オオカミが出たぞ! の罰
あるところに、いつも「オオカミが出たぞ」と
周りの大人を驚かせている羊飼いの少年がいました。
大人たちは、その度に武器を持って慌ててやってくるのですが、
オオカミはいません。
そのうち、少年が「オオカミが出た」と言ったところで
誰も相手にしなくなってしまいました。
そして、本当にオオカミが出た時・・・
いつものことかと誰も信じず・・・
結局羊はオオカミに全部食べられてしまいました。
イソップ寓話のオオカミ少年という話があります。
そしてここに・・・。
いつも・・・いつも人を驚かせることに生きがいを
感じている少年・・・いえ、女の古がいました。
ある時、女の古は娘に言われました。

女の古は、娘からそのおせんべいを受け取ると、
一口食べ・・・

そして・・・

まるで白雪姫が毒りんごを食べたかのように・・・

その場に倒れてしまいました。
それを見た娘はたいそう心配して、
女の古の顔を覗き込みました。

すると、女の古は楽しそうに娘を見て、
こう言いました。

そんなことを繰り返していた女の古だったので、
もう女の古が倒れても誰も心配してくれなくなりました。
「またかよ・・・」って感じに・・・。

そう、女の古は倒れる振りが大好きでした。
例えば、娘がおもちゃの刀を振りまわし、
女の古の肩を切りつける素振りをしたとします。

すると、女の古はまるで時代劇の悪役に
なったような気分になって・・・

そして、もがき苦しみながらの最期を演じるのが
大好きでした。

それはとても素晴らしい演技でした。
しかし、唯一の欠点はなかなか死なないところでしたが・・・。
またある時、娘が手でピストルを作って、
女の古に向け「バキューン」と言って
打つ真似をしました。
すると女の古はまるでピストルで吹っ飛ばされたように
尻もちをつくような格好になり・・・

そして、言うのです。

娘には女の古がこんな時にいつも言う「なんじゃこれ?」の
その意味がまったくわかりませんでしたが、
でも、女の古がピストルで撃たれる最期を迎える時の
決め台詞であるんだな~ということは理解していました。
女の古と同世代の人には、
この台詞はとてもウケが良いんだと女の古は言っていました。
また女の古は、自分だけじゃなく、
娘にもやられる時の演技を、高い演技を要求していました。
娘がやられた振りで倒れようものなら・・・
必ず「カット!」の声が掛かりました。

だから、いつの間にか娘自身も
やられる時の演技がとても上手になっていました。

さて、先週のことでした。
娘は階段の下から二階にいる女の古に言いました。

女の古は渋々立ち上がり、
そして、昨日買ってきたカブトムシの餌を持って、
階段の入口まで持っていこうとした・・・

その時でした。
突然、女の古の目に娘がこう映って見えたのです。

女の古は自分ではどうしようもできない
グラングランな状態になっていました。

それから・・・
しばらく女の古には記憶がありません・・・。

しばらくすると、女の古の耳に娘の笑い声が聞こえてきました。
「もーーー! すごいリアル! ママ! すごい!」
「白目剥き出しになってたよ~」
「わかったから、もう起きてよ!」
「はい、カットカット!」
女の古は必死にこう叫ぼうとしました。

あくまでイメージ。お花畑になんか行ってません。
でも、声が出ません・・・。
娘はゲラゲラ笑い転げていました・・・。
女の古はいつも倒れる演技をしていたので
本当に倒れた時・・・
誰も信じてはくれなかったのでした。
ー完ー
と、ここで話は終わりません。
暫くすると、娘もいつもとは違うただならぬ気配を感じたようで
騒ぎ始めました。
「ママ! ママ! 大丈夫?」
「ママ! 救急車呼ぶから! 救急車って・・・117?」
違う、117、それは時報だ・・・
今の時間聞いてどうする?
小4にしてその知識・・・ママは悲しい・・・
声は出ません。
「あっ、救急車は110番だ! 110番!」

その時、女の古は帰ってきました。

「ごめん・・・ごめん・・・
今の演技じゃなかった・・・」
女の古は謝りました。
すると、娘は安心してホッとしていました。

起き上った女の古は体が異常に痛いのに
気が付きました。
膝と肘と頬と口がとても痛かったのです。

すると、娘は白い壁を指さして言いました。

なんということでしょう!
白い壁に 魚拓のように
ファンデーションと口紅がべっとりとついていました。
ここに顔を擦りながら倒れたようでした。
そして、肘です。
摩擦による火傷状態で、皮が剥け、汁が滲んでいました。
数日後、肘の傷はかさぶたになりました。

しかし、場所が場所だけに・・・
このようによく動かす場所なので・・・
かさぶたができたと思ったら、
肘を曲げることによって、折角できたかさぶたが割れ・・・

また汁があふれ出てくる有様です・・・。

女の古は今、この肘のかさぶたのことを
「かさぶた三兄弟」と呼んでいます。
実写版 かさぶた三兄弟

写真だと痛そうに見えないのが癪だけど、
かなり厚いさかぶたで、汁が滴っているんです・・・(同情モード)
女の古は思います。
夏バテには要注意だと。
それからもう1つ。今度から倒れる演技をするときには
必ず「はい! スタート!」と一言言ってから
倒れるようにしようと・・・。
あっまだあった。
「救急車は119番だ!」 とその日、
お風呂の中で、女の古が娘に説教したのは言うまでもありません・・・。
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今日はライブで北島選手、正座して応援しました。体操も柔道もフェンシングも感動でしたね。
そして、皆さんもホント夏バテには注意です!!まだまだ暑いです。お体お自愛くださいね。
では、今日も最後までお付き合い下さり、ありがとう!!



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