もう30年くらい会えてないが、
大切な親友がいる。

彼女の名前はYUKO。
知り合ったのは、私がCAをしていた20代前半の頃だ。

サンタモニカのショッピングモールに
ジェームス・リジィの絵を扱っている画廊があって、
LA便が入るとショッピングがてら
私はいつもその画廊に立ち寄っていた。

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YUKOはその画廊で働いていた美大に通う学生だった。

月に一度か二度会ううちに仲良くなり
一緒にご飯を食べに行ったり、
いつしか気のおけない友達になっていた。

いつも LAに行くと、
仕事を終えた YUKOがホテルまで迎えにきてくれ、
一緒にご飯を食べに行って、
お腹がいっぱいなのに、
スーパーで太りそうなお菓子を大量に買って、
朝まで部屋でおしゃべりした。

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恋愛、家族のこと、ペットのこと、
仕事のこと。
朝までおしゃべりしても、
いつもしゃべり足りないほど
20代の私たちはしゃべることがたくさんあった。

でも、一番多くを語ったのは、
夢の話だった。

当時、私は物書きになりたくて、
YUKOは絵本作家になりたくて
自分たちの夢の話を熱く語り合っていた。

まだ若かった私たちは
希望と自信に満ち溢れてて、

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そんな話をホント飽きもせず
朝まで語り合っていた。

私が CAを辞めることになり、
今までのようにLAで会えなくなるからと
最後に、夫とYUKOの3人で
 LAからラスベガスまで一緒に旅行をした。

最後は涙の別れ。

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それからは手紙のやり取り。
やがて、手紙は週に一度の FAXに代わり、
(FAX、懐かしい)

その後、長女が3歳くらいの時、
 YUKOが日本に遊びに来てくれた。
会ったのは、それが最後。

別に仲が悪くなったわけではなく、
ただ会えなかっただけ。
私は子育てに追われていて、
子連れでのLAが遠く感じたり…

YUKOも仕事が忙しかったり、
結婚して、ニューヨークに引っ越したり…
コロナ禍を機に、メキシコに引っ越したり…
会えるタイミングを逃してきた。

でも、いつもYUKOが身近にいて、
私がBLOGを始め、
その後、BLOGが本になった時、
YUKOは自分のことのように喜んでくれたし

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姉が闘病中は、
泣いてる私の話を長い間聞いてくれ
寄り添ってくれた。

と長々と2人の関係を綴ってみたが、
再び、あのホテルで語り明かした時に戻そう。

私は今、あの頃、
私たちがいた部屋のドアを開ける。

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今度は私が若いYUKOに伝える番だ。

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そうなんですよ!
YUKOの絵本が出版された!

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主人公はこの1匹の小さな野良犬
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心あたたまる、1匹の野良犬が“ずっとのおうち”を見つけるまでの旅を描いた絵本。

小さな野良犬は、ひとりで街をさまよっている。
大きな街の騒音や、冷たい雨に打たれること、食べ物の取り合いをする大きな犬たち——出会うものすべてが怖い。そんな毎日は大嫌いだ!

そして何より嫌だったのは、動物保護施設に捕まってしまい、無理やり体を洗われてきれいにされること。
でも、ある家族が彼を選び、家に連れて帰ったことで、すべてが変わりはじめる。
ボール遊びの楽しさ、おいしいごはん、そしてずっと愛されること——
少しずつ、「好きなもの」を見つけていく。

豊かな絵と最小限の言葉で、デビュー作家・イラストレーターのYuko Toriiが、人生のどんな一歩にも感謝することの大切さを描いている。
(Amazonから)


YUKO、出版おめでとう!
私がメキシコに行く時が先か
この本の日本語訳が出て、
YUKOが日本に来る時が先かわからないけど
会える日を楽しみにしてる!
積もる話を朝までしよう!
大量のスナック菓子を食べながら。


My Someone: A Pet Adoption Story (English Edition)
Torii, Yuko
Rise x Penguin Workshop
2026-03-03




   

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YUKOから出版社ペンギン・ランダムハウスと契約したと連絡が来た時、真っ先に頭に浮かんだのは、いつも2人で語り明かしたLAのホテルの一室。できるなら、この絵本を持ってあの部屋のドアをノックしたい。