初詣のルール?
あれは20歳の大晦日のこと。
その年、最高に寂しいクリスマス を過ごした私は
友達と一緒にナウい年越しを過ごそうと思い立った。
ナウいと言えば、六本木!
「そうだ! 六本木のバーで年越しだ!」
と友人と繰り出すことにしたのだった。
正解だった。バーは若者で大盛り上がり。
シャンパンが配られ、皆カウントダウンを今か今かと待っていた。
「5.4.3.2.1」

ハッピーニューイヤー!!
クリスマスのリベンジ、実にナウな新年を迎えられた。
満足した私は、友達とその足で明治神宮に行って
初詣をしてから帰ろうと提案した。
年が明けてすぐにお参りしたら、その熱心さが天に伝わり、
なんか非常に良い年になりそうじゃない?
ところが、原宿に着いて驚いた!
すごい人なのである。
1987年は数時間前に始まったばかりだというのに、
もう初詣とは、皆なんて気が早いんだ?(って自分もだけど)

明治神宮の入口から人人人・・・で先が見えない。
並んでいるというより、塊で数ミリずつ移動していると
いった感じ・・・。

*さて、私はどこでしょう?
まぁ押しくらまんじゅう状態で暖かいんだけどね・・・。
でも・・・一体どのくらいこうしていればお参りできるんだろう?
2時間・・・3時間くらい経った頃か?
それとももっと掛かったか?

やっと背伸びをしたら、お賽銭箱が遠くに見えてきた・・・。

と、その思ったその時だった。

後方から何かが私の頭に当たったのだ。

急いで振り返って驚いた。
後方からお賽銭箱めがけ、お金を投げる人続出。
お金が宙を飛んでいた。

よっぽど腕に自信があればだけど、
そのお金の多くがお賽銭箱まで届かず、
並んでいる私たちの頭に力及ばず落ちてきた。

そんな痛い思いをして、やっとお賽銭箱の前に着き、
私は100円玉を投じて・・・

思いつくだけの事を早口言葉でお願いした。
計算すると、1つの願い事に払った金額は
10円にもならないかもしれない。
無事に初詣を済ませ、一緒に行った友人と別れ・・・

家に着いた頃には疲労困憊・・・
玄関でそのまま眠りたくなったほどだった。

玄関で靴を脱いで

買ったばかりのブーツが見るも無残、
ボロボロになっていうではないか!
参道の砂利によって、ヒール部分の革が剥がれ、
あの集団の中で何回も足を踏まれたのが原因だ。

キーーーッ!!

元旦に初詣なんかに行くもんじゃなかった。
いいことなんか何にもないじゃん!
そう思いながら、コートを脱いでいたその時だった。

チャリン~~

床に何かが落ちた音がした。
見ると・・・床に転がる1枚のコイン・・・

その大きさからいって・・・
まさか・・・まさか・・・
そう!
それはまさかの500円玉!!

きっとあの時・・・
私の頭に当たった500円玉が・・・
そのまま私のコートのフードにイン?

フード付きのコートを着ていたことに感謝した。
こんなこともあるんだわ・・・。
いやだ、元旦の初詣も悪くないじゃん・・・。
あれから20年以上が経った。
もうすぐ2009年を迎えようとしている。
あの日以来、私が決めた初詣のルールがあるの。

もう六本木のバーで年越しなんてしないけど、
そして初詣は明治神宮ではないけれど・・・

いろいろな状況が変わった中、
でも変わらないことがあるの、それはね・・・

「初詣は元旦に」というルール。
いやだわ! 誰よ!
「初詣はフード付きコート」なんて言ってるのは!
たまたま毎年、家族全員フード付きのコートを着ているだけよ。
そう、特に深い意味はないから!!
*お賽銭を持ち帰ると、厄を拾ってきてしまうと心配して下さった方、どうもありがとう!
大丈夫です。あの20年前以来、フードにお賽銭が入っていることはなく・・・
近所の小さな神社なので・・・皆賽銭箱にダイレクトにお賽銭を入れてます。


コメント
コメント一覧 (1)
参道の屋台がズラリ。
昔の屋台と違って、もう目移りする品揃えなんですよね~。
来年は私もフード付きコートでお詣りします!