(5)英語恐怖症からのつづきです

仕事にはまだ全然慣れずに
毎日気が重かったけど、
嫌なことばかりではなかった。

スキャン 2036

楽しみもあった。
そう、仕事が終わった後の飲み会よ。

予約課には、
独身の上司がたくさんいて、
皆、お金もあれば、自由もあった。

私も結婚していたとはいえ、
子供もいなかったし、
夫婦でお互い自由にやっていたから

スキャン 2037

こんな調子で週2、3回の割合で
同期や上司と飲みに行ったり、
カラオケに行ったり。

それも、大抵独身上司が

スキャン 2038

と奢ってくれるし、

スキャン 2039

なんて言って出してくれる。

そんな経験今までしたことなかったから、

スキャン 2040

アフター5が好き、
特に金曜日の夜が一番好き、
そして、
日曜日の夜に憂鬱になる・・・
そんな典型的OL生活。
うん、こんな生活も悪くわないわ!

ところが、5月になり、
初の予約課での給料が支給された。

予約課に移り、
4月の給与も受け取ってはいたが、
それはCAとして働いた3月分の給与。
予約課としての給与は初めてだ。

電話に怯えながらも頑張った
この2ヶ月。
やはり給与を手にすると
テンションがあがるわね〜。

スキャン 2046

大喜びで給与明細を開けてたら

スキャン 2047

そりゃそうだ。
私たちが地上に降ろされた
理由はそこなんだから!

しかし、現実を受け止められず、
その晩はCAの同期と荒れた。

スキャン 2048

私は若かったのだ・・・。
今にして思えばあまちゃんだった。
今すぐあの頃の自分を殴ってやりたい!

スキャン 2050

しかし、そんなお節介おばさんは
現れず・・・だから、私は
その晩、考えてしまった。

スキャン 2041

そう決断した!
今年の有休はまるまる残ってる。
その有休を使い、
夏のボーナスをしっかりもらって
私は辞める!!

スキャン 2042

最後は
実にあっけなく幕を閉じた。
私は後悔していなかった。

それからは
気軽に父の仕事を手伝いながら、
通勤電車に揺られることも
電話に怯えることもなく、
穏やかな毎日。

秋には第一子を妊娠し、翌年に出産。

しかし、その後の子育ては
予約課以上の激務だった。
それなのに、それは当たり前で
なんの評価もされないし、
もちろん給料だってもらえるわけではなかった。

そんな時、思い出すのは
予約課で働いていた日々。
もしあのまま働いていたら・・・
そんなことをよく考えた。
産休だって、取れたのに・・・。

そんなある日、
予約課時代の給与明細が出てきて

スキャン 2043

久々に開いてみたら・・・

何がやってられないだと?

スキャン 2044

なんで安易に辞めてしまったんだ!!

そして、その時、
私は百恵さんじゃなく、
都はるみだったことを知った。

スキャン 2045

そう言って引退し、
また戻ってきたくなった都はるみ。

あぁもう一度戻りたいわ!!

スキャン 2049

でも、大物スターでもないはるみである
私にはもう帰る場所はないのだった・・・。


おわり


↑この絵をクリックお願いします。
ランキングに参加してます

twitter
Facebook
Instagram
You Tube


□■□■□■□■□□■□■□■□■□
今回、辞めた時のことを書きながら、あの頃の自分にムカムカしてしまいましたよ! 何も考えずに嫌だから辞めるみたいな!何度も書きながら、若かった自分を心の中で殴ってました。でも、あの経験があって、今の自分があるわけで、嫌だからとすぐには投げ出してはいけない!ことを学びました・・・。