娘らも成長し、夫婦2人だけの休日を
過ごすことが多くなった。

暇を持て余した中年夫婦は
よくいろんなところに出かけるようになった。


あれは、ある金曜の晩のこと。


けんちん1

真っ先に鎌倉が出たのは、
たまたま原坊(原由子)の「鎌倉物語」を聴いた後だったからw

でも、鎌倉って
日帰りで行くにはちょうどいい距離。

行き先は、鎌倉に決まった。


今は本当に便利になった。
AIに滞在時間と希望を入れれば、
理想のモデルコースを考えてくれる。


けんちん2

けんちん汁、知ってる?
知らない方に説明すると


けんちん3

お肉は入ってない精進料理ね。


なんと元祖・けんちん汁が
建長寺の門の前にある『点心庵』で
食べられるという!
点心庵は行列ができる人気店らしい。


ということで、決まったわ!


けんちん4−1

建長寺到着!
正確には、建長寺門前の『点心庵』に到着。
まだ行列もできていない。


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庭の見える和室に通された。いい雰囲気!

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出されたお水もなんだか体の良さそう。


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湘南しらすと横浜地卵の雑炊も美味しそうだけど、
目的は、けんちん汁ね!

けんちん5

メニューには、けんちん汁の伝承が
描かれたページがあった。
これがなかなか面白かったので紹介。


けんちん6

確かに「建長寺汁」(けんちょうじじる)言いづらいわ!

そして、こんな話も書いてあった。

昔、小坊主さんが食事の用意のため
豆腐を運んでいたら、あやまって落としてしまい


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それを見ていた和尚さん


けんちん8

そんな説もあるのだという。

だから、けんちん汁のお豆腐は、
崩しては入っているのか!

そして、最後のページは

けんちん9

料理が出てくるまで、
坐禅堂を見学することにした。


建長寺が坐禅発祥のお寺というだけあって、
こちらの坐禅堂も実に趣があってステキ。


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けんちん写真

夫の嫌味は軽くスルーね。

席に戻ると、ちょうどけんちん汁が運ばれてきた。


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おぉ、これが元祖・けんちん汁か!

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素朴だ! その素朴さがいい!

早速いただいてみる。

ほのかなごま油の香ばしさ、
野菜の味が生きて、ヘルシーで温かさが身に染みる。


けんちん10

体にじんわり染みてくる優しい味。
派手さはないけれど、
気づいたらまた食べたくなる。
これぞ、日本のスープ。


でも——


けんちん11

そうなのだ。

美味しくて、
野菜もたっぷり摂れて、
しかも歴史もある。


なのに——
けんちん汁は、そこまで知られていない。
むしろ、けんちんうどんの方が
知られているくらい。

もったいない。


けんちん12

そう、
“また”である。
思い立ったら動かずにはいられない性分!


頭の中に浮かんだのは、
お付き合いのあるモンマルシェさんの顔。


けんちん汁追加1

鎌倉散策中の頭の中、
原坊の『鎌倉物語』をBGMに
けんちん汁がグルグル回ってた。


帰りの電車の中、メールを打つ!
モンマルシェさん、
こういう企画、嫌いじゃない?はず。

ダメ元でいい。
とにかく、
この気持ちが熱いうちに!


けんちん13

送ってしまった。

数分後——


けんちん14

けんちん汁追加−2

まだ始まったばかり。
いや、まだ始まってもいない。

でも、こうして、
建長寺での一杯から始まったこの思いつきは、
まさかの
“けんちん汁再発見プロジェクト”へと発展していくのであった。
つづく

そして、お約束通り。
毎年好評の『母の日ギフトセット』のお知らせです!

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「ちゃんと食べてる?」と思う気持ちも、

「たまにはゆっくりしてね」と願う気持ちも、
たぶん同じ。


離れて暮らすお母さんにも、
毎日バタバタなお母さんにも。

レンジで1分、すぐにできるスープに、
野菜と一緒に、優しさをぎゅっと込めて。

それぞれの場所で、それぞれの毎日に、
ほっとする時間を贈りませんか?

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みなさんのおうちでは、けんちん汁作られますか? うちも昔から普通に作っていたんですが…。先日、建長寺を訪れて知ってしまいました。あれ、うちのけんちん汁――偽物だったと。だって精進料理なのに、うちのは、しっかり“お肉入り”。