘れてましたよ~



あたし・主婦の頭の中

↑この絵をクリックお願いします。ランキングに加算されます。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

この頃、やっと爪切りはOK、耳掃除は3分のみOKになりましたが、ホント次女の体に触られること恐怖症は半端じゃなく困ってます。注射なんて、もうホント連れて行くのも命がけ。小さく生まれた赤ちゃんは、生後冬の間、一ヶ月に1度、RSウイルスの予防接種(筋肉注射)を受けなければならず、そのトラウマなのか・・・?それとも単なるビビりなのか・・・?