非日常的な日常
先週の金曜日、夫が出張に京都に行きました。
出張なんて皆無といううちの夫。
そんな非日常的な出来事に夫も、そして私もワクワクしていた。
単身赴任のダンナさんがいるご家庭のママは言っている。
「週末は、同じ単身赴任のママ友とどちらかの家でお泊りごっこ。
楽しいわよ~」
そんな話を聞くたび、いいな~と思っていた私・・・。
単身赴任じゃないけど、週末に掛けての出張、
うん、かなり楽しみかも!!
夫は意気揚々と出かけていきました。
すると、しばらくするとメールが。
うんうん! そのメールを見ながら思ったわ。
私だって、さっきからドキドキよ!
ダンナさん単身赴任中のママ友家族を誘ってお泊まり会?
それとも、1人きりの夜を思う存分満喫しちゃう?
そんなことを考えていたら、夫からまたメールが来ました。
車内販売のお姉さんを呼び止めて・・・
聞いてみたんだ。
そしたら、写真付きのメニューを差し出して・・・
って、渡してくれた。
それを見て えっ?
お弁当の中身よりも俺の視線は値段の方へ!
ALL1000円以上! 戸惑ってたら・・・
お姉さんが俺の戸惑いを察したのか
慣れた口調でこう言ってきたんだ・・・。
リーズナブルな
おむすび弁当もございます!!
って・・・。
マニュアルにあるんじゃないかと思えるくらい
その対応は完璧だったよ。
「弁当メニューを見て、目の玉を激しく動かしている
サラリーマンがいたら、すかさずおむすび弁当を勧めましょう!」
てな具合に?
で、これまたマニュアル通りかも・・・
俺は・・・俺は・・・
と勧められたリーズナブルな350円のおむすび弁当を買い・・・
横で何の躊躇いもなく1100円の弁当を買い求めている若者を
チラリ・・・
こう思ったんだ・・・。
せめて・・・せめて非日常的な旅の時くらい、
1000円以上の弁当が食べれる男になりたいってさ!!
買えばいいのに!
非日常的なそんな時くらいはさ・・・。
日常背負ってどうするのよ?
悪いけど、私はね、今夜は楽しませてもらうわよ!
意気揚々、ダンナさんが単身赴任中のママ友にメールしたんだけど・・・。
「もー! なんてこと! カータンごめん!
今日は月に1回、ダンナが家に帰ってくる日なのよ!」
って・・・。なんなのよ、ついてないわ!
仕方ないから実家に行ったわ。
きっと私たちが行ったら・・・
と、非日常的なことが待っているはず!
ところが・・・
えっ? 焼肉じゃない? それにしても・・・
予感的中! よりによってカレーだよ!
はい・・・我が家、昨日も一昨日もカレー・・・
そして、場所が変われど、今夜もカレー?
カレーを平らげ、早々に帰宅。
こうなったら、子供たちを早く寝かしつけて、
1人の夜を楽しまなきゃ!!
ところが・・・寝かしつけるはずが巻き込まれ・・・
「今から京都を出ます」という夫のメールで目を覚ます・・・。
非日常を求めるも、どうしてこうもありきたりの日常に終わるよ。
夫も私も!! あぁ・・・。
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