今どきのシャーペンって・・・
私は絵を描く時、
シャーペンを使うのだけど・・・。
シャーペンを使っている時、
よく起こるのが芯詰まりの問題ね。
調子よく描いてる時に限ってなんなのよ!
と、イライラする。
イライラしている私に、長女が言う。
ところが、長女ったら、
シャーペンの頭の部分を外して
新しい芯を先端から差し込んでいるじゃないの!
なにやってるのよ!
そんな柔らかい芯で詰まった芯を
押しだすなんて!!
私はすぐに
長女からシャーペンを奪い取り、
得意気に言った。
とやろうと思ったら・・・
ないのよ! ない、あの針が!!!
動揺している私に長女は言う。
だから、私は説明したわ。
消しゴムの裏には、針がついていてるもんなのよ。
すると、長女は驚いている。
えぇ???
今度は、こっちが驚く番よ!
見たことないって?
消しゴムの後ろについた針を使って、
詰まった先端から逆方向に押しこめば
これがママの時代の芯詰まり解消法よ。
この針がないとしたら、
どうやって芯詰まりを解消するっての?
そう尋ねたら、さっきやった通り、
新しいシャ―芯を使うと言うのよ。
熱い私に反し、長女はえらく冷静にこう言った。
「そんなん、折れないようにやればいいじゃん」
は、はい?
あの便利さをわかってないから、
そんなことが言えるのよ!
芯が折れただけでもイラついている
そんな精神状態の中で、
折れないように新しい芯を押しこめって?
今のシャーペン、
どれだけこっちに神経使わせる気よ!
家にはシャーペンが山のようにある!
これだけあれば、
針付きの消しゴムもきっとあるはず!
そう思って1本、1本探したのに、
ないのよ、ない!!
1本たりとも
針がついてるシャーペンがない!
と、その時、思い出したのよ!
夫が持ってるシャーペンの存在を。
私は夫に言ったわ。
すぐに貸してくれればいいものを
得意になって語りだしたわ。
そんな『BOXYとボク』なんて
歴史話はいいから、早く貸してよ!
34年の眠りから目覚めたBOXY。
いや、眠ってない!
いまだ現役というから驚きよ!
これよ! これ!
フタを取り、陥没気味の消しゴムを外したら・・・
ほら! あった!!!これよ、これ!
かなり、くたびれている。
そりゃそーよ!
34年間、何十回、何百回という
芯詰まりを解消してきたんだから!涙
長女は、初めて見る針に驚きを隠せない様子。
長女に針を見せられたからって、
ここで満足している場合ではないわ。
私は言いたい!
この針、
どうしてなくなっちゃったの?
これないと、
すっごく不便なんだけど!!!
追記:
twitterで教えて頂きました。
あの針は「掃除棒」というのだそうです。安全性を考慮して、つけなくなったそう。製図用などのシャーペンにはついているそうです。
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今どきのシャーペン、この針がついてないんですよね。どうしてなの?同世代の皆さまなら、この針の便利さはご存知ですよね? 無くなったのには、何か理由があるんでしょうか?
コメント
コメント一覧 (2)
シャーペンの針、よく知ってます。でも使ったのは10回ぐらいかなぁ?(年齢アラフィフです)
今は全然付いてないですねぇ。
針が無くなった理由は私的には「シャーペンの精度が良くなって芯が折れにくくなったから?」
と適当に思ってました。
それよりカータンさん文章が上手ですねぇ。すごい笑わせていただきました 😄😄😄😄😄
懐かしい話題、ありがとうございます❗️
カータンさんはお気に入りの文具ってありますか?私は、ボールペンは0.7ミリ派。0.7の中でも、某布団会社がおまけでくれるペンが一番字がきれいに書けるのです。
某布団会社は、病院に営業で回られていてお布団を買わない私達にもボールペンを配ってくれるのです。キャラクターとしてはあまり可愛くないのですが、書き心地がいいのなんのって。「要らない」という同僚からもバンバン貰ってストックしています。