からのつづき

泣きの電話はいつしか
レストラン巡りのせん妄ワールドに突入した。

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ある時、父はレストランにいた。

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ある時、父は旅館にいた。

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目下、父の不安は、
お金を一銭も持っていないことのようだ。

そして・・・
自らお金をおろしに行ったようだ。

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ついには、こんな考えに至ったのだった。

お金を持ってないのに、
なんでみんな親切にしてくれるのか?

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よく考えたものだ。
試しに、私は聞いてみた。

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思いつく、3文字の宗教団体を
片っ端から言ってみたのだが・・・

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まさか・・・?

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やめてよ!それ、宗教じゃないし!

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お金の心配を取り除いてあげなくては!

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そんな電話攻撃の日々の中

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ところが、ある日、
寝る時になって気づいたのだ。

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そうなると、今度は・・・

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しつこさを感じてる中
突然、プツリと途切れた時、
ふっと相手のことが気になる不思議。

そして、次の日、

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あら、やっぱりこれは恋?

やがて電話の間隔が空いていった頃
施設から連絡が入った。

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父、無事にショートステイから
ロングステイが認められたのだった!


 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







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お金がないのに、レストランや旅館に泊めてもらうことが心苦しいと訴えてきた父。姉と「偽物のお金(お金サイズの紙とか)、クレジットカード代わりにポイントカードみたいなものを持たせた方が安心するのかも」など考えた。でも、そのうち、お金の心配はしなくなった。電話も1日空き、2日空き・・・と間隔が空き、ついに父の本格的な入所が決まった。