長距離走ビリのBBAがノー練で10キロ走りマラソンに完走した話(5)ゴール
ビリババ(4)からのつづきです。
当日は姉と早めにお台場へ向かう。
会場となっている潮風公園には
大会のスポンサーのブースや
食べ物の屋台で賑わっていた。

まずは、更衣室で着替えることに。
着替えといえば、ウエアだけど・・・
宗方コーチに

と言われていたけど、
事前にネットで調べると・・・

と書いてあり・・・
家にあるものを持っていくことにした。
しかし、シャツだけは、
姉がお揃いのものをプレゼントしてくれた。
Bちゃんと宗方コーチKちゃんとも合流。
コーチの知り合いで
お友達の応援にきていた吉本芸人
ランナーズの小宮さんと記念写真。
このときは、素晴らしいまでの笑顔だ。

しかし、その笑顔も長くは続かなかった。
スタートラインに向かうときには

早くも恐怖が襲ってくる。
これから絶叫マシーンに
乗るときの心境って言ったらわかってもらえる?

心臓のバフバフが止まらないのよ。

そのとき、Kちゃんが言った。

なるほど!!!
いよいよ幕が切って落とされた!
でも、走り出したはいいけど、
500メートルも走らないうちから
早くも後悔よ!

どうなるの? どうしよう!!
このまま10キロ走り続けるなんて
考えたら気が遠くなる。
そう思ったそのときよ!
大会スタッフの人から声援が飛ぶ。

えっ? イケメンハイタッチ?
そう言われて、前方を見ると、

なんと長身のイケメンがずらっと
並んでいるではないの!
それを見た途端、
体の奥からすごいエネルギーが
湧いてきたわ!

足取りも軽い軽い!!

イケメン、いい仕事してくださるわ〜。
でも・・・イケメンパワーも
1キロも持たなかった。
本当、キツイったらない。
伴走してくれているコーチに訴える。

いっそコーチに見捨てられた方が
気が楽になる。
こんなヨチヨチ走りに付き合わせるのは
申し訳ない。
でも、コーチは私がどんなに訴えても

そんなコーチを裏切るわけにはいかない!
命尽きるまで(大げさか?)
私、走るしかないわ!

苦しいまま1キロ、2キロ
もうダメと思った3キロを過ぎ・・・
なんとか半分まできた!

笑っているけど、心の中は

10キロは長い。
練習でも3キロしか走ったことのない
私にとって10キロは未知の世界。
6キロ通過・・・7キロ・・・
どんどん失速していく私を
後ろから次々人が抜かしていく〜。
もしかして、制限時間オーバーして
失格になってしまうんじゃないか?
気は焦るものの、脇腹が痛み出し、
苦しくてたまらない。
しかし、7キロ先で
こんな素敵な応援団が待っていたのよ!

すでに集団から置いていかれ、
私の周りに他のランナーはいなかった。
っていうことは、
あの応援はすべて私に向けられたもの?
この応援を無駄にしてはいけないわ。

ここでまた元気をたくさんもらったわ。
そして、いよいよ!!

ここまできたわ!あと1キロよ!

でも、苦しい〜苦しいわ〜
そのとき、横でコーチが言ったわ!

宗方コーチ、坂本コーチに早変わりよ。
そして、坂本コーチは言ったわ。

途端に私の頭の中には
24時間テレビの画面が浮かび・・・。
ゴール間近沿道を走る私、
ワイプには潤くんの姿。

聴こえるわ!聴こえる!潤くんの歌声。
潤くん、待ってて!!!

いよいよ、
このコーナーを曲がったらゴール!
私の目は、直線の先にあるゴールをとらえた。
このとき、またコーチが言った。

画面はいきなり、武道館から
大手町読売新聞社前の直線に?
私の目に1人のランナーの背中が見えた。

最後の力を振り絞って、
猛ダッシュを仕掛けたわ!←何様?

どこからか、瀬古さんの解説が聞こえてきた。

そう・・・全力でゴールするつもりが
思ったより距離が長のよ〜!!
しまいにコーチに「早よ走れ!」と
ゲキを飛ばされる。(蹴りをいれられる?)

そして、ビリババついに
制限時間内にゴールしました〜。

先にマランソンを走り終えた人たちの
大声援に包まれながら。

ビリババは心に誓った。
コーチ!
いつか子供の手が離れたら、
一緒にホノルルへ旅ランしましょう!
その時は、私、
コーチの足手まといにはならないからね!

