東京は、11月に入ると
紺色の服を着た親子が目に入る。

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目の前の親子に向かって、
思わず心の中で叫んでしまう。

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そんな親子を見るにつけ
ある思い出が蘇ってくる。

あれは、次女が小学校受験の準備をしていた頃。

紹介でしか入れない
毎年すごい合格率を出す、
カリスマ先生の個人塾。

なんとかツテを使い、
夏期講習に入り込めた私は

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ぬか喜びと緊張感を抱え、
その教室に通い始めた。

親は子どもたちが見える位置で
常に授業を観察する。

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その日は、集団行動の授業があった。

集団行動は、
グループで与えられたゲームや遊びなどを
子どもたちだけで相談して行う。

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先生が言った。

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犬、猫、ニワトリは2人ずつ
ロバと泥棒は1人ずつです。

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子どもたちが集まって相談し始めた。

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後ろの席でドキドキして見守る母。
さて、次女がどう動くか・・・?

つづく





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あれから何年経ったんだろう?9年? でも、今思い出しても、胸が苦しくなる。だから、この季節、紺色の服を着た小学校受験の親子を見ると『おかあさーん』とエールを送りたくなる。←気持ちわかるゆえ