フジテレビに行く~の巻①

フジテレビに行く~の巻②

フジテレビに行く~の巻③  からの続きです。



エレベーターで憧れのあの人とのアバンチュールを期待しつつも・・・

あっ間違えた、憧れの人との遭遇を期待しつつも、

夢叶わなかった私・・・。

まぁ人生ってそんなにうまく行かないものよね・・・。


収録スタジオのあるフロアーで小林さんとエレベーターを降りる。

しかし、まるで触角を抜かれた蟻のようにウロウロ・・・

いくら探しても指定されたスタジオが見つけられない。


あたし・主婦の頭の中


ここは誰かに聞いた方が早そうだわ!

私は小林さんに言った!

受付でのあの視線・・・もうあんな思いはしたくないわ!


あたし・主婦の頭の中


そう言ったにも関わらず、

小林さんは「被害妄想ですって!!」とキッパリと断言すると・・・


あたし・主婦の頭の中


そう言って、すぐに近くにいた男性にスタジオの場所を

聞きに行ってしまったじゃない・・・。


小林さん、これでも私の被害妄想と言い切るのかしら?

ほら見てよ! この視線! 

被害妄想なんかじゃないわよ! えぇ?!


あたし・主婦の頭の中


そんな小林さんのお陰で、スタジオがわかった我々は、

そのスタジオのドアを開けた。

すると、入口にいたバイトの青年がこんなことを言うじゃない。


あたし・主婦の頭の中


この青年は誰? どういう意味かしら?


あたし・主婦の頭の中


すると彼は続けた。


あたし・主婦の頭の中


どうやら、彼は私のファンだということらしい?

ファンなんて・・・いやだ~

 
あたし・主婦の頭の中


さっきまでの「使えないマネージャー」ビームで

ささくれ立った私の乙女心がこの言葉ですっかり回復していくようよ・・・。


ところがである!!


あたし・主婦の頭の中


その青年の視線の先には・・・

やっぱり! 青年! あんたもかい?


あたし・主婦の頭の中


その視線の先にはアイドル小林??


まぁいいわ・・・。つかの間の夢をありがとよ・・・。


さて、この学生アルバイトと思っていた青年だが、

実は・・・


あたし・主婦の頭の中


この番組の放送作家?

差し出された名刺には放送作家の肩書きと・・・

そして・・・


あたし・主婦の頭の中


吉田にょろり?


あたし・主婦の頭の中


ペンネームを考える時、もう少し人間らしい名前を

思いつかなかったのかしら・・・? 変わった人だわ・・・。


私も一応名刺を差し出した。



あたし・主婦の頭の中


「カータンです!!」


あたし・主婦の頭の中


カータン?


あたし・主婦の頭の中


ペンネームを考える時、もう少し人間らしい名前を

思いつかなかったのだろうか・・・? 変わった人だな・・・。


そうなのだ。

人間というのもは、自分のことは平気で棚に上げ、

他人にはとかく厳しい生き物である。

おっといけない! 我々は人間ではなかった。沼の生き物?


あたし・主婦の頭の中


にょろりさんが紹介してくれた。

「こちらがこの番組のプロデューサーのIさんです」


あたし・主婦の頭の中


えっ?

Iプロデューサー、彫りの深い端正な顔立ちであるけれど、

服装が地味である。公務員と言っても通じる・・・。


あたし・主婦の頭の中


私の中のテレビ局のプロデューサーと言ったら・・・



あたし・主婦の頭の中


私がそう伝えると、Iプロデューサーは呆れた感じにこうおっしゃった。


あたし・主婦の頭の中


「20年前にこの業界から消滅したよ! ハハハ・・・」


私の頭の中は昭和のまま時が止まってしまっているらしい・・・。

まぁわかってはいたけど・・・。


そして、番組の司会をしていらっしゃる塚越孝アナと

佐々木恭子アナとご対面だ!!


あたし・主婦の頭の中


一気に緊張!!


あたし・主婦の頭の中


緊張している私につかちゃんは言った。


あたし・主婦の頭の中


つかちゃんが手にしている私の本・・・

その2冊の本には、つかちゃんの手によって

本当にこれでもか! というほどの付箋が付けられていた・・・。


あたし・主婦の頭の中


付箋だからけの自分の本を見ていたらね・・・

なんだか私、ジーンとしてしまったの・・・。


あたし・主婦の頭の中


佐々木アナには私から聞いた。

「今朝の特ダネからの生放送からお仕事されていて・・・

妊婦さんなのにお疲れじゃないですか?」


あたし・主婦の頭の中


佐々木アナは優しい笑顔で

「体調も良いですし、気にしないでくださいね~」

とおっしゃって下さった。


その後、撮影が始まるまで、いろんな話をした。

さすがお2人とも喋りのプロである。

会話が盛り上がるように、次から次へと楽しい話題を投げかけて下さる。

そのお陰で、緊張していた私も、かなりリラックスでき、

「あら? 私、今面白かった?」的笑いも取れるようになっていた。


あたし・主婦の頭の中


この調子でいつものように喋ればいいんだわ!!

そう思っていたところ、

「では、収録始めます!!」の声。


カメラが回り始めた。

つかちゃんと佐々木アナのオープニングトーク。

そしていよいよ!!


「さぁ、今日のゲストはカータンです!!」



あたし・主婦の頭の中


その言葉を聞いた途端、私は思った。

何がいつも通りだ!

何がこの調子でいつものように喋ればいいんだわ!!だ!


泳げたいやきくんの曲が遠くから切なげに流れてきた。


♪やっぱり私は素人さ~

 少し毒ある(けど)素人さ~


椅子から立ち上がったものの、硬直して動けなくなっている私に

つかちゃんが手招きしてくれた・・・。


あたし・主婦の頭の中


さぁ・・・進まなきゃ! あの椅子に座るのね・・・。

3メートル程の距離が三千里にも感じる・・・。

体がスムーズに進まないわ・・・。


あたし・主婦の頭の中


私は1歩1歩進んだ。

緊張すると鼻の穴が通常の2.5倍膨らむ体質。

きっと、この時は3.5倍強膨らんでいたことだろう・・・


あたし・主婦の頭の中


小林さん、私、いつも通り面白く喋れるかな・・・?

小林さん、まつげ、これで大丈夫だったかな?


「さぁ! 今日はあたし・主婦の頭の中のカータンさんにお話を伺いたいと思います~!!」


いよいよ始まってしまった・・・。どうなる私?


                 フジテレビに行く~の巻⑤最終回へつづく



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前回の記事にもたくさんのコメントをどうもありがとうございました。神輿担ぎというのですね? あぁ・・・潤君と固く腕を組み、小林さんを運びたかったわ! 残念! いよいよ、次回は最終章。ついに本番が始まります。

では、今日も最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。