お気に入りの俳優や作家に出会うと
片っ端から作品を制覇したくなる性分。

20代の頃、
ブラット・ピットにハマった時

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毎日のように
小さなレンタルビデオ屋に通い
彼の作品を借りては返すを繰り返してた。

ある日、いつものように、
私がレンタルビデオ屋に行くと
店員のお兄さん2人が

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こちらまで聞こえる大きな声、
まるでお前が犯人だろ?と言うように。


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ブラピの作品を制覇した後、
次にハマったのは・・・

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なぜニコラスにハマったのかは自分でも謎。
まったくタイプじゃないのにニコラスには中毒性があった。
そして、今も気になる俳優のひとり。

そんな私が今年ハマりまくったのが
垣谷美雨さんの小説。

年明け、本屋さんで見つけた
『後悔病棟』を読んですっかりハマり、
いつもの制覇したい病再発。

アラフィフになってから、

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そんな私が、学生時代のように本の虫。

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垣谷美雨さんの小説は、
頭に映像が浮かびやすいから
ストーリーの世界に簡単に入っていける。

個人的に思う垣谷さんの魅力は、
2パターンあって・・・。

パターン1は、
『子育て』『中年夫婦』『老後』
そんな話題がてんこ盛り。
アラフィフ世代には、共感する内容が多い。

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パターン2は、

現実ではありえないファンタジーな展開。
ワクワクドキドキ
童心にかえって楽しめるもの。
 

後悔病棟 



この話は、まさにパターン2。

33歳の女医・早坂ルミ子は、
余命いくばくかの末期癌の患者を診ている。
悪気はないのに、
つい不用意な言葉で患者を傷つけてしまう。

死を宣告され、
情緒不安定になってる患者に
精神安定剤を出すと言ったルミ子。

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ルミ子は「安らかに気持ちで暮らせます」
そういうつもりで言ったはずが、
「安らかに逝けます」と誤解されてしまったり。

そんなルミ子は
「患者の気持ちがわからない無神経な医者」
と言われていた。
ところが、ある日、

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なんとこの聴診器、
患者の胸に当てると心の声が聞こえてくる。

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その聴診器からは患者の心の声が
聞こえてくるのだ。

また聴診器を当てながら
目を閉じて願えば、

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死を目前にし、
あの時こうしていれば良かった
そんな後悔を抱える患者たちが

後悔を取り除くために、
あの時、選ばなかった人生を
ルミ子と見にいくという話。

性別も年齢もまちまちな患者4人の
もうひとつの人生が描かれている。

希望病棟


こちらは、後悔病棟の続編で
ルミ子先生から促され、
聴診器を拾った黒田摩周湖先生の物語。

そして、リセット


こちら、
過去にドラマになっているから、
知ってる人も多いと思うけど

三人の40代の女性が主人公。

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高校時代はほとんど話したこともない3人が
デパートでやってた故郷の物産展で偶然にも再会する。

せっかく会ったのだからと
3人で一緒に飲むことになる。
辿り着いた先は不思議なバー。

お互い相手を探り合いながら、
見栄を張りつつ、
高校卒業後の人生を報告し合い・・・。

やがてそれぞれが心の中で、
高校時代に戻り、人生をやり直したいという
想いがあることがわかる。

そして、その不思議なバーで
『高校三年生』という料理を注文した。

すると・・・
中身は40代のまま、
3人は高校3年生にタイムスリップしていく。

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さて、高3に戻れた3人は、
人生をそこでリセットしてくるのか?

読みながら、頭の中には
高校3年生の自分が浮かび・・・

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そんなことばかり考えてましたよ。

主人公の3人は外見こそ高校生だけど
中身は、図太い40代のおばさん。
これが本当に面白い。

知子の旦那は高校の同級生、
当時のリアル高校生の旦那と
中身おばさんの知子のやりとりも傑作。







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漫画はKindleで買うこともあるのだけど、基本、紙の本を買ってしまう。紙の本が好きというのもあるのだけど、貸せるからという理由もある。マリリンとは読書仲間で、面白い本があると貸し借りしてる。(学生か!)お互いの感想を言い合うのも楽しい。それと自分で買うと偏りがちだけど、自分では知らなかった本にも出会えるし、倍読めるというメリットもある。垣谷さんも貸し出して、マリリンも制覇したと。