星になったおじいちゃん
子供って、とても純粋でかわいいですね・・・?
10月に夫の父親が亡くなりました。
おじいちゃんの遺影を見るたびに、
3歳の次女が寂しそうにこんなことを言っていました。
あんまりにも切なそうにそう言うので、
私たちは次女にこう教えてあげたのです。
「おじいちゃんは星になって、
そうして、竜ちゃんのことを空の上から見守ってくれているんだよ」と。
すると、次女の顔は急に明るくなって・・・
それからは、夜、外が暗くなると、
必ず空を見上げてこう言うようになった。
そんな次女を見る度に、私は胸が熱くなった。
そうして、次女と夜空を見上げながら、
亡くなった父のことを想うのだった。
ある雨の日のことだった。
次女が空を見上げながら、こんなことを言った。
真っ暗な夜空には、星は1つも出てはいなかった。
だから私は、次女に向かってこう説明した。
すると、次女はとても悲しそうな顔をしながら言った。
あぁ・・・子供って・・・
子供って本当に純粋でカワイイものだ・・・。
そして、つい先日のこと。
夜、車に乗っていた時の信号待ち。
突然、次女が窓の外を見て・・・何かを見つけた。
そうして、激しく窓を叩きながら、叫びだした。
「おじいちゃん! おじいちゃん!」
おじいちゃん?
そこは商店街並ぶ狭い街道だった。
ビルに挟まれ、きっと空なんか見えないだろうに・・・。
でも、次女は興奮してこんなことを言い出だしたのだ。
おじいちゃんがいっぱい?
おじいちゃんがいっぱいってどういうことよ?
どういうことかと窓の外を見て、私はハッとした。
そこには、眩しいくらい、いっぱいのおじいちゃんが!
おじいちゃ~ん!?
信号が変わり、車は走り出した。
次女は、そんなおじいちゃんに向かって名残惜しそうに
何度も手を振り続けていた。
子供って・・・子供って・・・
そう、先日は、こんなものまでおじいちゃんになっていたっけ!
子供ってホントピュアでカワイイ???
次女よ!
光れば全部おじいちゃんかい?
星だよ!星!
ネオンではない、街灯でもない!!
おじいちゃんは夜空に輝く『星』になったんだって!!
追伸:
これからのクリスマスシーズン、
恐らく街の至るところで
次女はおじいちゃんの姿を見つけることだろう・・・。
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前回の記事にもたくさんのコメントをどうもありがとうございました。工場見学の記事も読んで下さり、ありがとう!
あの作業着を着たら、工場の人が他人と思えなくて、仲間意識が芽生えて、帰る時、家族と離れるような寂しさに包まれてしまいました。
では、今日も最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (1)
私も夜に母とお散歩してて「お母さん、何で月は私達についてくるのかしら~」なんて質問したもんだわ。
私は今も昔もなぜなに娘(おばさん)で、どうしてかしら?なぜ?って思うことは沢山あるの。今は携帯であらかた調べて解決することも多々あるけれど。まぁそれが真実かはわからないけどね。
あまりに、なぜなぜ? 母に聞いてた頃は「お母さんだってわからないことあるの!何で?じゃなくて、なんでもなの!」とあしらわれてしまうこともありました。今思えば忙しいから鬱陶しかったろうし、仕方ないけど(笑)