王監督のちょっといい話
私の1日は涙で始まる。(まぁ・・・顔を洗ったりするけど)
新聞を見ながら、泣くのである。
嘘じゃなくて毎日泣く。(まぁ・・・新聞の休刊日は泣かないけど)
とにかく、新聞を見たら必ず泣いている。
事件の被害者のことを考え涙が出る日もあるし、
スポーツ欄、投稿欄・・・
映画の宣伝を読んで涙が出る日だってある。
新聞にはたくさんの泣かせる要素が隠されている。
昨日、今日は日本人でノーベル賞を受賞された方たちの
受賞までの経緯を読んで大泣きした。
ちなみに似ていると思ったのはこの写真
下村さんの功績は
「発光するクラゲの体内から、緑色に光る蛍光たんぱく質を
世界で初めて発見し、精製することに成功した」そうだが、
下村さんがオワンクラゲの体内から
紫外線が当たると緑色に光るたんぱく質を見つけたのは、
1962年のことだったとあるではないの!
私が生まれるずっとずっとずーっと前のことだ。
(実はそんな前ではないけど、汗)
研究に使うクラゲを採りに妻と小さい子供2人を引き連れ、
家族総出でバケツにクラゲを集めたなんて話も大いに泣けた。
私はね、このように胸が熱くなった記事をいつも
切り抜いて取っておくの。
でもね、たまに読み返してみると、
感動はするものの、それを切り抜いた時のような
こみあげてくる涙はなくなってしまっていることが多く・・・、
そんな切り抜きは場所も取るし、次々と処分されることになる。
でも、そんな中で、長い間、ずっとキープし続けている記事がある。
これは新聞じゃなく、朝日新聞の集金の人が持ってくる
アスパラという雑誌の中にあった松元章さんというスポーツ記者が書いた記事だ。「記者になって一番の感動」というお話。
今日は、その話を紹介したいと思います。
松元さんが入社試験の面接官をした時、
「スポーツ記者いなりたい」思いを熱く語る若者を見て、
自分の面接時のことを思い出す。
自分の面接時はどうだったかな・・・と。
松元さんがスポーツ記者になりたかった理由は
「好きなスポーツを近くで見て、感動したい」という気持ちからだった。
でも、松元さんのこの話は、
「これまで一番感動したのは、実は競技の一場面ではない」
と始まっている。
松元さんがダイエー担当だった00年9月。
王貞治監督率いるダイエーのパ・リーグ連覇が目前の、
セ・リーグでは長嶋・巨人の優勝に王手が掛かった夜のこと、
王監督の談話を取るため、秋松元さんはチーム宿舎にいた。
王監督のはからいで、担当記者一同、
近くの屋台で一杯やりつつ巨人戦の結果を待つことになった。
その日巨人が敗れ、「遅くまでご苦労さん」とほろ酔い気分で
王監督が立ちあがった時だった。
通りかかった若者が王監督を見つけ
しかし、若者が差し出したのは、失礼にもハシ袋だった。
王監督はそれを見て、こう言った。
そう言うと、松元さんたちに向かってこう言ったという。
でも、若者は30分経っても戻らない。
記者の誰かが監督に言った。
でも、監督は首を横に振った。
1時間近くが経ち、もう来ないと誰もがそう思った時、
若者が息を切らして帰ってきた。
そして、言った。
王監督は色紙を受け取ると、にこやかにペンを走らせた。
そして、
松元さんは悠然と歩き去る監督の背中に、
深々と頭を下げたという。
松元さんは最後にこう書いている。
王貞治という人間の、器の大きさ。尊敬の念を抱くとともに、
本当にこの仕事についてよかったと思えた瞬間だった。
ちなみに、当時の担当記者仲間と話をするときの暗黙の了解がある。
自分の担当球団は変わっても、「監督」」と言えば、
今でも王監督を意味する。
泣けるよね~ 良い話だよね~(はるな愛風)
一昨日の新聞、王監督の勇退の記事が出ていましたね。
もちろん、私はそれを読みながらも泣いていました。
王監督、お疲れ様。
いろんな夢をありがとうございました。(号泣)
余談ですが、そんな王さんのサイン、我が家にもあります。
父が台湾にいた時に、ある校友会のパーティーで
王さんから頂いたもの。
これ・・・棚に飾っていたのだが、ある日、棚から転がったのか、
気がついたら、次女が手にして熱心に舐めてた!!
なんてことを! むいたらチョコでも出てくると思ったのか?
急いで、棚の上段に移し替えました。
追記:
飲みに行く時、王監督は(たぶん)私服?(爆!
でも、はじめ私服着せてたら、似顔絵が下手過ぎて
誰この人? になってしまい、強引にユニフォームを着せ、
王監督に仕立てました。
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前回の記事にもたくさんのコメントどうもありがとうございました。コンビニに入って探して下さった方、泣けました。
今、道を歩いているとキンモクセイの良い香りが漂ってきますね。秋ですね~そうそう! 私、この頃、本当に食べざかりの子供か? と自問したくなるほど、食欲が止まりません。何を食べても美味しいし、満腹にならないの・・・。どうしよう!
では、今日も最後までお付き合い下さり、ありがとう!
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