からのつづき

軍艦ミズーリ記念館から再びバスに乗り
太平洋航空博物館へ。
 
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ここでは、37、79番格納庫が見学できるという。

まずは、37番格納庫へ。
太平洋戦争で使われた航空機が展示されている。

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 ガイドさんが説明してくれた。

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↓これです
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「ニイハウ島事件」

手ぶらでの参加だったからメモも取れず。
今、ガイドさんの話を思い出しつつ、
調べながら簡単に説明しますね。

12月7日、空母「飛龍」を飛び立ち、真珠湾攻撃に参加した零戦が、トラブルに巻き込まれ、ニイハウ島に不時着した。

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パイロットは、西開地重徳一飛曹(21歳)

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ニイハウ島は、私的所有地であり、当時はロビンソン家が所有していた。(ちなみに今も個人所有のため、ヘリコプターによる公認ツアーのみでいろんな制約がある)住民のほとんどはハワイ先住民で、公共語はハワイ語。

不時着した際、島民は、真珠湾攻撃のことはまだ知らなかった。しかし、アメリカと日本の関係が悪化していることは知っており、島民のペレ・カナヘレは、急いで零戦から銃と書類を奪った。それに気づいた西開地(敬称略)が「返してくれ!」と交渉しても言葉が通じない。

そこで、ハワイ生まれの日系アメリカ人二世の原田義雄が通訳に呼ばれた。彼の妻・梅乃も日系アメリカ人二世だった。

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西開地は原田の友好的な態度に心を許し、真珠湾攻撃のことを告げた。原田は「非日系人にはそのことは伝えないでおこう!」ということにした。幸いこの島には、電話も電力も来てない。

しかし、翌日、住民は電池ラジオで、真珠湾攻撃のことを知る。西開地を米軍に引き渡そうとする島民と書類を取り返したい西開地。原田はその間に入り、苦悩する。最終的に、原田は
「書類を取り返したい」という西開地の味方になり、協力することにする。

原田と西開地は、書類を奪う強行突破に出たものの、島民により、西開地は殺害され、原田は自害する。のちに、その作戦に協力した妻・梅乃は国家反逆罪で捕まり、2年9ヶ月の収容所生活を経て釈放されるが、世間の目は冷たく、大変な苦労をされたという。

今回、このブログを書くにあたって
ニイハウ島事件について書かれた記事を
いろいろ読んで、思ったことがある。

ガイドさんがツアーに参加した時に話していた

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この言葉を思い出した。

この博物館のパネルの原田義雄さんのところには「西開地と共謀して島の制圧を図った日本人労働者」と書かれているし、零戦から銃と書類を奪ったカナヘレ氏は「ニイハウ島事件の功績で、功績勲章と紫心勲章を受けた」と記されている。アメリカ側、日本側ではそれぞれ見方が違う。両面から見て、自分なりの考えを持てばいいと思った。

さて、その他にも
こんなユニークなサメの戦闘機。
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なんでこんな絵が描かれてるんだろうと調べたら、機首に大きなラジエーターがついていて、その形状がサメの頭のような形をして

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ここでガイドさんの説明は終わり。

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後ろのシュミレーターはこちら。

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こういう時、K美は本当に行動が早い。

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K美の行動力に脱帽だ。

すぐに乗れた。
係の人から、簡単な操縦方法を聞き、いざ!

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扉が閉まり

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中には、モニターがあり、
今、見えている風景が映し出される。

いざ!

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ぐるぐるぐる!

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K美の絶叫が外まで聞こえてくる。

そして、降りてきたK美は…

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夫と長女。
この二人は三半規管弱いペア。

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そして、次女と私。

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ところが、乗ってわかったわ!
戦闘機は、まるで暴れ馬よ!
全然、言うことを聞かない←そんなことない?
トム(クルーズ)、あなたを尊敬するよ!

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外に漏れる私たちの叫び声を聞きつけ、
いつしか大人気アトラクションに!

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三半規管やられまくりからの猛ダッシュ!
集合時間内にバスに乗り込めた。



 

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今回、アリゾナ記念館と79番格納庫には時間がなくて行かれなかったが、パールハーバーツアーよかった。行かれなかったアリゾナ記念館へは、いつか個人で参加してみたいと思う。今回、パールハーバーについての記事、すごく頭を使った。戦争について書くのは難しい…