父が施設に入ってから私たちは
ガラス越しの面談やビデオ通話を通して、
父の様子を見ることはできた。



でも、目が見えない父は
目の前に娘がいようが、画面越しだろうが
わからないわけで

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そう話してきたのだが、
父に直接対面できる機会がやってきた。

病院の定期検診だ。

半年に1度、父は大学病院で
定期検診を受けているのだが
施設に入った後でも、
それは家族が連れて行くことになっている。

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朝、父を施設に迎えに行き、
病院の受診に付き合い、施設に送り届ける。

たった数時間のことだけど
私たちはワクワクしていた。

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徐々に父の足腰が弱くなっているのは
施設からの報告書で知っていたし、

今までも自家用車に父を乗せるのは
結構大変だったこともあり・・・

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ということで、
今回、初めて介護タクシーを
利用してみようということになった。

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まずは、地元の介護タクシーの会社に
電話してみることにした。

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知らなかった!
普通のタクシーと同じなの?
さらに父は障害者手帳を持ってるため
10%割引にもなるという。
ソッコー、その場で申し込む。

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姉からは口うるさく言われた。

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「父を病院に連れて行く!」
それは、姉と私の中では
一大イベントになっていて・・・

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大の大人が、まるで小さい子供みたい。
遠足をワクワク待ちわびるそんな気分で
その日まで過ごしていたのだった。

つづく







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父に会うだけなのに、なぜか姉も私も妙にワクワクしてた。子供か?と自分で自分に突っ込んだりしながらも。まぁ、父にとっては、(大きな)子供なんだけど。