次女に何の習い事をさせようか(1) のつづきです。


長女の幼稚園時代のママ友に言われた。


あたし・主婦の頭の中


そう訪ねられて言葉に詰まってしまった私。


あたし・主婦の頭の中


胸が痛んだ・・・。

長女の時とは状況が違い、私はとても忙しかった。

歳の離れた娘、ついつい上の子のスケジュールに

合わせてしまったりして・・・。


次女に本を読んでとねだられても・・・


あたし・主婦の頭の中


つい忙しって後回し。

そして、寝るときに本を読んであげても・・・


あたし・主婦の頭の中


長女の時のように声が枯れるまで読んであげる

こともしてあげられなかったり・・・


あたし・主婦の頭の中


お風呂に貼ってある『あいうえお表』に

次女が興味を示していても・・・


あたし・主婦の頭の中


ゆっくりお風呂に入っている時間がもどかしく・・・

真剣に向き合ってあげれなかったり・・・


あたし・主婦の頭の中


毎日が慌しく過ぎていく中で、

たくさんの「学びたい」「知りたい」というサインを出していた次女と

きちんと向き合ってあげていなかったことに気がついて、

なんだか申し訳ない気持ちになった。


ある日、そんな話をね、

次女と同じ歳の息子を持つママ友に話していたらね、


あたし・主婦の頭の中


その教室の名前は初めて聞いたわ。

右脳教室ではなくて、そこは全脳を鍛えるお教室だという。

でも・・・その教室は、うちから通うにはちょっと遠い・・・。

毎週通うとなると、遠いのは大変だし・・・と躊躇っていると、

彼女は言った。


あたし・主婦の頭の中


そうね、迷っていたら何も始まらないわ!

それに、興味あるわ! 全脳教室!!


あたし・主婦の頭の中


そして、私は次女を連れ、

鼻息荒く、そのお教室の体験に出掛けたのだった。


私はちょっと、いや、かなりワクワクしていた。

だって、次女特有の毛の生えた心臓。

持ち前の積極的な性格で、

きっと次女は初めての幼児教室、

大いに楽しんでくれるはずだもの!


あたし・主婦の頭の中


教室に入ると、優しい笑顔で、

先生が次女に声をかけてくださった。


あたし・主婦の頭の中


きっと次女は先生の声にも負けないくらいの

大きな声でご挨拶するわ!!


さぁ! と期待を込めて待ち構えていると・・・

えっ?


あたし・主婦の頭の中


どうしたというの?

私の陰に隠れて、モジモジ挨拶もできないじゃないの!

促せば促すほど、どんどん後ろに下がっていく・・・。


教室に案内された。

そこには長いテーブルに小さな椅子が並べてあって・・・。

子供がその椅子に座り、その後ろにお母さんが座って、

先生の授業を受けることになっているようなのだが・・・


あたし・主婦の頭の中


次女はいくら私が椅子に座るように促しても

ビクとも動こうとはしない。

私の傍から離れないのだ。


あたし・主婦の頭の中


見かねた先生が優しい声でこう言ってくださった。


あたし・主婦の頭の中


そう・・・そんなわけで、

私はお行儀よく椅子に1人で座るお子様たちの間に入って、

次女を膝に抱えながら、授業を受けることになったのだ。


ごめんね、お友達の皆さん・・・

ちょっと、いいえ、たいぶ大きいけど仲間に入れてね。


あたし・主婦の頭の中


始まりのご挨拶が終わると、

先生が子供たちに向かって質問した。


あたし・主婦の頭の中


聡明そうな男の子が何も臆することなく、

堂々と自分の名前とお誕生日を大きな声で答えた。


あたし・主婦の頭の中


さすがだわ~!


って感心している場合じゃないわね。

きっと次女は自分の誕生日なんか答えられはずがないわ。

でも、いいわ、自分の名前だけでも大きな声で答えれば

それでよしとしてもらおう!


ところが!!


あたし・主婦の頭の中


な、なんと! 

次女ったら、私の膝の上でだんまり!

まったく口を開かない貝になっているじゃないの!


あたし・主婦の頭の中
          ↑ハマグリのつもり


私が貝をどんなに揺り動かそうと、口を開かず!


あたし・主婦の頭の中


こうなったら、叩き割ってでも

名前くらいは言わせようと努めてみても・・・


あたし・主婦の頭の中


まったく無理!!

また腹話術師・母の出番じゃないの!


あたし・主婦の頭の中


その後、

先生がカラフルな教材を取り出して・・・


あたし・主婦の頭の中


わーい!と周りのお子さんたちが

せっせとオリジナルサンドイッチを作って行く中・・・


あたし・主婦の頭の中


何なの! 次女ったら!!



あたし・主婦の頭の中

自分の手を使わず、私の手を使ってサンドイッチを

作ろうとしているじゃないの!!

私への責任転嫁?


あなたはマジンガーZを操る兜甲児か?


あたし・主婦の頭の中


その後も、次女は次々教材が登場するたび、

兜甲児になって、母というマジンガーZを巧みに操縦するだけだった。


あたし・主婦の頭の中


約50分の授業の間、

私は腹話術師になったり、マジンガーZになったり大忙し!


親としては、長女の右脳教室と比べても、

このお教室の授業はとても魅力的だった。

たくさんの教材を使って行われる授業は

スピーディーで、子供を決して飽きさせず、

周りのお友達は皆、目を輝かせて夢中になっていたもの。


でも・・・うちの子はどうだった?

私は思ったの。向き不向きがあるとしたら・・・


あたし・主婦の頭の中


次女に何の習い事をさせようかと迷いながら、

受けてみたこの幼児教室だけど、

次女には向いていなかったのかな・・・。

そう思いながらの帰り道。次女が言った。


あたし・主婦の頭の中


はい? ホントに? 私は次女に聞いてみた。


あたし・主婦の頭の中


すると次女は照れくさそうにこう言った。


あたし・主婦の頭の中


ママ~今度いつ来る?

竜、ここに通いたいの!!


あの日以来、次女は家で暇さえあればやっているのよ。


あたし・主婦の頭の中


私が作ってあげたマネっこ教材を使ってのお教室ごっこ。

先生と生徒1人2役。

そして、私も次女に合わせて1人2役。

なるべく、向き合っていこうと思う。


今、とても悩み中。遠いのだけが、ホント迷うところ。

近ければすぐにでも通わせたいんだけど!!

でも、次女のこのやる気を伸ばしてあげるために

遠いなんて言ってはいられないのか?

真剣に検討中。


追伸:

ここまで書いて言わないのはなんだか意地悪?

私がお友達に勧められて行ったのは・・・


コペル http://www.copel.info/


関東にはまだ埼玉と自由が丘にしかないそうです。

恥ずかしいのでどちらに行ったかはご勘弁を!

「あっ、あのマジンガー親子?」と思われちゃう?




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まだの方は是非読んでね。


あたし・主婦の頭の中


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