さよならパイナップルヘアー ついに美容院へ

オーマイ パイナップル!
髪を切りに行こう! と思い立ったのは、夕方5時15分前だった。
3ヶ月以上も美容院には行っておらず、かつ無謀にも自分でちょっと・・・
なんて切ってしまった私の髪型は悲惨であった。
今日、強風の中散歩して帰ってきた私は、玄関の姿見を見て愕然
とした。
鏡の中には、ドールのシール貼ったらすぐに出荷できるようなパイナップルを頭につけた私がいた。
急いで美容院に電話する。
「カラーとカットですね、5時までにいらしていただければ・・・」
「行きます!
行きます!
何としても行きますので宜しくお願いします!」
あと15分しかない。でも、着替えなくては!
美容院に行くとき、私はめかしこむ。何故かと言えば、ダサい服を着ていたら、
「あの人、あんまりかまわない人なのね。髪型も大して気にしないんだわ、きっと」
なんて美容師さんに思われ、適当にされたら困るからだ。
(3ヶ月も美容院に来てないこと自体かまわない客なんだよって?)
そんなことをしていたので、美容院に到着したのは、5時を10分過ぎてしまった。
しかし、めかしこみながらも半分白目
で、肩でゼーゼー息している
私のその努力(執念?)が通じたのか、やっていただけることになった。
閉店の7時が近づくと、お客は私だけとなってしまった。
申し訳ない・・・。私の髪をして下さっている方は、30代前半くらいの女性だ。
私は彼女が閉店時間を過ぎているにも関わらず、丁寧にシャンプーして
くれていることに心から申し訳なく思った。
「あぁ今日は土曜日、この後彼氏とデートかもしれなかったのに・・・
」
「もしかして小さな子供がいて、母の帰りを待っているのかもしれない・・・
」
そう思うと、心の中で「適当でいいから、適当で・・・チャチャッと済ませてくれていいから・・・」
とすまない気持ちで一杯になっていた。
(だったら、あんたそんなギリギリの時間に行くなよ! って?)
かつて自分が客室乗務員をしていた時を思い出す。
成田着の最終便。このフライトはいつも満席だった。
私はいつもその最終便乗務の時は、一刻も早く帰りたい気持ちで一杯だった。
モタモタしてたら家に帰るのが翌日になってしまうから。
成田空港に到着し、ドアサイドでお客様をお見送りするとき、
「ありがとうございました
」「お気をつけてお降り下さい
」「さようなら~
」
と笑顔で頭を下げながらも、心の中では
「はいはい、皆さん、早くー早くー降りてねーー
」
「はいはい、皆さん、少し小走りね~
」
と口には出さないまでも、そんな気(エネルギー)を全身から放ち、心の中でピーピーッピーピッ交通整理の警官のように笛を鳴らしまくっていた。
嫌な女だ。人間すっごい小さい奴だったんだ、私って。(過去ね、過去)
彼女は閉店時間30分過ぎになってしまったにも関わらず、最後まで手を抜くことなく笑顔
で接客してくれた。ありがとう。
お陰で出荷される前に、私、人間に戻ることができました。
反省:今度からは2ヶ月に1度は美容院に行こう!そして時間に余裕をもって行動しよう。

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