【2007年のブログ記事です】


自分が子供を産むまで、

私は子供が苦手だった。


そんな私は、

客室乗務員時代、何が嫌って、

GW、夏休み、冬休み、春休み・・・

ガキんちょで溢れかえる中での乗務・・・。


でも、ほら、世の中には「子供好き=良い人」

ってイメージがあるでしょ?


だから、仕事中はいつも笑顔、

子供好きの優しいお姉さんを演じていたわ。


だから、今、

自分が子供を連れて飛行機に乗た時、

乗務員のお姉さんに優しくされようものなら、

いつも心の中、猜疑心で一杯よ。






その笑顔の裏で

「ケッ!このクソガキ」

とか思っているんじゃない?って、

意地悪に思っちゃう。

そう、かつての私がそうだったように・・・。



そうよ、何度でも言うわ。

私は、子供嫌いだった。






最高の笑顔でお子ちゃまと接する優しいお姉さん。


でも、その笑顔の裏で・・・。






あぁ子供って嫌だ!


だってさ・・・・






ちょっとだけならいいわよ!

でも、フライト10時間・・・

私はあんたのベビーシッターじゃないんだから!


子供って、ホント・・・無邪気だ!(嫌味)






ねぇ、あなた知っている?

このカーテンはすっごく意味があるの!


カーテンのこちらの世界とあちらの世界じゃ

まったく違う世界が広がっているってわかっている?






それを知らないガキんちょは、

カーテンの中まで入ってきて・・・。


ねぇもう1度言うわ!カーテンの中はね!






1度なら、お姉さんはまだ優しいの・・・。






こうやって、笑顔で追い返すも、

子供って・・・30秒後にまたやってくる・・・。


「あとでね~」

入ってくる

「あ・と・で・ね」

入ってくる

じゃかましーわ!


こうなったら最終手段!

例のあれ、お姉さん、やっちゃうからね・・・。






お姉さんもこれだけはしたくなかったの・・・。

でも、あなたがあまりにもしつこいんだもん。


だから、お姉さんやっちゃった!

私の最終手段って?


知りたい?聞きたい?見てみたい?


これだよ!これ!






カーテンの前で拳に激しく息を吹きかける!!


えっ?

親にチクられ、クレームされたらって?


大丈夫!

その場合の言い訳もきちんと用意していたから。






って、

仕事中にマニキュア塗り直している

客室乗務員ってのもどうなのよ~~?



追記


子どもにそんな態度とって大人げない?

子どもが可哀想、トラウマになるって?


う・・・ん、たぶんそれはないわね。


だって、

子どもたちはその30秒後にまた

「あそぼ~!!」

って、カーテンの中にやってくるんだから~。






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

今の私が客室乗務員だったら、子どもに優しいお姉さん、あっ、おばさんになれる自信があるわ。フライトバッグに手品道具一式入れて、とことん遊んであげるのに~。たぶん、もう大人になっただろう昔のちびっこちゃんたち、意地悪だったお姉さんを許してね。