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□■□■□■□■□□■□■□■□■□
シルバーウィーク中、家にいる時間が少なく、なかなか更新できずでした。そして、今回も無駄に長くなってしまいすみません。
今回のマラソンは、本当にコーチに支えられた10キロでした。
走り終わってお礼をいうと「いつも風景なんて見る余裕なく走っていたから、今回すごく楽しかったよ」なんて!!なんて優しいコーチなのよ。私は、調子に乗って、早くも来年1月のランに申し込んじゃいましたよ〜。まだランは私にとって苦しいものに変わりないけど、この歳になってあの達成感はたまらなく嬉しくて・・・またチャレンジしたいと。今度はコーチのいうことを聞き、練習を積んで臨みたいと思います。
当日は姉と早めにお台場へ向かう。
会場となっている潮風公園には
大会のスポンサーのブースや
食べ物の屋台で賑わっていた。

まずは、更衣室で着替えることに。
着替えといえば、ウエアだけど・・・
宗方コーチに

と言われていたけど、
事前にネットで調べると・・・

と書いてあり・・・
家にあるものを持っていくことにした。
しかし、シャツだけは、
姉がお揃いのものをプレゼントしてくれた。
Bちゃんと宗方コーチKちゃんとも合流。
コーチの知り合いで
お友達の応援にきていた吉本芸人
ランナーズの小宮さんと記念写真。
このときは、素晴らしいまでの笑顔だ。

しかし、その笑顔も長くは続かなかった。
スタートラインに向かうときには

早くも恐怖が襲ってくる。
これから絶叫マシーンに
乗るときの心境って言ったらわかってもらえる?

心臓のバフバフが止まらないのよ。

そのとき、Kちゃんが言った。

なるほど!!!
いよいよ幕が切って落とされた!
でも、走り出したはいいけど、
500メートルも走らないうちから
早くも後悔よ!

どうなるの? どうしよう!!
このまま10キロ走り続けるなんて
考えたら気が遠くなる。
そう思ったそのときよ!
大会スタッフの人から声援が飛ぶ。

えっ? イケメンハイタッチ?
そう言われて、前方を見ると、

なんと長身のイケメンがずらっと
並んでいるではないの!
それを見た途端、
体の奥からすごいエネルギーが
湧いてきたわ!

足取りも軽い軽い!!

イケメン、いい仕事してくださるわ〜。
でも・・・イケメンパワーも
1キロも持たなかった。
本当、キツイったらない。
伴走してくれているコーチに訴える。

いっそコーチに見捨てられた方が
気が楽になる。
こんなヨチヨチ走りに付き合わせるのは
申し訳ない。
でも、コーチは私がどんなに訴えても

そんなコーチを裏切るわけにはいかない!
命尽きるまで(大げさか?)
私、走るしかないわ!

苦しいまま1キロ、2キロ
もうダメと思った3キロを過ぎ・・・
なんとか半分まできた!

笑っているけど、心の中は

10キロは長い。
練習でも3キロしか走ったことのない
私にとって10キロは未知の世界。
6キロ通過・・・7キロ・・・
どんどん失速していく私を
後ろから次々人が抜かしていく〜。
もしかして、制限時間オーバーして
失格になってしまうんじゃないか?
気は焦るものの、脇腹が痛み出し、
苦しくてたまらない。
しかし、7キロ先で
こんな素敵な応援団が待っていたのよ!

すでに集団から置いていかれ、
私の周りに他のランナーはいなかった。
っていうことは、
あの応援はすべて私に向けられたもの?
この応援を無駄にしてはいけないわ。

ここでまた元気をたくさんもらったわ。
そして、いよいよ!!

ここまできたわ!あと1キロよ!

でも、苦しい〜苦しいわ〜
そのとき、横でコーチが言ったわ!

宗方コーチ、坂本コーチに早変わりよ。
そして、坂本コーチは言ったわ。

途端に私の頭の中には
24時間テレビの画面が浮かび・・・。
ゴール間近沿道を走る私、
ワイプには潤くんの姿。

聴こえるわ!聴こえる!潤くんの歌声。
潤くん、待ってて!!!

いよいよ、
このコーナーを曲がったらゴール!
私の目は、直線の先にあるゴールをとらえた。
このとき、またコーチが言った。

画面はいきなり、武道館から
大手町読売新聞社前の直線に?
私の目に1人のランナーの背中が見えた。

最後の力を振り絞って、
猛ダッシュを仕掛けたわ!←何様?

どこからか、瀬古さんの解説が聞こえてきた。

そう・・・全力でゴールするつもりが
思ったより距離が長のよ〜!!
しまいにコーチに「早よ走れ!」と
ゲキを飛ばされる。(蹴りをいれられる?)

そして、ビリババついに
制限時間内にゴールしました〜。

先にマランソンを走り終えた人たちの
大声援に包まれながら。

ビリババは心に誓った。
コーチ!
いつか子供の手が離れたら、
一緒にホノルルへ旅ランしましょう!
その時は、私、
コーチの足手まといにはならないからね!
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シルバーウィーク中、家にいる時間が少なく、なかなか更新できずでした。そして、今回も無駄に長くなってしまいすみません。
今回のマラソンは、本当にコーチに支えられた10キロでした。
走り終わってお礼をいうと「いつも風景なんて見る余裕なく走っていたから、今回すごく楽しかったよ」なんて!!なんて優しいコーチなのよ。私は、調子に乗って、早くも来年1月のランに申し込んじゃいましたよ〜。まだランは私にとって苦しいものに変わりないけど、この歳になってあの達成感はたまらなく嬉しくて・・・またチャレンジしたいと。今度はコーチのいうことを聞き、練習を積んで臨みたいと思います。
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